志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

渡嘉敷流「二代目渡嘉敷守良襲名披露公演」、独特な型と美でしたね!おめでとうございます!

2017-09-26 12:31:14 | 琉球・沖縄芸能:組踊・沖縄芝居、他

               (七福神の後のフィナーレの写真です!渡嘉敷流の関係者から頂きました!^0^謝!七福神に守られたいですね!)

(二代目渡嘉敷守良、師範花岡尚子、花岡貴子、棚原百里子、祖慶しのぶ、比嘉なつきさんです!師範の5人に支えられた勝子先生だったのですね。「劇団うない」で活躍している3人はハワイでの公演でもチームワークがよかったのですが、同じ流派の技芸に支えられていたのですね。これからのさらなるご健闘を祈念します!)二代目渡嘉敷守良琉舞研究所(那覇市安謝272-1 TEL:098-868-0072)FAX兼←渡嘉敷流の型、その伝統的な技量を習得したい方は是非!ですね。琉球国時代からの古い型を習得することになります。ガマク入れがなかった舞踊ですが、戦前の舞踊映像を見ると、ガマクは入っていませんね。さらっと流れる動きですね。あるいは角ばっていますね。→舞踊も変容し、進化するのですね。時代相が見えてきますね。変わらない技量と変わっていくものがありますね。金武良章さんの金武流もガマク入っていませんね。

舞台の印象批評

舞台の構成、フィナーレまで、楽しくあっと言う間でしたね。三日月(アカマター)も劇団うないで頑張っている3人、堂々としていましたね。声が通っていました。普段うないの舞台で鍛えられているので、生き生きしていました!拍手

第一部の若衆踊り、なみあしが目立たないほどに個性がはじけていましたね。確かに継承されてきた若衆踊りが多いのですね。

諸屯、ガマクは使わないが柳腰で女性の柔らかな線を見せる技法があり、ガマクをを使った動作がないゆえにかえって流れる動きにも見えましたね。やたらにガマクを使った踊より清楚でいいですね。戦後の古典女踊りは『新古典女踊リ』とわたしは名づけているのですが、戦前とかなり異なります。思いいれが深くなって、それが強烈になっていますね。男の女への恋情を異性装で直立に近い形で踊っていた王府時代の女踊りでしょうか?それが近代の女形の女踊でもどことなく男の女踊りゆえの角ばったさまが写真から分りますよね。ただ遊里のお座敷で踊った女踊りはまた異なりますね。

 録画されていましたので、後ほどそれを観たいと思います。←お願いするつもりです。

浜千鳥も玉城流との違いがあって、興味深いですね。ガマクがないことのやはり流れる動きがポイントに見えます。高平良万歳も型なり手、所作、足遣いの違い、やはり風味がありますね。

七福神は今回はじめてみました。楽しい群舞です。

三日月(アカマター)は南風原大屋の瀬名波孝子さん、タンメー小役の八木政男さんが良かったですね。何十年も沖縄芝居をやってこられたベテランのお二人の演技は、んんん、いいね!お芝居の演技指導もされているのですが、渡嘉敷流の方々は守良さんが戯作者であり、史劇、歌劇を演じてきたことを肝に銘じなければなりませんね。芝居小屋から渡嘉敷流は発展してきたのです。原点を忘れないでください。

 『パンフレット」を読んで一番感銘を受けたのは、板谷 徹先生の「渡嘉敷流守良の遺産」です。渡嘉敷流の型のご研究をされていることは、いいですね。近代以降の舞踊の歴史が詳細に解明されていくことになります。玉城盛重神話への切り込みでもあるのですね。板谷先生の真実を追究する眼差しは頼もしいですね。沖縄の文化政策や芸能関係を束ねている方々のセンスのなさが照らされていきます。自己顕示欲の塊のような方々は、自分の名前を売り込むのにたいへんですね。

それから狩俣恵一先生の「渡嘉敷守良の記録資料と折口信夫」も良かったですね。

お二人の芸能研究者の論稿が輝いていますね。会場の招待席には「琉球舞踊保存会」会長・宮城能鳳先生のお姿もありましたね。

やっと近代の琉球舞踊にきちんとしたメスが入るのですね。今後の板谷先生のご研究の成果が楽しみです。ただ玉城流も独自に近代の舞踊の系譜をしっかりまとめることが要求されていますね。博論を書きながらこの間対象化しなかった琉球舞踊の論文をいろいろ読んでみたのですが、矢野さん、池宮正治さんの論が抜きん出ていますね。板谷先生の「花風」についての論は画期的でした。しかし、男性研究者が見ないふりしていたような遊里の芸妓・舞妓を追っていて見えたところもあります。

コメントで琉球舞踊保存会会長のご挨拶が掲載されていないことへの言及がありましたが、そうですね。お祝いする気持ちがなかったのでしょうか。確かに大人気ないですね。今から脱構築が始まるのですね。それにしても、第三者の視線にさらされて沖縄芸能の歴史の真実が明らかになっていくのですね。

関係性の多層性、多様性が編み出す真実への闘いを応援したいですね!

******************

 つぶやき 1

 素敵な女性とご一緒の重田辰弥氏がお隣の席ではじめて直にお話できて光栄でした。以前メールで何度かやり取りをさせていただいたことがあったのですが、いつもセンスがいい方ですね。移民研究をされている、お隣に座っておられたN先生もはじめてお話できて良かったです。重田さんが奄美のK島のご出身だとお聴きして、上間初枝さんのお母様も同じ島の出身で、花岡先生のご主人もK島のご出身とおうかがいして、島尾敏雄と島尾ミホさんを思い出したのですが、一瞬、島と島の係わりの深さを覚えました、真喜志きさ子さんのご本の出版に関しても少しお話しました。楽しみな出版です。(たまたま持参したバッグは上間初枝さんから以前いただいたのでした!これも不思議なご縁ですね!)

 つぶやき 2

 島元先生、劇場で休憩時間に少しだけお話しましたがお元気そうで良かったです。大胆にご発言をされた先生が、県庁で県の文化政策のためにさらに頑張ってほしいものです。着物で盛装された舞踊家の方々はよくご存知なのですね。挨拶される方々!文化財課は芸能文化の鍵を握っているのですね。でも何より芸能を愛する沖縄の人々ですね。

 島元先生の声が琉球舞踊保存会や県の文化財課の問題、文化庁、マスコミ、顧問の先生方の認識の問題などがあぶりだされました。そして多くの匿名の皆さんの声が励ましてくれました。沖縄の伝統文化をよりよくするために、みなさまの自由なご意見大歓迎です。よろしくお願いいたします。

「組踊保存会」の問題もいろいろ上がっていますね。琉球舞踊も組踊も顧問の方々のセンスが問われていますね。沖縄県の文化関連部局の方々はもっとしっかりしてほしいですね。この草の根ブログは世界の関心ある方々が訪れています。←時に1日500人弱が訪れ、アクセスはたまに1日、3千人越えています。琉球舞踊関連の問題は沖縄内からのアクセスも今回かなりあります。それだけみなさんが関心をもっていることが分ります。ありがとうございました!

 



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19 コメント

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観てきました! (ぶちゃいく君)
2017-09-25 19:27:13
二代目渡嘉敷守良襲名披露公演を観てきました。
花岡先生の公演は、二代目渡嘉敷守良襲名以前にも拝見しましたが、今回の公演は今までの公演でも、白眉を成すものでした。
二部形式で、二時間半もの長時間に亘る公演でしたが、あっという間に終わった感じがするほど、全く飽きが来ない公演でした。
2、3年前にも観た七福神はかなり幻想的で、芸術性と完成度の高さを感じました。
今後も、二代目渡嘉敷守良公演があれば、是非とも観に行きたいと思います。
出演者の皆様および関係者の皆様方、大変素晴らしく感動的な公演をありがとうございました。
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とても感銘を。。。 (イトマン)
2017-09-25 22:48:10
いつも、ブログ拝見しております。イトマンと申します。今回、私も渡嘉敷守良襲名公演に行きました。率直な意見としては、本当に本当に素晴らしい公演で、圧巻の高平良万歳。胸が震えました。私は、某 玉◯流に所属していますが、伝統を繋げる、師からの教えを後世へ。という点では渡嘉敷流には敵わないと心から感じました。玉◯流は、大きい流派ですが、家元自体が、コンクールの度に少しずつ手を変えてきます。何が伝統なのでしょうか?玉城盛義、盛重先生の教えは何処へ?それに比べ、師からの教えを何にも恐れることなく忠実に堂々と舞われている花岡先生を見ると、渡嘉敷流のお弟子さんは幸せだなと感じるほどでした。私も次回もし渡嘉敷流の公演があるなら、また、見に行きたいです。長文、乱文失礼しました。ブログ毎回楽しみにしております。
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大人げないぞ琉球舞踊保存会 (大人げないぞ琉球舞踊保存会)
2017-09-26 09:30:22
 素晴らしい公演でした。
 二代目を先頭に、胸を張って渡嘉敷流を伝えていこうという強い思いも伝わってきて、感動しました。
 
 それにしても、琉球舞踊保存会。
 
 その母胎となった県の沖縄伝統舞踊保存会の保持者の皆さんの公演については、琉球舞踊保存会長の祝辞を寄せるのが恒例。
 それがパンフレットのどこを見てもない。

 二代目(花岡勝子先生)は、県の保持者であり、琉球舞踊保存会の伝承者でもあった。

 自分たちと異質な流儀は、排除したいという保存会の意志か?

 国の琉球舞踊保存会の不透明な次期保持者選考に対して、県の沖縄伝統舞踊保存会が嘆願書を出した際の有志の中に二代目(花岡勝子先生)のお名前もあった。
 意趣返しか?自分たちに刃向かった人たちに対する。
 大人げない。恥ずかしくないのか。
 
 国の舞踊保存会と県の舞踊保存会。
 どちらが、伝統に対して真摯に向き合っているか痛感させられた公演だった。
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最高の舞台! (ワンダフル)
2017-09-27 12:49:11
私も二代目渡嘉敷守良襲名披露公演を拝見しました。出演者の知人です
気づけば3時間近くの公演と感じさせないほど、あっと言う間に終演してました。えっ、もう終わったの?って感じです
踊りも衣裳も構成も素晴らしく、まさに夢のよう!二代目をはじめ、出演者のこの公演に駆ける思いのような熱も伝わり、本当に本当に最高の舞台でした。
今までで観た琉球舞踊の公演の中で、一番、素晴らしかった。ただ面白いではなく、感動して、なぜか涙がでました。こんな琉球舞踊の公演はじめてです。
これからも二代目渡嘉敷守良師匠を先頭に素晴らしい舞台を踊りをお願いします。応援します。
公演を観終えて、こんなに素晴らしい公演をできる方が、国の保持者になれなかったなんて本当に信じられません。今回、国の保持者になられた方で、こんなにお客様を喜ばせる舞台ができる方が何名いますか?

まだ続いている公演の余韻に浸りながら、国の保持者選考の不公平さをた改めて実感しました。絶対におかしいです。
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天晴れ! ()
2017-09-28 21:41:36
素敵な公演でした。
先生を支えてこられたベテラン陣の踊りも良かったですけど
若い人たちの溌剌とした踊りに元気が貰えました。
踊りもいいですけど、芝居も良かった!
尚子さんの男姿かっこよくて惚れ惚れします。

一番つぼだったのは、七福神の大黒さん。
祖慶しのぶさんが本当に楽しくて4514可愛らしくて、
幸せな気持ちになりました。

また見たいです!
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西江喜春先生! (Unknown)
2017-09-28 21:47:51
琉球舞踊保存会。祝辞を断ったそうです。

それでも、保存会の副会長でもある西江喜春先生は地謡を率いてご参加。
男だなと思いました!
これでこそ、実演家。
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琉球舞踊保存会失態ですね! (おどり好き)
2017-09-29 04:07:44
祝辞を寄せられなかったのですね。権威主義の陥穽ですね。XXのラヴェルの権威も批評や批判の対象だということを、私たちは肝に銘じないといけないですよね。XXのラヴェルやステイタスは崩れるのですね。



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真実を申しますと (首里)
2017-09-29 09:19:37
花岡先生は独断かつ事後報告で襲名したからです。
他の渡嘉敷流の金城光子先生にも東京の2代目児玉清子先生にも相談も何もせず新聞に載った後から手紙で事後報告したと聞きました。
他の保存会の上の先生や他の流派の先生方も新聞で知った、という方が多くいらっしゃったようです。
守芸の会から別れたとはいえ、同門の先生にさえ連絡も相談もしないのはあまりに物を知らないと先生方は憤っておりました。
この話しは守芸の会の方から直接聞いた話です。
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真実をもうしますと? (渡嘉敷流だけじゃない)
2017-09-30 00:09:13
首里さんのコメントが気になったので、聞きたいのですが・・・
琉球舞踊は流派がありすぎて詳しい事は、よく分からないのですが、今ぱっと思い付く方で襲名といえば、玉城流の大田もりくにさんが二代目盛義を襲名していますね?
あんなに大きく、たくさんある玉城流(盛義の流れをくむ)が集まって襲名の話し合いを行ったのですか?
あと、よく○○流○代目家元とか、新しい会を立ち上げたりしていますが、そういった事も流会派の中で話し合われているのでしょうか?
少なくとも、私の所属している流派(小さな流派なのですが)では、そのような話し合いをしたという話を聞いた事はありません・・・残念ですが
因みに、コメントのなかにお名前のあった光子先生、児玉先生ですが、それぞれも三代目守芸の会家元・二代目児玉清子を襲名されていますね。それは渡嘉敷流の中できちんと話し合われていたのでしょうか?
守芸の会の方から直接聞いたと仰いますが、片方の意見だけを聞いてそれを真実だとこんな風にコメントするのはいかがなものかと・・・
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とても素晴らしい公演でした! (わたし)
2017-09-30 01:28:38
わたしも二代目渡嘉敷守良襲名披露公演を見てきました!とてもとても素晴らしい公演でしたよ!

二代目の渡嘉敷流にかける熱い思いが溢れていて感動しました。
今、型の事や、歩き方の事などいろいろと言われていますね。でも、ただ踊りが好きなわたしにとっては流派とか型とか関係なくて、魅力的な舞台は誰が観ても素晴らしいと思うのですが、それだけではダメなのでしょうかね~?
やっぱりわたし、渡嘉敷流の踊りすきだな~と改めて思いました。
あっ、渡嘉敷流のというより、花岡先生の!ですね(今までずっと渡嘉敷流イコール花岡先生だと思ってました・・・他にも先生方いらっしゃるのですね)
これからもずっとお元気でいろいろな舞台でわたし達を楽しませてほしいです。
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真実といいますか事実といいますか (首里)
2017-09-30 05:58:44
まず、襲名というスタイルが大和方式なためどうしても「血統」とか「血筋」を持ち出されると強く批判できないみたいです。二代目盛義先生はそこをクリアしていますね。あと例を上げると二代目能造先生が襲名されるときも前以て話をされていた先生と、話をされていない先生とがいたようで会を別れる先生もいらっしゃったようです。
そして児玉先生、金城先生はルートは違えどきちんと各々上の先生から会を引き継いで活動なさっています。
花岡先生のもうひとつの襲名問題は「守良」を襲名したことです。新聞の記事で書いてあったように琉球舞踊の礎となった方の名前をそんなにやすやすと、他の渡嘉敷流の先生たちとうやむやにして大丈夫なのかと感じます。さらに「あけぼの乃会」会主を外して「渡嘉敷流家元」と名乗ったのも「すべての渡嘉敷流の家元」と捉えられかねないのではと思います。
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Unknown (Unknown)
2017-09-30 14:30:08
首里さんは勘違いされてますよ。

知り合いに聞いた話ですが、二代目渡嘉敷守良を襲名しましたが、二代目家元ではないようです。
二代目家元は渡嘉敷守章先生です

新聞に二代目家元渡嘉敷守良襲名と、共催の記事がのりましたが、あれは記事の間違いだったようです。
9月21日に載せた記事には、きちんと訂正してもらい、二代目家元とは載せてないようです。関係者に聞きました。パンフレットにも 二代目家元とは一言も記載してないということです。

首里さんのコメントは、その辺も踏まえた上でのコメントでしょうか?

後、金城光子先生が三代目家元を継ぐ際には、どうだったんでしょうか
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首里さんに聞きたい (渡嘉敷流だけじゃない)
2017-10-02 17:31:21
私も新聞やパンフレットを読みましたが、どこにも渡嘉敷流家元という文言はなかったと思いますね。
首里さんのコメントに「児玉先生、金城先生はルートは違えどきちんと各々上の先生から会を引き継いで活動なさっています」とありますが、ルートというのは何ですか?
また、最近から金城先生は「渡嘉敷本流」と名乗っていますね。児玉先生はある時から突然「渡嘉敷守良流」と名乗ったような印象がありましたが、そこにどのような「ルート」があるのでしょうか?
他流派の事なので今まであまり気になりませんでしたが、首里さんのコメントを読んでとても違和感を感じました。

守芸の会の方から直接なにを聞いてどのように思ったのかは存じませんが、それがその流派のすべてのようなコメントの書き方は、首里さんは物をしらないと思われてしまいかねませんよ?
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お調べになられては? (ぶちゃいく君)
2017-10-02 21:08:17
他の方のコメントにもありますが、首里さんのコメントは事実と違いますよ。
琉球新報でも訂正されてた通り、二代目家元では無く、二代目渡嘉敷守良を襲名されたのが正解です。
しかし、この様な大事な部分を誤って掲載し、誤解を招くとは、琉球新報の方々は大いに反省すべきですね。
また、襲名について『独断で』との記述もありましたが、これについても一言。
襲名公演の幕間に、宜保栄治郎氏が解説されていましたが、渡嘉敷守良の女踊りは、波足を特徴の1つにしているとのことでしたが、新聞報道等を読むと、児玉先生は波足を否定されておられました。金城先生はこれまで何度か舞台で拝見しましたが、以前とは踊りの型を変えていました。
それらから鑑みると、渡嘉敷流本来の型を多く残しているのは、現在のところ二代目渡嘉敷先生であると考えられます。
また、襲名には血筋による襲名と、芸筋による襲名とがあり、今回の二代目襲名は、芸筋による襲名であると言え、二代目渡嘉敷先生は、二代目家元の守章先生、初代の直弟子2名から直接教えを受けており、これまでの活動や後継者育成の観点からも、二代目を襲名するのに問題が無さそうです。
加えて、新聞社にも報道され、また、襲名披露公演にもいらっしゃってた様に、渡嘉敷家の方々の承認も得ているので、二代目襲名に何ら問題は無いと思います。
最後に個人的な意見ですが、花岡勝子先生が二代目渡嘉敷守良を襲名されてから、これまでに無いほど、賛否も含め様々な面で、渡嘉敷流が取り上げられる様になりました。
これこそ、花岡先生が二代目守良を襲名した目的であり、この様な批判も賞賛も含めて受け止める覚悟に立てる人だからこそ、二代目守良に相応しいと考えます。
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首里さんの真実 (悲しい・・・)
2017-10-02 22:29:13
首里さんの真実をもうしますとのコメントを読んで、それが本当の話だとするならばとても残念な事だと思いました。

襲名披露公演を見てきました。パンフレットや新聞も読みましたが、襲名に関しては血筋の方の承諾もあり、きちんとした後見人の方もいて・・・何より、とても素晴らしい公演でした!まさに渡嘉敷流ここにあり!という圧巻の舞台でした。
それなのに、琉球舞踊保存会が祝辞を断ったその理由が「独断で事後報告だったから」?
しかも「守芸の会の方から直接聞いた話です」?
公の団体がそんな個人的な感情で物事を判断しているのですか?
どんなに自分の師匠の踊りを守りたい!と思っても、仲良しこよしでいないと祝辞もいただけないのですね・・・
琉球舞踊界に未来はないですね。
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非盛重系統の復権 (非盛重系統の復権)
2017-10-15 20:38:55
素晴らしい公演でしたね。渡嘉敷流の面目躍如です。
私も、ブログ主さん同様に、会場で盛装された舞踊家の方々が島元先生に声をかけておられるのを目撃しました。
松含流と山田流の大きな先生方。この先生方は県の保持者でいらっしゃいません。島元先生は県とか国の保持者かどうかとは関係のないところで、芸能家を大切にしておられるのですね。にこやかに対応しておられました。
島元先生の近況については、衝撃的な情報が本ブログの6月12日の記事『「てんぶす」で「いっとーばい」を観劇した際思いがけず島元先生にお会いした。舞台は盛況、新たな歴史への開示と問題提起!』 http://blog.goo.ne.jp/nasaki78/e/bb4285c3e4b793bd95c433dc353ce854
にあります。本調子でないのに足を運ばれたのですね。

思い出したことがあります。5年くらい前に琉球舞踊保存会の研修会について、島元先生とメールのやりとりで質問をしたことがあります。2,3行のメールについて、長大で丁寧な回答が還ってきたのでビックリ恐縮です。その時の先生の

「非盛重系統の復権こそが沖縄の舞踊の未来を開く鍵になります」

と言う言葉が焼き付いています。さらには

「盛重系統の中の非主流派の復権も大事です」

と言う言葉も。「復権」という言葉が、大きくて強い言葉に思えてドキドキしました。どういうことか質問しました。

「大きい者、力の強い者の権利は、ほっといても守られます。行政の仕事は弱い立場にある方々の権利を守ることです。私たちの仕事の基本になっている文化財保護法という法律は、マイナーで貴重な文化を守るためのものです。だから特別なことを私は言っているんじゃないんです」
島元先生が琉球舞踊保存会の大きい先生方を説得して、7系統すべてから研修生を入れた理由が分かります。

芸能に関わる行政の方々がみんなこうであったら、今回の琉球舞踊問題は起こらなかったと思います。

そして、あの頃はまだ、「復権」という言葉がピンと来なかったのですが、今は分かります。

最近まで、琉球舞踊はもう死んでしまったんじゃないか。終わってしまったんじゃないかとチルダイしていました。でも、違う。渡嘉敷の素晴らしい公演を見て思いました。
琉球舞踊の「再生」の鍵は、「非盛重系の復権」だと。
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Unknown (重田)
2020-04-08 14:14:10
 数年後のコメントで申し訳ない。著者の与那覇さんと偶然臨席し、Blogにも書いて頂き恐縮!花岡さんとは安謝中学の同窓(笑)
 与那覇さんとは真喜志きさ子さん故・仲本潤栄さんとの縁もありましたね!
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Re非盛重系統の復権 (Re非盛重系統の復権)
2021-06-23 23:54:17
島元先生の言葉。
行政の仕事は弱い立場にある人たちの権力を守ることです。

仰るとおりだと思います。

島元先生は今は琉球芸能に関わる仕事はなさっていないのですか?
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re:非盛重系統の復権 (re:非盛重系統の復権)
2021-06-25 05:09:45
文化財課で島元先生の話をすることはタブーのようです。琉球芸能に関わってほしいのですが難しいのではないでしょうか。あれだけ琉球芸能のために動いて下さっていたのに今だに悪いレッテルが貼られてたままです。本当に残念で悔しいです。
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