秋分の日の午後、山形県村山市の東沢バラ公園で、山形弦楽四重奏団の演奏会を聴きました。今朝は涼しく農作業日和でしたので、午前中にたっぷり草刈りをして汗をかき、シャワーを浴びて着替えもそこそこにお昼をかきこみ、車で東沢バラ公園へ。入り口で入園料400円を払い、ログハウスに急ぎます。時間前に到着しましたので、コーヒーで一服できました。
さて、山形弦楽四重奏団の皆さんが登場。左から第1ヴァイオリンの中島さんはダークグレーのシャツにノーネクタイで。第2ヴァイオリンの駒込さんは、グレーのノースリーブにロングスカート。髪型が短くなり、とてもよくお似合いです。チェロの茂木さんは、ダークグレーのシャツに斜縞のネクタイ。汗よけでしょうか、楽器にもバンダナをつけています。ヴィオラの倉田さんは、上下とも黒一色で統一して、ぐっと渋いスタイルです。
最初は、幸松肇作曲「弦楽四重奏のための四つの日本民謡第1番」から。こちらは、(1)さんさ時雨(2)そーらん節(3)五木の子守唄(4)ちゃっきり節、の四曲が、それぞれ第1楽章~第4楽章という構成になっています。
第1楽章、ヴィオラで「さんさ時雨」の旋律が始まります。次いでチェロが旋律を歌い、ヴィオラがハーモニーを。さらに第1ヴァイオリンに移り、という具合。とてもすてきな旋律です。
第2楽章、「そーらん節」はリズミカルに第1ヴァイオリンがリード。裏拍のようなリズムが面白い音楽です。
第3楽章、「五木の子守唄」もヴィオラが旋律を奏して始まり、ヴァイオリンの移ります。そしてチェロが少し開放的に。半音階ふうの部分をはさみ、チェロのピツィカートの中で高音弦が旋律を再現します。
第4楽章、「ちゃっきり節」は、リズミカルで楽しい、粋でいなせな風情がよく出た音楽です。
次は、第1ヴァイオリンを中島さんから駒込さんに交代し、チャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」です。これはもう、駒込さんの台詞ではないですが、「どクラシック」、超有名な音楽。言葉は不要ですね。そうそう、一つ発見がありました。最後の終わり方が、どうも「アーメン」のような気がする。
それから、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の第1楽章を。これも、もう超有名曲ですので、今さらのような言葉は不要です。この音楽が、ずっと続くといいなぁと思いながら聴きました。
さらに、バラ公園での演奏会にちなんで、「バラが咲いた」と「百万本のバラ」を。これは昨年も聴きましたが、編曲も素敵で、何度聴いてもいいものです。東沢バラ公園のお土産用に、山形弦楽四重奏団の演奏で小さなCDを作ってほしいほどです(^o^)/
親しみやすい曲目が続きます。「小さい秋見つけた」、「千と千尋の神隠し」から「命の名前」。ログハウスに集まったお客さんも、一曲ごとに拍手をしながら、ほんとに楽しそうです。
後半は、第1ヴァイオリンが再び中島さんに代わり、幸松肇作曲「弦楽四重奏のための四つの日本民謡第2番」です。(1)八木節(2)南部牛追歌(3)おてもやん(4)会津磐梯山、の四曲からなる音楽。先の定期演奏会で演奏した曲目とのことですが、あいにく仕事で行けなかったので、今回聴くことができて嬉しい!
第1楽章、「八木節」、太鼓のバチで樽を打つような音も入り、リズミカルで活気のあるアレグロ楽章です。
第2楽章、チェロが朗々と「南部牛追歌」を導入すると、旋律はヴィオラ、第2ヴァイオリンがオブリガート。なかなか魅力的な緩徐楽章ですね。チェロがギターのアルペジオふうに指でぽろん。いい歌です。
第3楽章、4人とも弓を置き、ピツィカートで「おてもやん」を演奏します。強くはじくだけでなく、ピゥ~っとズラシのテクニックも入り、面白い効果です。文字通り諧謔的なスケルツォ楽章に相当するのでしょうか。
第4楽章、本作品はただ民謡を編曲した音楽ではないことを示す、現代的な緊張感を持った「会津磐梯山」。見事なフィナーレ楽章です。
たいへん魅力的な作品だと思います。先の定期演奏会には、作曲家の幸松肇さんご自身が来形されていたとか。お話もお聞きしたかったのにと、今更ながら残念無念です。
アンコールに「ふるさと」を聴きながら、今年も元気で「バラ公園で弦楽四重奏」を聴くことができる幸せを感じておりました。終演後、バラのソフトクリームを食べ、少しだけ散歩をして、所用で親戚の家を回ってから帰りました。うーむ、今日も充実した一日だったぞ(^_^)/
さて、山形弦楽四重奏団の皆さんが登場。左から第1ヴァイオリンの中島さんはダークグレーのシャツにノーネクタイで。第2ヴァイオリンの駒込さんは、グレーのノースリーブにロングスカート。髪型が短くなり、とてもよくお似合いです。チェロの茂木さんは、ダークグレーのシャツに斜縞のネクタイ。汗よけでしょうか、楽器にもバンダナをつけています。ヴィオラの倉田さんは、上下とも黒一色で統一して、ぐっと渋いスタイルです。
最初は、幸松肇作曲「弦楽四重奏のための四つの日本民謡第1番」から。こちらは、(1)さんさ時雨(2)そーらん節(3)五木の子守唄(4)ちゃっきり節、の四曲が、それぞれ第1楽章~第4楽章という構成になっています。
第1楽章、ヴィオラで「さんさ時雨」の旋律が始まります。次いでチェロが旋律を歌い、ヴィオラがハーモニーを。さらに第1ヴァイオリンに移り、という具合。とてもすてきな旋律です。
第2楽章、「そーらん節」はリズミカルに第1ヴァイオリンがリード。裏拍のようなリズムが面白い音楽です。
第3楽章、「五木の子守唄」もヴィオラが旋律を奏して始まり、ヴァイオリンの移ります。そしてチェロが少し開放的に。半音階ふうの部分をはさみ、チェロのピツィカートの中で高音弦が旋律を再現します。
第4楽章、「ちゃっきり節」は、リズミカルで楽しい、粋でいなせな風情がよく出た音楽です。
次は、第1ヴァイオリンを中島さんから駒込さんに交代し、チャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」です。これはもう、駒込さんの台詞ではないですが、「どクラシック」、超有名な音楽。言葉は不要ですね。そうそう、一つ発見がありました。最後の終わり方が、どうも「アーメン」のような気がする。
それから、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の第1楽章を。これも、もう超有名曲ですので、今さらのような言葉は不要です。この音楽が、ずっと続くといいなぁと思いながら聴きました。
さらに、バラ公園での演奏会にちなんで、「バラが咲いた」と「百万本のバラ」を。これは昨年も聴きましたが、編曲も素敵で、何度聴いてもいいものです。東沢バラ公園のお土産用に、山形弦楽四重奏団の演奏で小さなCDを作ってほしいほどです(^o^)/
親しみやすい曲目が続きます。「小さい秋見つけた」、「千と千尋の神隠し」から「命の名前」。ログハウスに集まったお客さんも、一曲ごとに拍手をしながら、ほんとに楽しそうです。
後半は、第1ヴァイオリンが再び中島さんに代わり、幸松肇作曲「弦楽四重奏のための四つの日本民謡第2番」です。(1)八木節(2)南部牛追歌(3)おてもやん(4)会津磐梯山、の四曲からなる音楽。先の定期演奏会で演奏した曲目とのことですが、あいにく仕事で行けなかったので、今回聴くことができて嬉しい!
第1楽章、「八木節」、太鼓のバチで樽を打つような音も入り、リズミカルで活気のあるアレグロ楽章です。
第2楽章、チェロが朗々と「南部牛追歌」を導入すると、旋律はヴィオラ、第2ヴァイオリンがオブリガート。なかなか魅力的な緩徐楽章ですね。チェロがギターのアルペジオふうに指でぽろん。いい歌です。
第3楽章、4人とも弓を置き、ピツィカートで「おてもやん」を演奏します。強くはじくだけでなく、ピゥ~っとズラシのテクニックも入り、面白い効果です。文字通り諧謔的なスケルツォ楽章に相当するのでしょうか。
第4楽章、本作品はただ民謡を編曲した音楽ではないことを示す、現代的な緊張感を持った「会津磐梯山」。見事なフィナーレ楽章です。
たいへん魅力的な作品だと思います。先の定期演奏会には、作曲家の幸松肇さんご自身が来形されていたとか。お話もお聞きしたかったのにと、今更ながら残念無念です。
アンコールに「ふるさと」を聴きながら、今年も元気で「バラ公園で弦楽四重奏」を聴くことができる幸せを感じておりました。終演後、バラのソフトクリームを食べ、少しだけ散歩をして、所用で親戚の家を回ってから帰りました。うーむ、今日も充実した一日だったぞ(^_^)/