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(すっきりしたマンションからの眺めがいい!)
大学を退職した女性教授の人生の最後のステージが飢餓状態で倒れて、病院に運ばれて永眠したという話が次から次へと語られた。聞き入っていた。
身寄りのない人々の末路は寂しい。しかし、暖かく見守る人々がいる。1人の寂寥感がある。騙し騙される人の世で孤独とのたたかいがある。孤独に馴染み、生きる縁を人助けに捧げた人生もある。人がこの世から消えたアパートメントに残されたもの。それらがゴミとして処分されていった。残されたピアノがあった。宝石類があった。アメリカインディオの言語を研究していた彼女が大切に残していたもの。恵まれていたはずの人と人の関係の融和と断絶がある。異郷の地で人生を全うした彼女は本望だったのだろうか。市の共同墓地に埋葬されたという。火葬場にかけつけた30人ほどの知人友人、教え子たちがいたのだ。
ところで、あらためて友人Aの表舞台の活躍ややり遂げてきた人生の「凄さ」を感じた小さな忘年会だった。1年を振り返る一時だが、衝撃的な物語に圧倒された。2人が永眠した元大学教員のアメリカ人女性と所縁があったことが興味深かった。2人の友人たちがかなたとこなた、こなたとかなたを繋いできたことは確かなのだ。その根の部分に「ミッシング」の戦後があると断定したAのエピソードは、書かれるべきであり、これからの彼女の課題に違いない。あなたはあなたの人生の痕跡を書き残すべきだ、とずっと言い続けてきたことを、意識していることは嬉しかった。
Aの語る時の表情の輝きがいい。パフォーマーなのよ。役者だったんだねと軽く語るが、沖縄に生を受けたがゆえに、ローカルに、ナショナルにグローバルに自らを360度開いていった個性があった。そのことばの中にいつも魅了される何かがあり、それが何なのか、家族であり、地域であり、自らを複眼で見据えてきたその感性なのだと、納得した。
彼女の経験はバトンタッチされていき、それが次の世代へと引き継がれるべきだといつも思っている。小さな空間がいきなり大きな舞台へと飛躍する可能性を秘めている。身体を大切に!多くのNGOやNPOを束ねる知性を持っている貴女の活躍のステージを予見しているわたしがいる。
紹介された本は『幼児からの民主主義』ースウェーデンの保育実践に学ぶ、である。コンサルタント、ファシリテーター、世界的NGOの代表でもあった彼女の経験知はこの島で確かと根付いていくに違いない。後輩に語る形でもいい。
女性たちの語りが多すぎることはない。隙間に閉じ込められている多くの女性たちがいる。家父長制度の社会システムが続く。そこから一挙にジェンダー差異のない5次元の世界も登場しているのらしい現実。
子供の問題をテーマに1500人が集った。多くの大小の組織が議論した。二日間の大会のコーディネートをした彼女の名前はしかしパンフに記載されていない。各組織の代表者の名前が記載されていない事も気になった。なぜ?参加する事に意義があるのだろうか。
以下の書籍は読みたい!保育園や幼稚園の先生方にとっても参考になるのかもしれない。何より子育て中の親にとって有益だろうか。
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