電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ASAhIパソコン創刊時のチラシを発見

2008年12月09日 07時06分29秒 | 手帳文具書斎
昔のシステム手帳のバインダーを調べていたら、朝日新聞社から1988年10月に創刊された「アサヒパソコン」誌の、創刊時のチラシを発見してしまいました。正式には「ASAhIパソコン」といい、なぜか h だけが小文字になっているのが不思議でしたが、チラシ自体がB5判でしたので、そのまま折り畳んでバイブルサイズのシステム手帳にはさんでいたのでしょう。それで、リフィル保管用のバインダーに残っていた模様です。

本誌は、社外のライターだけでなく、記者が書いていた珍しいパソコン雑誌、という印象を持っていました。当然のことながら記者の企画倒れの記事もあって、せっかくマックユーザーに誘導しようと目論んだのに、俵万智さんがオアシスに転んでしまい、マジマさんは悲しんだろう、などと想像していました。



思えば、この頃は、システム手帳が大流行していた時期と重なり、パソコンやワープロを使ってリフィルを自作するのが流行っていたように思います。私も自作のプログラムで毎月のスケジュールを打ち出していました。少し厚手の紙で、たとえば京大式のB6カードなどを小型の熱転写プリンタにセットし、一ヶ月分のスケジュールを入力・印刷して、カッターやパンチでリフィルに仕立ててバインダーにセットする、というようなやりかたです。ルーズリーフ用の26穴パンチを転用していたことが、上の写真の穴の数からわかります。今でもこの頃のテクニックは使っており、個人的によく使うパーソナル・データは、紙質の良い、やや厚手の紙にプリンターで出力し、リフィルサイズに裁断して使っております。

当時は、システム手帳のリフィルを印刷するための、かなりのお値段の専用ソフトウェアも人気を博しておりましたので、パソコンの用途の一つに、システム手帳のリフィルの自作というのがあったのだと思います。フィッシングやスパムなんてのが流行るネット時代の現在には信じられないほどの、のどかさです。
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