電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

世代とご贔屓

2010年06月25日 06時08分16秒 | Weblog
「巨人・大鵬・卵焼き」という言葉がありました。ある年代の人たちが子供のころの「ご贔屓(ひいき)」の対象を表す言葉でしょう。そして、どうやら世代と「ご贔屓」とは、かなり強い相関関係があるようなのです。たとえばママさんバレー世代には、ニチボー貝塚や「アタック・ナンバー1」などの共通項がありますし、そろそろもう若くはない(?)年代で公道を爆走するおアニイさんたちには、スーパーカー・ブームと「サーキットの狼」という共通項があるのかもしれません。そういえば、昭和の終わりごろに中・高校生だった方々の中には、もしかしたら「チェッカーズ命!」や「アルフィー中毒」だったという方も少なくないのかも(^o^)/

SPレコードからLPに変わって感激した経験を持つ世代(当方よりチョイ上の世代)であれば、フルトヴェングラー、トスカニーニ、ブルーノ・ワルターがご贔屓の三羽烏でしょうし、ステレオ時代になると、カラヤンやバーンスタインあたりでしょうか。その点から言えば、プロ野球にはとんと縁がなく、相撲は柏戸のファンで、卵焼きよりは漬物が好き、という可愛げのない子供だった当方でも、大阪万博の前後にジョージ・セルの演奏・録音に魅せられたように、1970年前後に似たような経験を持つ同世代の方々も少なくないのでは、と考えております。

ところで、飯盛・山響や山形弦楽四重奏団がご贔屓の方々は、世代というよりは、どうやら地域共通、あるいは地域をこえている面もあるようで、大慶の至りです(^_^)/
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