電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

桃「あかつき」の季節

2021年07月31日 06時01分02秒 | 週末農業・定年農業
7月も最終日、明日から8月になります。いよいよ桃「あかつき」の収穫時期です。昨日は亡父の命日でしたので、桃「あかつき」を供えました。亡父が育て出荷していた桃「あかつき」の樹(*1)はすでに枯れて久しく(*2)、今の樹は5年前に私が植えたものです。桃栗三年と言いますが、文字通り三年目から収穫できるようになり、昨年までは自家用が主でしたが、今年は初めて出荷できる予定です。

ところで、昨日は農協で桃「あかつき」の目揃え会が開催されました。生産者が出荷をする際に、「特秀」「秀」などの選果基準を共通にしておきましょうということで開催されるもので、果実の色、状態、キズや病虫害の有無などで評価するものです。ただし、見た目を重視する市場中心の選果基準とは別に、実際に食べる立場での見方というのもありまして、我が家の場合はこんなふうです。

  • 実の色は程よく赤みがあるものが望ましい。異常に真っ赤なものは、キズや虫食いなど外的刺激に対する反応として真っ赤になっている場合がある。少し黄緑色を残している実はまだ固いので、数日余分に間をおいて熟してから食べるほうが良い。
  • 収穫直後はまだガリガリと固いので、数日間をおいてから食べるとちょうどよい固さになる。このへんは、固いのが好きな人は早めに、柔らかい実が好きな人はゆっくり追熟させてから食べるとよい。産直の場合は当日〜翌朝出荷が多いが、市場経由だと収穫と集荷と輸送に1.5日、市場から販売店に回って0.5日、店頭で1日と3日くらいは経過していることが多いので、熟した赤い実ほど柔らかくなっていることが多い。
  • 色と糖度はかならずしも比例しない。果実1個あたりの葉の枚数が多いほど(40〜60枚)糖度は高くなり、甘くなる。逆に実の周囲に葉が多ければ紫外線量が減少して赤く着色しにくくなる。程よく(中程度に)赤いくらいがちょうどよい。
  • 5kg一箱あたり16玉〜18玉くらいが食べやすい大きさか。1人1日1個ずつ皮をむいて食べたとすると、3人家族で5〜6日、4人家族で4〜5日くらい。丸かじりしやすい大きさは、20玉くらいか。
  • 日数が経過し軟化していたんでしまった桃は、損傷部分を避けて小さめに切り分け、プレーンヨーグルトをかけて食べると美味しい(*3)。お好みで蜂蜜をたらしたりすると、最高(^o^)/

これから8月上旬〜中旬は「あかつき」、8月下旬〜9月上旬は「川中島白桃」など、桃の季節に入ります。まだまだ暑いけれど、桃好きには嬉しいシーズンです。



(*1): 「あかつき」という桃の収穫〜「電網郊外散歩道」2014年8月
(*2): 桃「あかつき」がボッキリ折れた〜「電網郊外散歩道」2016年7月
(*3): 桃の収穫が終わった〜今年の出来具合は〜「電網郊外散歩道」2017年9月


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