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口承文芸の力は記憶力と身体化(PERFORMATIVITY)に帰依するのでしょうか?

2015-10-19 20:07:18 | 身体・身体論・身体性

 口承文芸というのは、柳田国男の説による三つの中で「言語芸術」にあたり、 口頭伝承、言語伝承等とも呼ばれています。 ←組踊は歌のように唱えられたのですね。琉歌は節をもって歌われたのです。身体は記憶装置そのものですね。もちろんですが記憶は全体で受け止めているのですね。単純な驚きです。

以下はGOOGLEに打ち込んで出てきた口承文芸についての定義です。人間の記憶力のすごさを今日うかがう機会があって気になりました。活字の文字を持たなかった人間が無学だったと言えない事実が人類の長い口承継承の歴史の中に秘められていることを意識せざるをえません。

多くの書き言葉、読み言葉を与えられなかった女性たちがかといってまったく無知で物をしらない人間だったとはいい難いですね。たとえば沖縄の島々の祭祀をつかさどる神女たちは、書き言葉がなくとも先達から受け継いだ歌謡、ニーリを1時間でも諳んじてきたというのが、歌謡の専門家のお話です。身体で繰り返される祭祀の場で彼女たちは口承歌謡を神を称える歌を継承してきたのです。それがいかにすごいことか。

文字にたよっている日常ゆえにまったくの暗記・記憶でことばが歌が発せられてきた長い歴史を想像するのは難しいのですね。繰り返し繰り返し身体化された口語で継承された思いや共同体の規範や倫理、神への敬虔な祈りなどなど、すべて口から耳へと伝えられてきたのですね。芸能の継承としてもその方法がやはり口から耳へだった歴史を思わずにはおれません。戦前から歌・三線が得意だった女性たちが工工四を見ないで節を覚え歌ってきた事実にまた驚きます。

「学問はなかったけど、歌三線はうまかったよー」といわれる方々が意外と多かったのですね。民謡もその点口から耳へ伝えられ歌われてきたのですね。民謡が豊富な島々は口承文芸がまた盛んだった地域ということになるのでしょう。文字化はずっと後になって実現したのだけれども歌謡の中に音楽のリズムの中に封印されてきた人々の思いが多く伝えられてきたのですね。琉球の琉歌もほとんど歌うためのものでした。歌って思いが伝わったのですね。歌に寄せる思いの深さが人生に彩りを与えたことでしょう。

記憶が身体のパフォーマンスで蘇っていったのですね。肉体化された文芸は生き残ったのですね。あらゆるパフォーマンスが侮れない記憶装置だったのですね。

口承文芸というのは、柳田国男の説による三つの中で「言語芸術」にあたり、 口頭伝承、言語伝承等とも呼ばれています。 ←組踊は歌のように唱えられたのですね。琉歌は節をもって歌われたのです。身体は記憶装置そのものですね。もちろんですが記憶は全体で受け止めているのですね。単純な驚きです。

毎日のように歌って三線を弾いてきたたとえば辻や仲嶋の女性たちの記憶は身体化されていたのでしょうね。彼らは全身がアンテナになって時代の空気を音やリズムを8886の琉歌のエキスを飲み干していたのでしょう。すごい力です。それらが戦後さらに継承されていったのですね。しかし戦前のありようは、また変質していったのですね。現象から本質を見出そうとする行為を多かれ少なかれ人はやりながら生活を続けてきたのですね。それは必ずしも活字・文字に頼るものではなかったことが改めて記憶の凄さを意識させます。

記憶された歌、踊り、そして組踊の台詞もあったのですね。唱えられ歌われた歌謡の流れの中にあった舞台芸ですね。身体が全感性で記憶するもの、その正体ー。

口承文芸



民俗学の対象の一部として口承文芸というものがあります。これは、 文字によらないで、口から耳へ伝えられるものを指します。 民話昔話等 もこの「口承文芸」の一つといえます。

柳田国男の説によると、日本民俗学の領域が、有形文化・言語芸術・ 心意現象というように大きく三つの部門に分けられるそうです。 口承文芸というのは、柳田国男の説による三つの中で「言語芸術」にあたり、 口頭伝承、言語伝承等とも呼ばれています。

古くは文献記録が作られていなくても、口承文芸は伝えられてたはずで、 後に文字が使われるようになり、書物化されたという流れを持つ文芸は たくさんあります。 文学史上の著名な作品にも口承文芸の段階を経てきたものが数多くあり、 書による文芸と口頭による伝承とは密接にかかわってきたのです。

この口承文芸の範囲や種類は、国や民族の違い等によって完全に一致する 事はありませんが、多くの学者の研究によってある程度まで一致する ものがあげられるようになりました。 特にアメリカやロシア等では、フォークロアそのものが、昔話・伝説 ・民謡・ことわざ等、口承文芸を中心に考えられているそうです。

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