
辻遊郭を舞台にした歌劇が多いのは沖縄芝居(歌劇)の特徴の一つですね。そこに歌舞伎の遊女〈花魁)の美に匹敵するような物語はあまりない沖縄ですね。関連して、博論を早く書籍にしなければです。
おそらくもっと物語は書かれるべきです。薩摩在番の現地妻の美はかなりのものだったはずです。遊郭の美女の中から選りすぐりの女性が現地妻になったのですから~。王府お墨付きの美女たちがいたのです。
今回はジュリのチルーが小嶺和佳子さん、幸地里之子が宮城茂雄さんで主役を演じています。魅力的なお二人ですから見応えがあったはずです。「三村物語」のように豚も登場する歌劇です。残念ながら諸条件が整わず舞台は見ることができませんでした。再再演をぜひです。「辻情話」もまた上演してほしいです。伊禮門綾さんは最近、めきめきその演技が評価されていますね。拍手!