志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

遅ればせながら、3月8日の国際女性デーの新聞で興味深く読んだ記事〜!

2025-03-15 09:58:00 | ジェンダー&フェミニズム
一つは、琉球新報女性記者3人の鼎談。いわゆるフジテレビ問題ー中居正宏の女性アナウンサー性加害、局内接待要員ジェンダー差別に対して、新聞メディアの動向がうかがえる。

琉球新報3月8日


 このような現役女性記者の歯に衣着せぬ発言は、とてもいいと思った。社会正義を追求し報道する新聞社のジェンダー平等の状況が、コンパクトにまとめられている。実はどの大手企業でもあり得る事が推測できよう。
 彼女たちの本音トークは、実際もつとディテールを開示して、冊子にしたらいいのでは、と思う。
 女性である事に付随する差別がこの社会に蔓延していること、大小の差異はあれど、人類史の数千年の歴史の現在である。制度として、システムとしての差別は、法律上、かなり改善してきた事は、事実だ。
 されど、後退も前進も共に手を携えて有る事実を踏まえつつ、より良き社会環境を目指さざるを得ない。
 性の違い、ジェンダーを超越する社会参加、活躍の場も開かれている。どのように一個人、人間として互いに信頼し、尊重し合えるか、常に試されている進行形の中にある。
 マクロにもミクロにも、構造的な変革が求められている。声を出して話し合うこと、発信と共有は可能な地球社会になっていると考えたいが、東西対立、南北対立、帝国主義、覇権主義、資本、金融キャピタルの増長、監視社会、一党独裁国、ナショナリズム、グローバリズム、対立が果てしなく続いているのも事実。
 しかし、対立は、弁証法的には絶えずアウフヘーブンするわけで、人間の本質は、想像(創造)する力と定義したチョムスキーの言葉を大事にしたい。

 一方、「この人のコーナー」で紹介された新垣尚子さんの記事は、国連の人権擁護の活動をする女性が、紛争地帯の過酷な現状を伝えている。女性や子供に対する暴力、レイプや殺戮は、有史以前から繰り返されてきたのであろう、人間(社会)の負の歴史に思いが走る。

琉球新報3月8日


 属性としての暴力装置、加害と犠牲は変わらない。人間は、救いようのない悪を犯す存在であり、かつ身を賭して悪に立ち向かう存在てもある。
 また日常生活における男女平等のアゼンダはまだ差異が甚だしい。
 男女、あるいはLGBTQにしても、
性的嗜好の前に、一個の人間として、それぞれに尊重され、法的な恩恵を受けるべきである。

 しかし、世界は途方もなく、ネット情報など、仮想空間で、知った錯覚もやってくる。何が真実か、それは、永遠の問であり続ける。
 What is the truth?

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。