去年UKで発表した論考がまとまった形で論として認められたのは嬉しかった。でもまだ手直しが必要なようだ。沖縄の芸能史の一つの流れが世界の演劇史に照らされていくのは単純にいいと思う。一つのパズルが埋められていく。今論文をまとめるのに古代ギリシャを見ていた。沖縄の芸能を見据えるとき、2000年も前の古代ギリシャを見るという時間の流れが、面白いといえば面白いと感じている。そこの悠久の時間を越えた普遍性があったということでもあるが、それを見ていた先駆者がいたことに驚く。伊波普猷は優れた知性・感性の持ち主だった。 . . . 本文を読む
口承文芸というのは、柳田国男の説による三つの中で「言語芸術」にあたり、 口頭伝承、言語伝承等とも呼ばれています。 ←組踊は歌のように唱えられたのですね。琉歌は節をもって歌われたのです。身体は記憶装置そのものですね。もちろんですが記憶は全体で受け止めているのですね。単純な驚きです。 . . . 本文を読む