電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

妻の外出でお昼に冷製パスタを作る

2022年07月16日 06時01分56秒 | 料理住居衣服
先日、妻が地域の活動の一環で外出することとなり、老母と二人の昼食を頼まれました。冷蔵庫内の材料を見てみたら、さほどのものはない模様。では、自前の材料でできるものと考え、トマトとツナ缶を使った冷製パスタに決定。

パスタとツナ缶とオリーブオイルと調味料以外は、レタスもトマトも青シソもほとんど自給、青シソはあわてて裏の畑から摘んできたものです。シソの葉8〜9枚をくるくると巻いて包丁で千切りにし、これをさらにみじん切りにして、醤油と酢各50mLに砂糖を大さじ1加えて調味料をつくります。トマト1個を角切りにしてツナ缶とまぜ、青じその調味料を加えてマヨネーズを追加、よく混ぜて冷蔵庫で冷やしておきます。
ふつうよりも長めにパスタを茹で、冷水で冷ましてザルで水を切り、冷蔵庫で冷やしたソースを混ぜ合わせて供します。



老母は半量に減らしましたが、美味しく食べてくれたようです。完食後のデザートは「あんみつヨーグルト」。要するに、市販のあんみつにヨーグルトをかけたものですが、見た目は逆のほうが良かった。ヨーグルトにあんみつを載せたほうが、見栄えがします。



ちなみに、あんみつはこれ。1人分には多いけれど、2人で分けるにはヨーグルトの一緒に食べるくらいでちょうどよい。口の悪い人なら、「水増しあんみつヨーグルト」というだろうなあ(^o^)/



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IPv6に移行する理由〜その社会的背景

2022年07月15日 06時00分58秒 | コンピュータ
インターネットは、文字どおりネットワーク間をつないだものという意味になりますが、これを支えるものとして、TCP/IP があります。このうち、IP すなわち Internet Protocol には、従来の IPv4 と現在移行中の IPv6 とがあります。IPv4ではコンピュータのアドレスを指定するのに nnn.nnn.nnn.nnn という32ビットで表しますが、これだと10の10乗、単純化すれば約40億台のコンピュータが接続できることになるといいます。

ところが、簡単に言えば接続される情報機器の台数が増えて、これではまかないきれなくなっているという現実があります。私の手元にある本、例えば『The UNIX Super Text (下)』(第2版、2003年刊行)ではコラムで2010年頃に枯渇すると紹介(p.801)していました。特に、スマートフォンが普及し、テレビなど家電がインターネットにつながり、やがてEVが普及すると自動車のさまざまな部品がそれぞれインターネットに接続されるようになれば、コンピュータの台数を基礎に設計されたアドレスの枯渇は当然のことでしょう。

そこで、IPv6 に移行することになりますが、IPv6 ではアドレスは128ビットで表され、単純に言えば10の38乗の機器を接続できることになります。このように考えれば、IPv6への移行は当然となります。『The UNIX Super Text(下) 第2版』では、IPv6 の特徴として、このような広いアドレス空間の他に、盗聴や改ざんを防ぐ暗号技術の導入、音声や動画など時間軸を持つデータへの支援、ネットワーク接続設定の自動化などが挙げられており、よく考えられているようです。

遅まきながら私も重い腰を上げ、IPv6 に移行することになります。せっかくの自宅内有線LAN環境を生かす意味でも、スマートフォンやタブレット等のWi-Fi利用のため補助的に設置しているリビングの無線LAN環境をもう少しアップデートして、IPv6環境への移行を迎えたいものです。

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インターネット環境のIPv6対応とひかり電話の契約の変更など

2022年07月14日 06時00分45秒 | コンピュータ
2001年に自宅の主な部屋にLANケーブルを引く工事をして、以後はずっとこの環境をベースにしています。はじめはISDNでしたが、速度の問題からADSLに変更、距離の問題で接続の不安定さに悩まされました。2007年にADSLからフレッツ光に変更、このときに自宅の固定電話も光電話に変えました。平成元(1989)年に商用パソコン通信サービス NIFTY-Serve でメールアドレスを作って以来、ずっとこのメールアドレスをメインに使い続けてきましたので、プロバイダはNIFTY、回線はNTTのフレッツ光という具合に、二箇所への支払いになっていたのを、たしか2017年頃に回線接続を@NIFT光ホームプランに一本化し、快適に使用しておりました。

ところが、最近やけに@NIFTYからメールが届きます。始めは「どうせ宣伝だろう」と取り合わないでいたのですが、どうやら「接続をIPv6にしたけれど、内部がまだ旧タイプなので、新しい接続方式IPoEのメリットを生かせていない。検討されたし。」という趣旨らしい。そういえば、時間帯によりブラウザで再読込をしなければいけない場面が散見されるなど、心当たりがないでもない。これは要検討だなと@NIFTYからの案内を調べてみました。

どうも、2007年からずっと使っているホームゲートウェイ(光終端装置付きのモデム・ルータ)の型番が古くなっており、この更新も必要だし、IPv6のタイプ1からタイプ2への切り替えも必要になるらしい。これは直接@NIFTに相談したほうが早いと、「辛抱強く!」電話による相談を依頼しました。やりとりの結果わかったことは、どうやら回線接続は@NIFTYに変更したけれど、光電話はまだNTTになっていること、IPv6対応のためには光電話も一本化してホームゲートウェイも更新し、NTTにIPv6のタイプ1からタイプ2に切り替えてもらう必要があること、などがわかりました。私たちが地域の役割を果たす上で、固定電話の番号は変えないでおきたい。ついでにナンバーディスプレイの契約と追加工事もお願いして、月末に工事の立ち会いが必要になります。

経費は、機器端末の変更に8,600円(内訳は転用2,000円、機器交換6,600円)、ナンバーディスプレイの追加工事に1,000円かかるそうで、計9,600円+税とのことでした。また、自宅内の無線LANも、先ごろ書斎のルータを変更したばかりですが、リビングで古いルータも動いているので、これもこちらで更新する必要がありそうです。今月末には一気にグレードアップした接続環境になる見通しですが、さてどうか。

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タマネギが乾いたのでコンテナに収納保管する

2022年07月13日 06時00分09秒 | 週末農業・定年農業
今年、収穫したタマネギを、10日ほどずっと乾燥させていました。幸いに晴天続きでしたので、表面はよく乾いています。天気予報では、ここしばらく雨降りとなっていますので、雨が当たらないうちに収納保管することとしました。並べて乾かしていたタマネギをコンテナに移し、作業小屋内に格納。紫色のがコンテナ1個、ふつうの白色のがコンテナ2個半あります。昨年の秋に、白200本、紫50本の苗を植えましたので、両方合わせてコンテナ3個半あれば上出来でしょう。

せっかくなので、収穫したばかりの小玉のタマネギを使って何かちょっとした料理を作ってみたいものです。何がいいかなあ。ずっと雨予報が続きますし、この機会に『きょうの料理ビギナーズ』等のバックナンバーを眺めてみましょう。

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昨日の記事を仕上げるのに力尽きて。

2022年07月12日 06時00分29秒 | ブログ運営
昨日は、日中の強烈な直射日光の中、仕事から帰るのも難行苦行の暑さでした。加えて、一昨日の山響定期の記事を仕上げるのに力尽きて。

幸いに、参院選の投票日に撮影したご近所の田んぼの水路を写真にしてありましたので、こちらを掲載して本日のネタといたします。そういえば、中断している企画もかなりあり、徐々に再開していきたいところです。

梅雨は明けたと発表されたはずなのに、またまた雨降りが続く予報です。これは、梅雨前期と梅雨後期と分けて、梅雨の中休みを終えて梅雨後期に入ったと考えたほうが良いのではなかろうか。そして、当地では梅雨後期のほうが集中豪雨の危険性が高く、要注意であることも。

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山響第302回定期演奏会でシューマン、オネゲル、ドヴォルザーク、ブラームスを聴く

2022年07月11日 06時00分24秒 | -オーケストラ
参院選投票日の日曜日、最寄りの投票所で投票を済ませ、午後から山形市の山形テルサホールにでかけました。山響こと山形交響楽団第302回定期演奏会で、お目当てはドミトリ・シトコヴェツキさんのブラームス「ヴァイオリン協奏曲」などです。写真は開場直後のホール内の様子ですが、このあとしだいにお客様が増えていき、ほぼ埋まりました。開演前のプレトークでは、西濱事務局長が質問し、ヴィオラの成田寛さんが通訳をしてシトコヴェツキさんが答えます。まず、前回2017年の登場時にはベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏しながら指揮をした、いわゆる奏き振りだったわけですが、今回はブラームスのヴァイオリン協奏曲ということで、世界でもこれまであまり聞いたことがないケースだとのこと。実際に可能なのかと言われるほどで、土曜日の定期演奏会がたぶん世界初だったのではないかとのことでした。また、五年ぶりの山形の印象はと問われ、温泉と食べ物に魅了されているとのこと。上山温泉のホテル「古窯」の温泉に浸かり、毎日サクランボを食べ、焼き鳥、焼き肉に大喜びだったとのこと。友人に「お箸の使い方はちゃんと練習したほうが良い」と言われ、練習してだいぶ上手になったそうです。



さて、本日のプログラムは、

  1. シューマン:歌劇「ゲノヴェーヴァ」Op.81 序曲
  2. オネゲル:交響詩 「夏の牧歌」
  3. ドヴォルザーク:チェコ組曲 作品39
  4. ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
     指揮・ヴァイオリン独奏:ドミトリ・シトコヴェツキー、山形交響楽団

というものです。

1曲め、シューマンの「ゲノヴェーヴァ」序曲です。楽器編成は、フルート(2)、オーボエ(2)、クラリネット(2)、ファゴット(2)、ホルン(4)、トランペット(2)、トロンボーン(3)、ティンパニ、弦楽5部となっていますが、ステージ上の配置は弦楽が第1ヴァイオリン(8)と第2ヴァイオリン(7)が左右に別れた両翼配置で、正面左にヴィオラ(5)、右にチェロ(5)、左奥にコントラバス(3)となっています。ティンパニはバロック・ティンパニで、私の席からは確認できませんでしたが、たぶんホルンやトランペットなどもナチュラル・タイプを使用しているのではないかと思います。
序曲の前半はどことなくゴツゴツしたもので、たぶん新婚夫婦に悪意を持つ魔女や家臣の動きを描くには、あまり流麗な響きではないほうがよかろう、という意図があるのかも。シトコヴェツキーさんの指揮ぶりは、長身もあって、力まず落ち着いたものに感じます。
2曲め、オネゲル「夏の牧歌」は、編成をぐっと絞って、8-7-5-5-3 の弦楽5部に、Fl-Ob-Cl-Fg-Hrn が各1というものです。いかにも伸びやかというか穏やかというか、柔和な表情の音楽で、たいそう魅力的です。
3曲め、ドヴォルザークの「チェコ組曲」です。楽器編成が再び大きくなり、8-7-5-5-3 の弦楽5部にFl(2)、Ob(2)、イングリッシュホルン、Cl(2)、Fg(2)、Hrn(2)、Tp(2)、Timp. というもの。ティンパニはモダン・タイプに代わり、正面奥の左側、金管楽器の左に配置されています。組曲という名前のとおり、1曲めが前奏曲で2曲めがポルカ、3曲めがソウセツカー(メヌエット)、4曲目がロマンス、5曲目がフリアントと、チェコの民族色の強い舞曲から構成されています。齋藤真美さんのイングリッシュ・ホルンがいいなあ。コントラバスをぐいぐい主張させたり、なかなか興味深い演奏でした。

前半は、総じて穏やかで柔和な音楽を集めたような印象で、後半のブラームスのヴァイオリン協奏曲に向かってエネルギーが高まるようです。

15分の休憩の後は、いよいよ注目のブラームス「ヴァイオリン協奏曲」です。ステージ中央の指揮台を取り払い、独奏者と譜面台を囲む形で8-7-5-5-3 の弦楽5部、正面奥に Fl(2)-Ob(2)-Cl(2)-Fg(2)-Hrn(4)-Tp(2), Timp. という楽器配置です。
第1楽章:アレグロ・ノン・トロッポ、堂々たるテンポでの開始です。ヴァイオリンと弓を左手に持ち、右手で指示するというスタイルですが、大きな曲だけに要所要所で弓の張りを調整したり譜面をめくったり、なかなか忙しい面がありそう。でも、一瞬にして音楽の表情が変わる、大きなとらえ方がスゴイ。今回は犬伏亜里さんがコンサートマスター席に着いていますが、シトコヴェツキーさんをよく見ています。それに加えて、団員一人一人の共感力、レスポンスが音楽に向かって集中しているのが感じられます。求心的なブラームスです。
第2楽章:アダージョ。演奏に入る前に、シトコヴェツキーさん、譜面台の下に置いたペットボトルで水分補給。それからオーケストラが管楽器による演奏を始めますが、あの素晴らしいオーボエの旋律を前に、サラサーテだったか「オーボエが旋律を奏でて聴衆を魅了しているというのに、自分がヴァイオリンを持ってぼんやりそれを眺めているほど無粋だと思うかね?」と言ったそうですが、シトコヴェツキーさんなら「えっ?指揮してましたけど?何か?」とか言い返しそうだなあ(^o^)/ すばらしく魅力的な音楽、演奏でした。
第3楽章:アレグロ・ジョコーソ、マ・ノン・トロッポ・ヴィヴァーチェ。間をおかずに、すぐに演奏に入りますが、気迫を感じます。エネルギーが発散されるような活力あるフィナーレでした。ブラヴォー! 聴衆も大満足の大きな拍手が鳴り止みません。楽団員の皆さんも、楽器を置いて盛大な拍手。シトコヴェツキーさんも嬉しそうです。アンコールは、お気に入りの曲らしい J.S.バッハのソナタ第3番ハ長調、BWV1005-3 ラルゴ。聴衆も静まり返り、じっと聴き入ります。素晴らしい! 演奏が終わると、静寂の時間があり、そして文字どおり万雷の拍手。



車を走らせながら、今回の演奏会を振り返りました。独奏者と指揮者とオーケストラと分業体制が確立されたロマン派の時代からは、演奏技術的にも要求されるものの水準が高くなり、たぶんその方がベターだと判断されたのでしょう。当然ながら、現代においてもその一般論は正しいと思われます。しかし、シトコヴェツキーさんもブラームスの協奏曲で独奏者と指揮を兼ねるという試みを、無茶な冒険と考えたわけではないのではないか。前回、2017年の共演の際に山響の印象を問われて、「responsible」なオーケストラだと答えていたこと(*1)から考えたことですが、ホールの大きさ、二管編成のサイズに加え、互いに聴き合い共感し合う力という点で、山響とならできると判断したのではなかろうか。たぶん、例えばあまり協調的でない四管編成の大オーケストラ相手では難しいことなのかもしれません。

(*1): 山響第262回定期演奏会でレスピーギ、ストラヴィンスキー、ベートーヴェンを聴く〜「電網郊外散歩道」2017年6月

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Spotifyその後〜我が家の場合

2022年07月10日 06時01分00秒 | クラシック音楽
この5月に、メインのデスクトップPCにも Spotify を導入(*1)してみました。導入直後は便利に聴いていたものの、サクランボの時期には農作業に追われて音楽の楽しみもままならず、このほどしばらくぶりに聴いたら、なんだかひんぱんにCMが入ります。どうやら、最初の一ヶ月だけはCMなしの体験期間で、その後はCMが入るようになるらしい。うーむ、このCMがどうもイマイチで、電波であろうがネットであろうが、うざいCMはやっぱりうざいということのようです。

私の場合、快適な音楽をBGMとして聴き流すというよりも、関連するものを次々と調べて実際に聴いてみるというタイプなのかもしれません。自分の小規模なライブラリにない音楽は、Spotify よりは Google で調べて YouTube 等で聴いてみるという流儀の方がしっくり来ます。

まあ、せっかくのサービスなのでときどき聴くようにしていますが、「らじる★らじる」と Spotify とどちらが利用頻度が高いかというのは、あまり差はないという結論になるようです。

(*1): ノートPCの環境設定のついでにデスクトップPCにSpotifyを導入する〜「電網郊外散歩道」2022年5月

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週末は山響第302回定期演奏会でブラームスのヴァイオリン協奏曲ほか

2022年07月09日 06時00分55秒 | クラシック音楽
参院選の応援演説中に元首相が銃で撃たれたり、何かと騒然としている昨今ですが、この週末は山響こと山形交響楽団の第302回定期演奏会の予定です。サクランボの収穫後の防除と桃・プルーン等の防除を終え、老母の入浴支援も予定通り、あとはほぼ唯一の道楽のクラシック音楽、オーケストラ三昧。今回のプログラムは、

  • シューマン:歌劇「ゲノヴェーヴァ」Op.81 序曲
  • オネゲル:交響詩 「夏の牧歌」
  • ドヴォルザーク:チェコ組曲 作品39
  • ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
     指揮・ヴァイオリン独奏:ドミトリ・シトコヴェツキー、山形交響楽団

というものです。Wikipedia によれば、シトコヴェツキー氏(*1)は1954年アゼルバイジャン生まれの世界的なヴァイオリニストで、モスクワ音楽院に在学中22歳でロシアから米国に亡命、ジュリアード音楽院に学びます。1979年のクライスラー国際コンクールで優勝し、近年は指揮者としての活躍が目立ち、北アイルランドのアルスター管弦楽団の首席指揮者・音楽顧問などをつとめ、現在は米国ノースカロライナ州のグリーンズボロ交響楽団の音楽監督をつとめているとのことです。

同氏の指揮・ヴァイオリンを聴いたのは、2017年の山響第262回定期演奏会(*2)で、あのときはレスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲」、ストラヴィンスキーの「プルチネルラ」組曲、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、というものでした。コロナ禍以前の演奏会でしたので、プレトークで「山形の食べ物は美味しい、特に出羽桜のお酒が美味しかった」などのお話が紹介されたり、終演後のファン交流会でのインタビューも有益で楽しかった記憶がありますし、購入したシトコヴェツキー編の弦楽合奏によるJ.S.バッハ「ゴールドベルグ変奏曲」のCD(*3)もよく聴いています。さて、今回はどんな演奏会になるでしょうか。楽しみです。

(*1): ドミトリー・シトコヴェツキー〜Wikipediaの解説より
(*2): 山響第262回定期演奏会でレスピーギ、ストラヴィンスキー、ベートーヴェンを聴く〜「電網郊外散歩道」2017年6月
(*3): J.S.バッハ(シトコヴェツキー編)「ゴールドベルグ変奏曲」を聴く〜「電網郊外散歩道」2017年6月

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スモモ「大石早生」おすそ分けの反応は

2022年07月08日 06時00分57秒 | 週末農業・定年農業
出荷するには品質が不ぞろいですが、食べたりジャムの原料には大丈夫と思われるスモモ「大石早生」を、ご近所の非農家ほか職場にもドサッと提供したところ、いずれもたいへん喜ばれました。たしかに、フームサや秋姫などスモモの季節にはまだ早いし、「初物だ〜」と喜ぶのも理解できます。昔からある「大石早生」という品種は、酸味も甘みもどちらかと言えば淡白なほうですが、逆にスモモの酸っぱさが苦手な人にも比較的食べやすいのかもしれません。生産者としては、無駄に大きな穴をほって埋めるよりも、あちこちに分けてあげたほうが労力も少なく喜びは大きい。

さて、こんどは桃のシーズンが始まります。まずは8月上旬の「あかつき」から。こちらは摘果がうまくいき、卓球ボールのレベルを超えて、すでにテニスボール大に成長しています。8月下旬の川中島白桃は、少々遅くなってしまいましたが、見つけ残した摘果不良箇所が目立ってきているため、第2次の摘果を進めています。9月上旬のプルーンは、今年はだいぶ豊作のようで、重みで枝がボッキリと折れないように、これも思い切った摘果が必要のようです。

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今年のスモモは不本意な出来〜出荷は無理、あちこちに分けてあげよう

2022年07月07日 06時00分42秒 | 週末農業・定年農業
今年のスモモは、不本意な出来に終わってしまいました。何と言っても剪定ができなかった。自宅裏のサクランボと桃の剪定で精一杯、スモモと梅とプルーンはなんとか防除はしたものの、摘花も摘果も不足し、スモモ「大石早生」の老木に至っては、実が付きすぎて太枝がボッキリ折れてしまうはめに。そんなわけで粒が小さく見た目も悪く、生食用として出荷は無理なレベルです。仕方がないので、ジャム用などに使えるでしょうから、ご近所や職場など、欲しい人に分けてあげる予定です。



とはいいながら、まずは収穫をしないといけません。腰が痛いので、道楽して高所作業台車で収穫しました。収穫時期も、まるまる1週間は遅かったな。まだ青いうちに、しっぽが少し赤くなったくらいで収穫し、数日後に消費者に届く頃に追熟で赤くなるくらいが良いのだそうですが、ここまで樹上完熟のものが多い状況では、消費者に届く頃には熟しすぎて傷んでしまっているでしょう。



とはいえ、自家消費には十分です。大粒で真っ赤なものを選び、2つに割って芯を取り、ヨーグルトとともに食べてみました。やっぱり甘酸っぱい季節の味です。少しハチミツをかけて調整。



やっぱりこれは生産者の喜びだなあ(^o^)/

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ときにはクラシック音楽関連記事が2本も〜昨日の山形新聞から

2022年07月06日 06時01分02秒 | クラシック音楽
 文化関連記事なら全国紙で、地域の生活情報なら地域紙で、というのが多くの人の認識ではなかろうかと思いますが、当地の地域紙である山形新聞では、山響こと山形交響楽団はじめさまざまな演奏会の記事が、かなりの頻度で掲載されます。以前は、鈴木雅史氏の署名記事が多かったのですが、最近は伊藤律子記者のものが多くなってきています。その中でも「山響クロニクル・50年の軌跡」の連載はたいへん懐かしく、また興味深く読んでいます。昨日の記事は、1990年代に山響が取り上げたシベリウスの交響曲全曲演奏の経緯に触れたものでした。



 この頃、私は40代の多忙まっただ中で、まだ定期会員ではありませんでしたが、妻と一緒にシベリウスの交響曲の演奏会に出かけておりました。「北欧の精神、東北に重ねて」という記事を読み、冬の寒い中、シベリウスの交響曲全曲演奏を目指す7年間の取り組みに注目していたことを思い出します。毎年厳寒の中の演奏会でしたが、あれは良かったなあ。

 昨日の山形新聞には、もう一つ、地域ネタといいましょうか、河北町の紅花資料館の名誉館長に堀米ゆず子さんが就任し、J.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ」やモーツァルトの「オーボエ四重奏曲」などを演奏したというニュースが掲載されていました。



 今は紅花資料館として一般公開されていますが、元はと言えば紅花の豪商であり豪農でもあった旧堀米家の邸宅です。そして、堀米ゆず子さんのお父さんがこの家で生まれた次男坊で、長男さんがゆず子さんの伯父さんにあたりますので、子供の頃はお父さんの実家に当たるこの家で夏休み等を過ごしたのだそうな。伯父さんが生家を河北町に寄贈し、紅花資料館になったのでした。そういえばここで過ごした頃のお転婆なこぼれ話〜肝試しをした話とか〜だいぶ前に堀米ゆず子さんの演奏会でご本人が話していたネタだったなあ。たしか、クロイツェル・ソナタを演奏したときだったか。こちらは上村耕平記者の記事です。上村さんはたしか九州の生まれではなかったか。御縁があって山形で働く若い人の書いた記事を、若い頃に地元にUターンして古希を迎えた私が読んでいるのだなあ。

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万年筆にインクを補充〜乾燥しにくいことは大切なポイント

2022年07月05日 06時01分26秒 | 手帳文具書斎
いくつかの万年筆のインクが切れそうになっているのに気が付き、補充しました。

まず、赤の Preppy にプラチナ社の古典インクで「カシスブラック」を補充。カシスブラックというインクは、書いた直後はカシスレッドですが、やがて紙上で黒っぽく変化し、赤黒い筆跡になります。こちらは自作のスポイトでカートリッジに直接補充しました。記録によれば、ほぼ一年前に補充して依頼以来ですので、乾燥しにくいということはずいぶんメリットです。






続いて、モンブランのマイスターシュテュック149(M)に同社の古典ブルーブラック(BB)を補充。記録によれば昨年暮れに補給していますので、約半年ぶりということになります。ただし、大量に使った形跡も記憶もありませんので、自然乾燥による減少の比率が大きいのでしょう。




古典BBといえば、パイロット社の LIGHTIVE も同インクが切れそうになっていましたので、念のために補充しておきました。こちらは4月以来ですから約3ヶ月ぶりです。記録を見る限りでは、同社比で乾燥しにくいとはいうものの、Preppy や #3776 ブルゴーニュなどのレベルにはなく、やはりかなり乾燥するようです。

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まずは草刈りが必要〜サクランボ収穫シーズン終了後の農作業

2022年07月04日 06時00分57秒 | 週末農業・定年農業
 我が家ではサクランボの収穫シーズンが終わり、農作業も次の段階に入ってきております。水田から転作した畑に植え付けた作物を表示する札も立てましたし、本格的な雨降りが始まる前のこの時期に、当面必要になるのは、

  • サクランボ収穫後のお礼肥
  • サクランボ葉の褐色穿孔病・ハダニ対策防除
  • 桃の第2次摘果とリンゴの摘果
  • 桃、リンゴ、プルーン等の灰星病等対策防除

などでしょうか。

 施肥、防除作業、いずれにしても草ボウボウではままなりません。草の伸び方が一番激しいこの時期には、隔週くらいのペースで草刈りが必要になります。自宅裏の園地ではそのまま、少し離れたもう一つの園地では軽トラックに乗用草刈り機を積み込み、運搬する必要があります。この暑さですので、できれば朝のうちに終えたいところですが、昨日は朝食後に少しゆっくりしてからのスタートとなりましたので、水筒に冷水を持ち込み、1時間半ほどかけて全面をきれいにしました。うん、草刈りの後を見るのは達成感があります。その後、1時間ほどモモの摘果を実施、見つけ残していた桃の幼果を間引き、数を減らしていきます。

 汗だくになって帰宅、機械を収納した後、頭からシャワーを浴びてさっぱりして、昼食後は昼寝となりました。コロナ禍も某社の大規模通信障害も、なんだか余所事のように感じるのんびりした田舎暮らしです。

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玉ネギを収穫し、乾燥する

2022年07月03日 06時00分27秒 | 週末農業・定年農業
晴天を利用して、収穫したタマネギを並べて乾燥させています。今年は、多忙に紛れて追肥の回数が1回だけになってしまい、ちょっと成長が不足しているみたいですが、その分だけ中から腐るものは少ないかも。妻が頑張って白がコンテナ3個分、紫がコンテナ1個分、合計でコンテナ4個分も収穫してくれましたので、雨が当たらず風通しの良いところに並べて乾かすのはワタシの仕事です。小さいものは今のうちにどんどん利用してしまいましょう。




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私の好きな作曲家と作品(6)〜シューベルト

2022年07月02日 06時00分41秒 | クラシック音楽
私の好きな作曲家として、1人につき5曲以上のお気に入りの音楽が挙げられる人を選び、そのお気に入り作品をリストアップしてみる企画の7回目です。今回は、フランツ・シューベルト。シューベルトの音楽を初めて耳にしたのがいつなのか、どうもはっきりしません。学校の音楽の時間に聴いたはずの「魔王」もあまり印象には残らず、いつのまにか覚えてしまっているいくつかの歌曲が、後になってシューベルトの作品だったのか!と発見するような状況でした。

で、お気に入りの音楽を挙げてみると、

  • 交響曲第9番 ハ長調 「ザ・グレイト」
  • 弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」
  • ピアノ五重奏曲「鱒」
  • 歌曲集「冬の旅」
  • ヴァイオリンのためのソナチネ第1番
    【次点】
  • 八重奏曲
  • アルペジオーネ・ソナタ
  • 弦楽五重奏曲
  • ピアノ三重奏曲

あたりでしょうか。どうも室内楽に偏っているなあ。

交響曲では、若さあふれる第1番や第3番、第5番なども良いのですが、やはりハ長調の大交響曲にとどめを刺します。弦楽四重奏曲では、第13番「ロザムンデ」などもチャーミングではありますが、ここはやはり「死と乙女」でしょう。多くのピアノ曲も、ソナタなどを挙げたいところですが、むしろピアノ五重奏曲「鱒」かピアノ三重奏曲を考えて前者を選びました。連作歌曲集では「美しき水車小屋の娘」も良いけれど、やはり「冬の旅」のインパクトは大きいです。最後はチェロの音の魅力で「アルペジオーネ・ソナタ」か、それとも管楽器の響きが魅力的な「八重奏曲」かと迷いましたが、「ヴァイオリンのためのソナチネ第1番」のチャーミングさを取りました。このあたりは、気分によって交代する可能性もあります。


Schubert: Symphony No. 8(9) `The Great`, Szell & ClevelandO (1957) シューベルト 交響曲第8(9)番 セル/CLO CBSの旧録音


アルバン・ベルク弦楽四重奏団の演奏で、第14番「死と乙女」を。
Franz Schubert - String Quartet No.14 in D minor, D.810 (Alban Berg Quartett)


Immortal Music: Schubert Piano Quintet D667/The Trout/Jacqueline du Pré, Barenboim, Perlman, Pinchas パールマン、ズーカーマン、バレンボイムらが若い!ジャクリーヌ・デュプレの元気だった姿が懐かしい楽屋での素顔を含む。ピアノ五重奏曲「鱒」の演奏は14:05 あたりから。


シューベルトの音楽は、総じて旋律がきれいで、初期ロマン派らしい素直な響きに魅了され、またリズムもいきいきとしていて快いものです。ときに思いがけないほど暗い深淵を覗かせることもありますが、全体として自意識過剰の後期ロマン派にはない、素直で真っ直ぐな音楽がとても魅力的に感じます。

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