恐竜の子孫とされる鳥たち、下界を見下ろしながら生きているのだ。
不遜なのはホモサピエンスで、見上げなければならないのはわたしたち、愚かでさもしく、賢い者たちか〜。
公園を仕切っているのはカラスたちか、ゴミ袋を噛みちぎっている。
迎えるのはカラスのカーカーで、目白爽やかに鳴く朝の散歩。
そして、
コオロギ鳴き、夾竹桃の花目を射る。驚きはガジュマルの白い幹、いつのまにか白樺に変身!
亜熱帯の白樺は幹ごつごつと!
潮風のお化粧を施し、マイケルジャクソンに倣ったガジュマルたち!
枝先まで変身、何の木?
枝先まで変身、何の木?
白樺にはなれないよ。
不思議は周りに満ちて、しかし、君たちはリアルだよね、と声をかける。日本国の政治劇場のまやかしほど目眩しなんかしないよ、とイソヒヨドリが囁くように鳴いた。