電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ボクの平和な一日

2024年07月16日 06時00分10秒 | アホ猫やんちゃ猫
ボクは夏生まれだけど、暑さにはあまり強くない。天然毛皮は便利で優秀なのはわかるけど、ご主人みたいにボタンやファスナーで脱いでしまえたらどんなにいいんだろうと考えることはある。猫がファスナーで毛皮を脱いだら化け猫じゃないかと奥さんには笑われたけど。



もうすぐおばあちゃんの三回忌なので、ご主人も奥さんも準備でなにかと忙しそうだ。こないだ、客間の障子をつい破ったら「コラッ!」と怒られた。法事を前に仕事を増やしたみたいで申し訳ないとは思うのだけれど、障子の向こうでスズメがチュンチュン鳴いているのを聞くと、つい、どうなっているのか見たくなる。ご主人には「野次馬根性だなあ」と笑われたけど、やっぱりボクら猫族の本性だと思うんだ。



夏場のお昼寝は、ひっくり返るに限る。このスタイルは、ボクら家猫の特権さ。カラスに狙われることもないし、いたずら小僧に追いかけられることもない。人畜無害と自称しているご主人夫婦のそばにいれば、安全、安心。いや〜、床が涼しくて気持ちいい。

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一人だけの昼食はつい手を抜いて

2024年07月15日 06時00分06秒 | 料理住居衣服
過日、妻が所用で外出し、私一人でお昼を食べることに。私の方も午後に予定があったため、手抜きの1人ランチとなりました。幸いに焼き立てのパンがありましたので、手っ取り早くトーストにしましたが、できれば甘辛両方がいいなあということで、

  • バタートーストにリーフレタスとキュウリとナスの漬物をスライスしたものを敷き詰めた塩気バージョン
  • バタートーストに自家製のプルーンジャムをたっぷり塗った甘いバージョン

の二種類を準備しました。飲み物は冷たい麦茶です。



結果的に、リーフレタスとスライスしたキュウリのシャキシャキ感に加えて、酸化されて少し色が変わっていましたがスライスしたナスの漬物の塩分が美味しかった。これは意外に当たりでした。自家製プルーンジャムの酸味と甘みは先刻承知の味ですので、こちらはハズレ無し。

忙しいと、一人だけの昼食はつい手を抜いてしまいます。今回は、動物タンパク質が不足した感じ。塩気バージョンのほうに、ゆで卵とか塩コショウで炒めたスライス肉などを使うのもありかもしれません。

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Windows11にMS-Works99をインストールしてみた〜実用的な意味は

2024年07月14日 06時01分18秒 | コンピュータ
少し前に、親知らずの抜歯手術のために入院することになり、携行品の確認の参考にしようと、過去の出張時携行品チェックリストを探したところ、MS-Works のワークシートでした。LibreOffice Calc では表形式は再現できましたが、文字化けして意味不明。そこで、試しに Windows11 に MS-Works99 をインストール(*1)し、CSV 等の形式で保存することにより、Libre Office Calc で読み込むことができました。

それで一応目的は果たしたものの、だいぶ昔、1990年代の「便利だった」記憶(*2)を今の時代の観点から確かめてみようと、MS-Works99 の動作確認をしてみました。その結果は;

  • (ワープロ) フォントの種類が500種類を超えていると警告が出るが、文字入力はできる。MS明朝、同ゴシック、P明朝、Pゴシックは当時のメインだったが、HG創英角ポップ 等、他のフォントも使えるようだ。
  • (ワープロ) クリップアートを使ってみたが、ClipArtGallery が読み込み専用で開けないとメッセージが出る。
  • (ワープロ) デジカメ画像を貼り付けようとしたが jpg 画像は受け付けず、ビットマップでないと駄目なようだ。
  • (表計算) 日本語入力で入力し Enter しても下のセルに移動せず、そのままの位置にとどまる。数字の場合は TAB キーで右に飛ぶ。矢印キーは動作する。
  • (データベース) 表形式の入力は表計算とほぼ同じ。フォーム形式で使用できる画像がビットマップに限定される。
  • (共通) 既存のWorksデータを読み込み、CSV 等の形式に変換して別のツールに移行する手段としては使える。

といったところでしょうか。

当時としてはコンパクトなツールとして便利に使っていましたが、現在の目で見ると、機能的にも表現力の面でも不満が大きいと感じます。およそ四半世紀を過ぎて、LibreOffice を普通に使える現状では、日常的に使うようなレベルではないと言えます。昔、作成したデータで今すぐに使いたいというものがあるとき、データ変換の手段として使うことはあり得る、というくらいの考え方でちょうどよさそうです。

(*1): 現役当時の出張時携行品リストを再確認し入院準備~「電網郊外散歩道」2024年6月
(*2): あるソフトウェアの歴史〜MS-Worksのこと〜「電網郊外散歩道」2007年9月

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ジェットストリームの新インクだと思ったら

2024年07月13日 06時00分23秒 | 手帳文具書斎
過日、話題のボールペン、新開発のライトタッチインクを用いたジェットストリーム(Jetstream)ボールペンのつもりで、店頭で見つけたボールペンを試しに購入して来ました。老眼鏡をしていなかったので、細かい表示が読めなかったのが敗因で、

実は海洋プラスチックを使った軸で、インクは従来のものと同じもの

でした。失敗、失敗(^o^)/



新開発インクを使った単色軸は、形は従来製品のイメージを残したまま、色が海洋プラスチック素材のものとよく似た単色のデザインになっているようです。クリップの付け根のところは変更されているようですが、握りのところの滑り止めの素材や加工はどんな工夫をしているのかなど、興味深いものです。やはり実物を手にとってみたいところです。あらためて探してみましょう。

そう言えば、三菱鉛筆は海洋プラスチックを使った軸を出し、別の会社ではバイオプラスチックの軸を出しているようで、文具メーカーにも環境を意識した取り組みの波が押し寄せて来ているようです。時代だなあ。そういえば、Jetstream の書き味に驚愕して3色ペンに狂喜していた頃が懐かしい。2006年頃だったかな、それとも2008年だったかな。

※写真は、上から PowerTank スマート(黒、1.0mmに交換済)、Jetstream 従来製品(黒、0.7mm)、Jetstream 海洋プラスチック軸(黒、0.7mm) です。

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雨の晴れ間に畑を見に行く

2024年07月12日 06時00分04秒 | 週末農業・定年農業
連日、雨降りの日が続きます。ただし、24時間ずっと降り続いているわけではなくて、ときどき雨が止み、晴れ間が見えることがあります。過日、散歩を兼ねて畑を見に出かけました。あいにく畑の土はぐしょぐしょで、とてもじゃないが足が取られて歩ける状態ではありません。伸びた草を踏んで行くと、なんとか歩ける状態です。見出しの写真は、先日ようやく植えることができた「秘伝豆」の苗です。雨が降ったおかげでぐんぐん伸びているのがわかります。



右側の列は、だいぶ前に植えた枝豆の「湯上がり娘」ですが、晩生種の「秘伝豆」とはだいぶ生育の様子が違います。



こちらは、草取りが間に合わず、草ボウボウの状態になってしまったトウモロコシ。これから草をなんとかしなければいけません。もう一つ、イモ類はどうなっているか。



サツマイモとサトイモです。サツマイモは追肥も何もやれず、ただ草取りをしただけでした。サトイモはサクランボの前に一度だけ追肥をしています。この列は片方だけマルチを外して土寄せをしています。もう片方をやろうとしているうちに、一週間早まったサクランボの収穫作業に突入してしまいました。



最後にジャガイモです。同じく一度だけ追肥をしていますが、二度目は同じ事情でできませんでした。だいぶ葉っぱが黄色くなってきていますので、収穫期が近づいています。今月末〜8月初旬あたりか。サトイモは南方系の植物ですから温暖化には強そうですが、もともとアンデスの高原地帯に育っていたジャガイモは、温暖化や酷暑の影響はどんなふうに受けるのだろうか。



田んぼの稲穂もだいぶ成長しています。例年通りであれば、今月末〜来月初旬あたりに開花が見られることでしょう。もともと南方系の植物であるイネは、温暖化をものともせず育つのか、大きく減収にはならないようです。

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NHKプラスで「プロフェッショナル・仕事の流儀〜馬場正尊」を観る

2024年07月11日 06時00分20秒 | 映画TVドラマ
   ※見出し画像は、天童市立図書館の正面玄関、Wikipedia より。

最近、LINE で流れてきた情報の中に、NHK の「プロフェッショナル・仕事の流儀〜馬場正尊」という番組が良かった、というものがありました。山形市にある東北芸術工科大学の建築・環境デザイン学科でリノベーション等を担当する馬場正尊(まさたか)先生取り上げた回だそうです。「見えない未来を見つめる勇気」という副題の内容がどんなものか、ふだんはニュースと天気予報以外はほとんどテレビを見ない生活ですが、複数の人の話題になっていることから興味を持ちました。

で、まずはNHKプラスに登録です。我が家はちゃんとNHKと契約していますので、メールアドレス等を入力することで登録は完了。すぐにNHKプラスの利用が可能となり、Ubuntu Linux のデスクトップPCを通じて同番組を観ることができました。

若い馬場さんによる都市博プランニングと挫折は、その建築は意味があるのか、という問いを生んだのでしょうし、米国で古いビルのリノベーションの動きを実際に目の当たりにして、日本での古建築に対するスクラップ・アンド・ビルドのあり方に疑問も持ったことでしょう。実際に見聞きできる山形県内の例を引くならば、例えば山形市立第一小学校のケースです。昭和初期に鉄筋コンクリート造で改築された山形第一小学校の校舎(*1、*2)は、建築史的にも有形文化財としても「古くなったから壊して建て直す」というやり方にはそぐわない。しかも、ただ単に古いままに残すのではなく、今に生きる形で活用されながら残すことが望まれます。馬場さんのプラン(*4)は、現在の「Q1」(*5)という施設として生きています。その他、全国レベルで様々な例が紹介されていますが、最後に紹介された天童市立図書館の改修工事のプランは、興味深いものです。従来型の公共図書館のように、ただ単に静けさを要求するだけではない、若い高校生や育児真っ最中の若いお母さんのニーズにも応えるものとなっているようで、完成が楽しみです。

馬場正尊さんの、緑内障で視野がごく狭くなり、身障1級に相当するという目の病気を抱えながらの仕事ぶりは見事というしかありません。わが祖母が同じ緑内障で30歳ころに失明し困難な生活を送ったことを身近に知っているだけに他人事とは思えず、共感するところが大でした。良い番組でした。

(*1): 山形市立第一小学校校舎〜山形県ホームページ・近代化を進めた建築物
(*2): 佐野利器と復興小学校、そして山形一小へ〜「電網郊外散歩道」2023年9月
(*3): 小学校に理科実験室ができ始めた時期〜「電網郊外散歩道」2017年10月
(*4): 山形市中心市街地の小学校旧校舎を地域のクリエイティブ拠点に。「Q1」プロジェクトが進行中。〜公共R不動産
(*5): やまがたクリエイティブシティセンターQ1


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J.S.バッハのリュート組曲を聴く

2024年07月10日 06時00分38秒 | -独奏曲
YouTube で、昔懐かしい録音を聴き終わった時に紹介される別の演奏の動画に惹かれることがあります。例えばカール・シューリヒト指揮のブランデンブルグ協奏曲を聴いていたら、同じJ.S.バッハつながりでリュート組曲の演奏に接するなどのケースです。演奏しているステファニー・ジョーンズさんというギタリストについては情報を持ちませんが、若い達者な奏者だなと感心します。BWV1006a の第3曲、ガヴォットなど、おなじみの曲につい嬉しくなります。

J. S. Bach: Lute Suite in E Major


そういえば、私の小規模なLP/CD等のライブラリにはこの曲のものはなかったはず。いや、まてよ、そういえばジョン・ウィリアムスのCDにあったかな。

もう一つ、バロック時代のリュートの音色はもしかしたらこんなふうなものか、と思わせる動画もありました。音色は魅力的ですが、調弦がなかなか大変そうです(^o^)/
J. S. Bach - Lute Suite in E Major BWV 1006a - Evangelina Mascardi, Baroque Lute


はるか昔、中学生の頃にクラシックギターを少しだけさわっていたことがありましたが、高校生時代は遠距離通学や宿題に忙しく、結局はものになりませんでした。この曲に接したのはいつ頃だったのだろう。もしかしたら、NHK教育テレビのギター講座のテーマ音楽だったのだろうか。はっきりした記憶はないのにいつの間にか親しんでいる。不思議なものです。



当地の梅雨末期は集中豪雨になることが多いです。時折り激しさを増す雨の音をバックに、少しだけ音量を上げて音楽を聴くと、日頃の農作業の良い骨休めになります。できれば大きな被害のないように梅雨が明けてほしいものですが、さてどうか。

写真は、河北橋付近より見た最上川の流れと古最上遊水地。水量はだいぶ増えているようです。

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砂原浩太朗『高瀬庄左衛門御留書』を読む

2024年07月09日 06時00分57秒 | 読書
講談社刊の単行本で、砂原浩太朗著『高瀬庄左衛門御留書』を読みました。2021年1月に第1刷が刊行され、4月には第5刷が出ているという具合にたいへん注目された作品で、直木賞候補にもなったはず。私もメモはしていたのですが、このたびようやく手にしたものです。

主人公は高瀬庄左衛門。神山藩の郡方として働いてきましたが、息子の啓一郎に跡目を譲り、妻を亡くして息子と嫁の志穂と小者の余吾平と暮らしています。ところが、郷村周りのお役目で新木村に向かったはずの息子が死んだと報せを受けます。崖下に転落したらしく、嫁の志穂との間にはまだ子もないため、嫁は実家に戻らせ、余吾平には暇を取らせます。庄左衛門は郡方に復帰したった一人の暮らしを始めますが、義父と共に暮らすことを願った志穂は、次弟の俊二郎とともに絵を習いたいと通うようになります。

実家を継ぐ弟が、たびたび酒の匂いをさせることに不審を抱いた志穂は、思い余って庄左衛門に相談しますが、それは藩の政争に巻き込まれていく始まりで、息子の死にも実は思いがけない背景があったのでした。

高瀬家に婿入りする前の若かりし頃、腕に覚えのある次男坊・三男坊たちには道場主の娘をめぐる競争がありました。運が良かったのか悪かったのか、古い因縁が回り回って現在の政争の中に再び顔を出す展開は、リアルな緊迫感があります。ストイックな主人公だけでなく、藩校で息子の啓一郎が競ったライバルで、今は助教として江戸から戻った立花弦之助や、新木村の名主の次郎衛門など、脇役として登場する様々な人物像も魅力的です。あらすじをあまり詳しく書くと読む時の面白さが半減してしまいますので、ぼかしたままにしておきますが、一読後すぐに再読を始めたほどで、久々に文章が格調高く、また筋書きもおもしろい小説を読んだという気がしています。おすすめです。



ちょっとだけ茶々を入れるならば、親子ほど年の離れた嫁が義父を思慕する感覚がわかりません。それって、国際ロマンス詐欺に遭いそうな危ない中高年の妄想じゃないのか(^o^)/ そういえば、どこかにもそんなドンファンがいたなあ、などと思ってしまいます。女性作家でも年の差をものともしない作品がありますが、私の感覚ではむしろ疑問視してしまうほう(*1)です。そうそう、ベルンハルト・シュリンクの『朗読者』も、かけ離れた年の差愛の問題を感じさせる面(*2)があります。まあ、70歳のゲーテが16歳の少女に恋をしたなんていう話を聞くと、たぶんゲーテもボケはじめていたんだろう、などと考えてしまう理系石頭ですので、どうにも仕方がありません(^o^)/

(*1): 川上弘美『センセイの鞄』を読む〜「電網郊外散歩道」2007年12月
(*2): ベルンハルト・シュリンク『朗読者』を読む〜「電網郊外散歩道」2019年7月

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果樹園の草刈り〜雨に降られて撤退し、音楽と読書。

2024年07月08日 06時00分08秒 | 週末農業・定年農業
梅雨の日曜日、朝から河川愛護デーで堤防の草刈りに従事し、帰宅後シャワーを浴びて朝食を済ませ、メールチェック等のルーティンを終えて昼寝をしました。午後、風が出てきて暑さもやや和らいだ時刻に、雨降りを懸念しながら乗用草刈機を軽トラックに載せ、自宅から少し離れた園地に向かいました。梅雨期の園地は、草の勢いが違います。一年中で一番、草の勢いがスゴい時期です。乗用草刈機を降ろし、園地を縦横に走り回って草を刈りました。



広いところは終わったけれど、樹の間など細かいところはまだこれからというときに、雨が降ってきてしまいました。



写真は、桃(川中島白桃)とリンゴ(紅つがる)の樹列の間からサクランボの区画を眺めたところ。樹の下だとまともに雨にうたれずにすむけれど、樹の下から抜けるとザーザー降りだったので、諦めて撤退しました。まあ、ほとんど終わったようなものと言っていいのだけれども。あとは2週間後あたりか。



帰宅後は再びシャワーを浴びて、音楽と読書。音楽はバッハのブランデンブルグ協奏曲第4番、カール・シューリヒトの指揮で。読書は砂原浩太朗著『高瀬庄左衛門御留書』の続きを。

Bach Brandenburg Concerto No.4 in G major,BWV1049(Schuricht 1966)


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秘伝豆の苗を植え付ける

2024年07月07日 06時00分29秒 | 週末農業・定年農業
先月末にダイズ「秘伝豆」を苗床に種まきして、双葉からようやく本葉がそろいました。数年前に復活させた元休耕田の野菜畑に植え付けることにしました。暑い中でしたが、夕方、少し風が出てきてしのぎやすくなった頃に、妻と植え付けを行いました。残念ながら、水田は中干しの時期ですので、用水路に水は流れていません。別途、水やりをすることにして、まずは植え付けをすませます。

写真は、手前2列が植え付けた苗です。その奥の草を取ったほうが、早生の枝豆用のダイズ。1度だけ追肥は行っているものの、サクランボの期間中は全く水やりをしていなかったので、生育はまだまだ不十分です。その奥は、まだ草取りが終わっていない、草ボウボウの列です。根気よく草取りをする必要があります。



こちらの写真は、ダイズとトウモロコシの畝の様子です。手前は何も植えないで休んでいる区画で、ぼかしを入れたところは某妻がかがんで草取りをしているところです。へんな姿を撮らないで!とお叱りを受けることは必定の写真でしたので、ぼかしを入れました。先見の明だなあ(^o^)/ いや、主題は畑の現在の様子の記録ですから(^o^)/



当地の6月はサクランボの収穫に大忙しで、歯医者も医院も閑古鳥が鳴くほどなので、多くの地域行事が6月を避けて日程を組んでいます。そのため、サクランボ収穫の忙しさも終わった7月になると、いろいろな行事がどっと押し寄せてきます。土曜日は農事実行組合の用水路の草刈り、本日は河川愛護デーで堤防のゴミ拾いと堤防法面の草刈りです。



でも、気持ち的にはゆとりが出てきました。何かいい小説を読みたいと思い、図書館から砂原浩太朗著『高瀬庄左衛門御留書』を借りてきました。少しずつ読んでいますが、文章が格調高く、またおもしろいです。

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鶏肉、ズッキーニとトマトのスープ煮を作る

2024年07月06日 06時01分04秒 | 料理住居衣服
夏野菜がどんどん採れます。消費が収穫に追いつかず、妻からヘルプコールが発信されましたので、我が家の夏野菜をふんだんに使った鶏もも肉のスープ煮を作ってみることにしました。

【材料と準備】(3人分)
鶏もも肉 1枚(300g) 一口大に切り、塩コショウしてもみこんでおく
玉ねぎ  1個    櫛形に切る
トマト  3個    大きめのざく切り
ズッキーニ 1個   食べやすい大きさに切る
コンソメスープ(顆粒) 小さじ2
にんにく 1個    みじん切り
塩 小さじ1/3
塩コショウ 適量
オリーブ油 適量
水 カップ1.5

作り方は、

  1. オリーブ油を低温で熱し、にんにくの香りを移した後、鶏もも肉と玉ねぎを炒め、色が変わったらズッキーニとトマトを投入し、炒める。
  2. 水、塩、コンソメスープを加え、沸騰したらフタをして10分ほど煮る。
  3. 塩コショウで味を調え、器に盛って供する。

熱々でも冷めても美味しいです。




チラリと見える「ナスとピーマンの味噌炒め」も夏野菜の消化に貢献する定番料理で、食べてもたいへん美味しいです。こちらは妻の作。

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桃の仕上げ摘果講習会に参加する

2024年07月05日 06時00分46秒 | 週末農業・定年農業
週間天気予報では雨マークが続く中、1日だけぽかっと晴れた4日の午前中に、当地の果樹協議会が主催して桃の仕上げ摘果講習会が開かれました。冬のサクランボ剪定講習会には何度か参加したことがありますが、桃については二度目の参加です。前回と同様、某氏の園地に集合し、農業技術普及課の講師が桃の夏期管理について、すなわち硬核期終了後の仕上げ摘果のポイント等を中心に説明し、また実際の摘果の様子を実演して見せてくれました。「あかつき」「川中島白桃」が主体の内容でしたが、要点は

  • 今年の満開期は4月15日で、例年より10日早かった。ここから約75日で硬核期が終わり、今年は6月30日頃と思われる。果実肥大の状況も平年比で約105〜109%と例年の同時期よりも早くなっている。
  • 桃の場合、例年ならば6月中旬から7月初旬、硬核期が終了するまでは枝も果実も触らないことが大切。当地ではこの期間サクランボの収穫で大忙しなので、かえって都合が良い面がある。
  • 硬核期が終了した今からが仕上げ摘果の時期である。核割果、双胚果などの障害果を見分け、優先的に落とすと共に、単果枝、中果枝を中心に葉50〜60枚あたり1果、具体的には約30cmくらいの間隔で残すように摘果する。

  • 枝はできるだけ切らない。強すぎて樹冠を暗くしている新梢は切る。
  • 反射シートは収穫の10日前頃を目安に設置する。着色しにくい品種は2週間くらい。
  • シンクイムシ被害が報告されている。被害果は園地に放置せず(虫が中にいる)、2日以上水に漬けるかビニル袋に密閉して処分する。シンクイムシ対策の防除間隔は10日以上開けない。

ふむふむ。なるほど。双胚果の見分け方は間違いやすいので、たいへん役立ちました。また、サクランボ同様に例年よりも1週間は早い進み具合で、このまま進めば収穫時期も1週間ほど早まるものと予想されます。「あかつき」は7月下旬、「川中島白桃」は8月下旬になりそうです。すると、反射シートはお盆過ぎには設置する必要がありそう。暑さに負けてとかく先送りしがちな各種の準備作業のモチベーション向上にも役立ちました(^o^)/

さて、これからはいよいよ夏の暑さへの対処が課題となります。例年通り、朝の涼しいうちに仕事を済ませ、シャワーを浴びてさっぱりして、午後は昼寝をするような生活スタイルに転換していく必要があります。親知らずの手術後ですから無理はしないで、少しずつ進めていきましょう。

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においがわかる!

2024年07月04日 06時00分55秒 | 健康
中年以降、アレルギー性鼻炎で鼻詰まりの傾向があり、ジルテックやアレグラなどを服用していましたが、2022年晩秋のコロナ感染後、不眠になるほどのひどい鼻づまりで副鼻腔炎の診断を受け、治療を開始しました。以後、服薬と鼻洗浄、掃除に加え、近年は寝室と書斎に空気清浄機を導入するなどの対策を行ってきました。以前、職場の先輩にも同じ悩みの方がおられ、なかなか良くならずに結局は外科手術を選択した例がありましたので、「うっかり忘れ」や「途中挫折」にならないように、ノートに記録するという方法をとりました。

たまたまコクヨから発売された「ノートのように使えるバインダー」を専用ノートにして



通算日数 月/日(曜) 服薬(朝昼夕ねる前) 鼻洗浄 点鼻薬(朝昼夕) 吸入 便通 歯みがき(朝昼夕) 歩数 備考

というような項目を取り上げ、記録して継続してきました。そうしたら、治療を開始して536日目にあたる6月30日の朝、コーヒーの

においがわかる!

ではありませんか! すでにお醤油の匂いすらわからなくなって久しく、ずっと嗅覚がない生活を余儀なくされてきましたが、これは文句なく嬉しい。古希を過ぎて今度は鼻の手術かと覚悟していただけに、治療の効果が現れ改善を実感したことが今後に希望をもたせます。

地味な治療は、とかくいい加減になったり諦めたりしがちですが、「記録を取る」という手法で実際の姿を見えるようにすることで、効果が現れることが実感されます。

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平成初期にMS-DOSでデータベースに取り組んだが

2024年07月03日 06時00分32秒 | コンピュータ
昭和末期から平成初期にかけて、いわゆるOA化が進んでいた頃、MS-DOSパソコン上の三種の神器というと、ワープロ、表計算、データベースと言われていました。このうちワープロソフトは様々な文書作成編集に重宝され、表計算もまた各種分野で幅広く使われました。ところがデータベースの場合は、売上や受注管理などには重宝されていたものの、個人で使うにはなかなか用途が見えにくいものでした。例えば当時の初心者向けPC雑誌「ASAhIパソコン」等では、住所録や読書記録、日記などの使い途を紹介しており、これらの案内を参考にデータベースを使い始めた方も少なくないことと思います。当時のデータベースソフト、例えば dBASE III Plus や 桐 といった製品の使い方を紹介するマニュアル本が数多く発売され、書店のパソコン関連の書棚はお客さんが並んでいるような状況でした。

しかし実際には、多くの利用者がLAN上のデータベースを日常的に使い、日々データが蓄積されていくような使い方でない限り、スタンドアロンのパソコンで個人でデータベース・ソフトを使うというのはいかにも大げさです。(現在であれば、道の駅に出店している野菜や果物等の市況情報や売上管理データをスマートフォンでネット上から得るようなイメージでしょうか。)また、MS-DOS から Windows3.1 を経て Windows95/98 あるいは WindowsNT/2000/XP へと OS が変化していく中で、ソフトウェア企業の浮沈が激しく、蓄積したデータの継承が問題になります。むしろ、サーバ上にデータベースが構築され、例えば SQL で問い合わせるような形が主流になっている今、データベースソフトがどうこういう時代ではないのでしょう。個人の場合、Paradox と覇権を争った MS-Access もパーソナル用途ではあまり使われず、結局は住所録は年賀状ソフトにその座を譲り、パーソナルなデータベース専用ソフトというのはあまり定着せずに終わったように思います。




私の場合も、MS-DOS の時代から MS-Works のデータベースを用い、住所録や購入したCD管理などに使っていましたが、後にCD管理は GoogleDocs に(*1)、住所録は Lotus Approach を経て LibreOffice で管理するように移行してしまい、元の形のまま長く続いたのは1989年から続けているテキストファイル備忘録でした。これは読書記録も兼ねており、日常の記録と同時に様々な思いつきや考えたことを記録するもので、「日付、タイトル、内容」の3つのフィールドからなる不定長データベースとなっています。たったこれだけの内容ならば、なにもデータベースソフトを導入して複雑な概念や使い方を覚えるよりも、テキストエディタで作成編集し、grep 等の検索ツールの使い方を一つ二つ覚えればすみますので、ずっと楽です。例えば1989年から続くテキストファイル備忘録の文字コードを utf-8 に統一(*2)した memo-utf.txt を「データベース」で検索してみると、若かった頃の考え方が浮かび上がります。

$ grep "データベース" memo-utf.txt
〜(前略)〜
2010/02/17 手帳は一過性の情報には適さない 手帳は一過性の情報のメモに使われることが想定されているが、実は一過性の情報は付箋などのほうが適している。蓄積性の情報や、保留性の高い情報を持ち歩くのに適している。個人のスケジュールなどは保留性の高い情報であり、地図や読書記録などは蓄積性の情報である。一過性のメモなども、テキストファイル備忘録に転記しておけば、蓄積性の備忘録データベースに転化する。
〜(中略)〜
1990/07/05 データベース 多くのデータベース会社が国際的な規模でデータベースを構築している。けれども、個人的な情報、ローカルでごく限られた専門性の高い情報となると、話は別である。たとえば◯◯◯◯の◯◯◯に発表されたテーマ、発表年度、発表者や所属、文献の所在地や抄録などのデータベースが、営利企業で作られる可能性はない。こういったデータは、やはり自前で記録していかなければならない。その際、データベースマネージメントソフトに依存するものでは、メーカーの問題、機種の問題、などをクリアーすることはできないだろう。むしろ、テキストファイルでデータを供給し、必要ならば各自のデータベースマネージメントソフトに合わせて加工できる形になっているほうが望ましいのではないか。ソフトに合わせてデータを入力するのではなく、データに合わせてシステムを選択・開発するという、発想の転換が必要なのではないか。大切なのはソフトではない。データである。
〜(後略)〜

結局、パーソナルなデータベースの本命は、私の場合はテキストファイル備忘録だったということでしょう。

何のことはない、読書記録なら小型のノートブックに日付と書名と出版社名、一言メモを記録しただけのもののほうがはるかによくその時代を想起させるには適しているのかもしれません。ただ、今年の読了一覧を作りたい(*3)とか、あの本は今まで何回読み返したのだろうとか、初めて読んだのはいつだったろうというような「調べる」対象としては、圧倒的にテキストデータのほうが便利です。

(*1): 音楽CD購入記録データベースをGoogleDocsに移行する〜「電網郊外散歩道」2008年12月
(*2): MS-DOS の頃は Shift-JIS コードで保存されていました。Windows3.1/95/98 の頃も Shift-JIS のままでした。Linux を使い始めたころは euc コードでしたが、Ubuntu Linux を使うようになってからは utf-8 を使っていますので、現在は Windows7/8/10/11 等と共通に utf-8 に全部を変換して一本化しています。文字コードの変換には nkf というツールを使います。
(*3): 雪椿とawkスクリプト〜「電網郊外散歩道」2004年12月 〜当ブログの最も初期の頃の記事

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切らさないように気をつけている常備品

2024年07月02日 06時00分10秒 | 料理住居衣服
早いもので、もう7月になりました。当地では7月はアジサイの季節です。母が植えた我が家の紫陽花も色づき、梅雨の季節を感じます。

ところで、日頃から、常に切らさないように気をつけているものがあります。いわば、日々の生活に欠かせない常備品というべきものです。例えば、

  • 食料品 米、味噌、醤油、油、小麦粉、塩、砂糖、酢、素麺、パスタなど
  • 日用品 トイレットペーパー、ティッシュペーパー、洗剤、石鹸、乾電池、のし袋
  • 燃料 灯油(ホームタンク)、ガソリン(農業用、携行缶)、軽由(ディーゼル車)、LPガス(ボンベ)

などです。おそらくは災害時にも必須なものが多いのではないかと思います。冬場を除き、野菜は裏の畑から採ってくれば良いし、ドレッシングなどは酢と塩と油で作ればよいでしょう。香辛料などはいろいろな種類があれば便利ではありますが、必ずしも必須ではないという立場です。

これらに加えて、あまり一般的でないかもしれませんが、万年筆インク、ボールペン替え芯、ノート、A4コピー用紙なども必須の部類かも。このあたりは、昔の仕事上の必要性から切らさないでおく習慣ができたものでしょう。また、嗜好品としてコーヒー豆や茶菓子、夫婦で共通のおつまみ「柿の種」(^o^)などもありますが、これらは切れたら切れたでその時に買いに行けば良いと割り切っています。



昨日、県立中央病院の口腔外科を再受診し、抜糸して来ました。あとは化膿させないように清潔を保ち、今はまだ凹んでいる傷口の歯肉が盛り上がってくるのを待つことになります。当分の間、くぼみにたまりがちな食物カスを水流で吹き飛ばせるように、先端が曲がった金属パイプの付いた大型のプラスチック製シリンジをもらってきました。まずは、やってみましょう。

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