電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

週末は雨降りの予想、しかも時ならぬ大雨か〜サクランボはどうなる?

2019年06月15日 06時02分55秒 | 週末農業・定年農業
我が家のサクランボは、早生種の「紅さやか」の収穫と出荷を終え、初めて「正光錦」を出荷し、本命の「佐藤錦」の収穫と出荷が始まりました。「正光錦」は、早生種にしては味が良い品種だと思います。亡父の頃からお願いしている雇人の人たちにも快く協力してもらい、ここ数日、赤く色づいたところから、早もぎの「佐藤錦」の出荷を始めたところです。例えばこんな風に。




ところが、この週末、今日と明日は雨降りの予想。しかも、例年には見られないような大雨だとか。最悪です。皮が薄くて柔らかい「佐藤錦」が、実割れして出荷できなくなる可能性が大です。亡父の時代に、雨のため一度だけ平年の3割〜4割の収穫となったことがありましたが、あれも17〜18日頃の降雨だったような気がします。うーむ、これは午前中に急いで収穫した分を、依頼された皆さんに送ることになるのだろうか? 「佐藤錦」本来の味になるには、本当はあと数日あったほうが良いのだけれど、そこまで待つと、雨のためみな実割れしてしまうだろう。難しい判断です。今のところはまだ雨が降りだしてはいませんが、今日のお天気の模様を見ながら、決断することとしましょう。

ところで、佐藤錦が終わってから中心となる晩生種の「紅秀峰」「南陽」も上々のでき具合です。露地栽培の宿命で、これも雨で全滅する可能性があります。もったいないけれど、農業はお天気商売。諦めて、来年のお天気に期待することになるのかも。写真は、その「南陽」の現状です。




大玉で身が固く、食べでがある晩生種のサクランボですが、残念ながら酸味はそれほどでもなく、「上品な甘さ」=「糖度がいま一つ」な品種です。その点が納得できれば、単価が意外に低いので、お得な品種かもしれません。たぶん、出荷価格は「紅秀峰」の半額〜6割くらい? 食べてみては、やっぱり「佐藤錦」と「紅秀峰」がダントツの人気ですが。

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