昨夜だった。授業が終わって急いで禅寺に向かった。車はかなり渋滞しているというわけではなかったが、座禅開始の19時に間に合うかどうか、ギリギリのところだった。間に合った。
目を閉じ座禅をして、呼吸を整えていると、アルミサッシの隙間から入ってくる風の声に耳が敏感になっていた。瞑想で無我の境地になれるのだろうか。意識の中に思いがけない顔が浮かんできたりした。瞑想する時間は貴重だと感じた。
僧侶のお話は「心を落ち着ける」だった。不動の姿勢で静かに呼吸をしながら目を閉じていた。ただ座禅して呼吸する。そのひとときが尊いものに思えた。
毎月2回だけの座禅だが、何がもたらされるのだろうか。