電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

パイロット色彩雫「紺碧」インクについて

2019年06月13日 06時03分34秒 | 手帳文具書斎
パイロットのインクで、色彩雫シリーズの「紺碧」を購入したのは、2012年の夏でした(*1)。色の鮮やかさは気に入りましたが、同時に購入した「プレラ」透明軸は細字でしたので、いまひとつ書き込んだ紙面の印象が薄く、中字以上の太さのほうが似合う(*2)と感じて、中字の万年筆で使うようにしてきました。とりわけ、備忘録ノートのタイトル行をこのインクで書くと、鮮やかな明るい青色の文字がパッと目立ちます。

ただし、キャップレス万年筆の機構を売りにしている同社のインクの特徴なのか、インクフローは良いのですが、とにかく裏抜けして紙を選びます。今まで自分が使ってきたノートで言えば、ツバメノートとライフのノート、コクヨではキャンパス・ハイグレード澪くらいで、定番のキャンパスノートでも写真のように部分的に裏抜けすることがあり、あまり感心しません。

いろいろとお騒がせな TWSBI 社の VacMini 万年筆に吸入し、インクフローの良さを活かして途切れず書くことができるようになり、直近では4月初旬に吸入した分が5月上旬にはもう追加補給するという状況でした。ただし、ボトルの残量がそろそろ厳しくなってきており、今のところ瓶を傾けて吸入できるけれども、これ以上に減ってしまうと、吸入できない事態となります。スポイトでカートリッジに充填する方法ではまだ対応できそうですが、さて、このインクを追加購入しておくべきだろうか。

うーむ。ここは考えどころです。同シリーズの「朝顔」は、娘にもらったモンブランの「ロイヤルブルー」が意外に裏抜けしないことが判明してから、青色が気に入った妻にあげてしまいました。ワタシ自身は、むしろインクは色の魅力だけではすまされないと実感しているところです。

(*1):パイロットの「色彩雫」シリーズから「紺碧」と、万年筆「プレラ」透明軸を購入する〜「電網郊外散歩道」2012年7月
(*2):「紺碧」インクを生かすには中字〜太めのほうが良さそう〜「電網郊外散歩道」2012年9月
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