志情(しなさき)の海へ

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「AICT国際シンポジウム・オン・アジア」のご紹介

2010-11-15 13:50:18 | 表象文化/表象文化研究会
今朝、西洋比較演劇研究会回覧でメールが届いたのを紹介したい。

できれば11月19日夜には那覇から東京に飛んで20日に早稲田大で開催される『沖縄文化協会』の研究発表を拝聴し、(組踊の中の儒教思想などについての発表に興味がある)21日から24日までは以下のシンポジウムに参加し、可能な限り歌舞伎座のある舞台公演についての資料を逍遥する。急な情報だったので、フライトがうまく取れるか気になるが、何とか参加したい。ホテルで博論のアウトラインに少しでも取り組めるよう資料の本とノートPCも持っていかざるをえない。いつも重い荷を背負っている働き蟻の類で、自らにそれを課しているーー。知人の女性ほどではないが、ああ、なぜか批評の現在とコラボレーションに胸騒ぎがするのである。

以下は詳細スケジュール!あのインドのラビー教授ともまた再会できる!日本を代表する劇作家・演出家の方々のお話も身近でお聴きできる。そこがいい!沖縄をどう意識化しているのか、も確認したい、などといつも考えている。AICTのメンバーになりたい!世界の批評の現場を捉えたいのである!

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AICT国際シンポジウム・オン・アジア
『国際共同制作と批評の役割』
11月21日(日)~24日(水)
於:あうるすぽっと 3階会議室B(21日)
  東京芸術劇場 5階中会議室(22~24日)

多様性に富むアジアを舞台芸術を軸に捉えて考える時、「国際共同制作」という作業を
通して見ることが有効ではないか。情報も身体も国境を超える一方で、国家間の格差が拡大し、
ローカリティは希薄になり、画一化が進む。身体行為はこうした現象を批評できるだろうか。

アジア各地で独自に行われている「実験」的な作業、とりわけ国家間を超えた共同作業に注目
したい。アジア諸国を中心に世界各地から批評家を招き、具体的な作品・創作の実践の中から
現在の舞台芸術の可能性を探る。
(使用言語:日英、通訳あり)

☆★日本側ゲスト(敬称略)

野田 秀樹
坂手 洋二
竹内 一郎
鄭 義信
和栗 由紀夫
木村 真悟

☆★来日ゲスト(敬称略)

韓国     金 潤哲(韓国芸術総合学校演劇院教授、AICT 会長)(21日)
       金 享起(順天郷大学教授、韓国AICT 会長)(21日)
ベトナム   L? H?ng(ベトナム青年劇場芸術監督)(21日)
中国     張 先(中央戯劇学院教授)(22日)
       陶 慶梅(中国社会科学院副教授)(22日)
       方 梓勲(香港中文大学栄誉教授)(22日)
       呂 効平(南京大学教授)(22日)
       解 玉峰(南京大学副教授)(22日)
       曹 路生(上海戯劇学院教授)(22日)
タイ     Pawit Mahasarinand(チュラーロンコーン大学演劇学科講師)(22日)
インド    Ravi Chaturvedi
 (マハトマ・ガンディー国際ヒンディー大学演劇映像研究学部教授)(22日)
       Deepa Punjani(演劇評論家)(22、23日)
シンガポール Tang Fu Kuen(評論家、ドラマトゥルク)(21、23日)
インドネシア Ugoran Prasad(作家、劇作家) (23日)
イラン    Katayoun Hosseinzadeh Salmasi(劇作家・評論家)(23日)
ポーランド  Andrzej Zurowski(ポメラニアン大学教授)(24日)
セルビア   Ivan Medenica(ベオグラード大学助教授)(24日)
フィンランド Matti Linnavuori(演劇評論家)(24日)
英国     Ian Herbert(演劇評論家、AICT名誉会長)(24日)


■■プログラム

11 月21(日) 会場:あうるすぽっと・会議室B(3 階)

● 09:30 - 12:30
講演:「韓国の現代演劇」金 潤哲
シンポジウム:「日本・韓国国際共同制作『焼肉ドラゴン』(鄭 義信 作)をめぐって
」司会:西堂
行人 パネリスト:鄭 義信、金 潤哲、金 享起

● 14:00 - 15:50
シンポジウム:「東南アジアの現代演劇と演劇交流の可能性」司会:立木子 パネリ
スト:坂手洋
二、竹内一郎、Tang Fu Kuen

● 16:00 - 17:30
講演:「ベトナム演劇の現在」L? H?ng

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11 月22 日(月) 会場:東京芸術劇場 中会議室

● 09:30 - 12:30
講演:「中国の現代演劇」張 先
シンポジウム:「中国― 社会制度を超えた演劇共同について―その課題と展望」
司会:瀬戸 宏 パネリスト:張 先、陶 慶梅、方 梓勲、平林宣和、ほか

● 13:30 - 15:20
シンポジウム:「タイの演劇:国際共同制作という起爆剤―『赤鬼』における演劇体験
以前・以降の
タイ演劇の変化」
司会:扇田昭彦 パネリスト:野田秀樹、Pawit Mahasarinand、内田洋一

● 15:30 - 17:30
講演:「現代インド演劇におけるポストコロニアリティ:融合の試み」Ravi Chaturved i
シンポジウム:「インドの現代演劇― 伝統と現代― 今後の展望」
司会:永田 靖 パネリスト:Ravi Chaturvedi、Deepa Punjani、田之倉 稔

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11 月23 日(火・祝) 会場:東京芸術劇場 中会議室

● 09:30 - 12:00
シンポジウム:「アジアのコンテンポラリー・ダンス―その魅力と展望」
司会:立木子 パネリスト:Tang Fu Kuen、Deepa Punjani、武藤大祐、坂口勝彦

● 13:00 - 15:00
シンポジウム:「インドネシアの身体表現」
司会:西堂行人 パネリスト:木村真悟、和栗由紀夫、Ugoran Prasad

● 15:00 - 16:00
講演:「イランの現代演劇」Katayoun Hosseinzadeh Salmasi

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11 月24 日(水) 会場:東京芸術劇場 中会議室

● 09:30 - 12:30
講演:「同時代演劇における多文化的シェイクスピア」Andrzej Zurowski
講演:「西洋からの視線─ヨーロッパの演劇評論家の認識」Ian Herbert
総括討議
司会:西堂行人 パネリスト:Ian Herbert、Andrzej Zurowski、Ivan Medenica、野田
学、ほかアジ
ア代表
(プログラムは予告なく変更される場合があります)

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主催:AICT(国際演劇評論家協会)日本センター
協力:国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
助成:平成22年度「特色ある共同研究拠点の整備の推進事業」(早稲田大学演劇博物館
演劇映像学連
携研究拠点学会企画支援事業)
提携:フェスティバル /トーキョー

お問合せ:AICT(国際演劇評論家協会)日本センター 電話:080-5674-9379
Email: asia2010@activist.jp  http://wwwsoc.nii.ac.jp/aict/
料金:シンポジウム/講演 各日1,000円・全日通し2,000円
申し込み方法:Webページご参照。 http://aict.activist.jp/asia2010/ 当日受付あ


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