志情(しなさき)の海へ

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琉球新報連載「道標を求めて」は興味深い!琉米条約160年、主権を問う!です。

2014-07-02 09:05:09 | 沖縄の過去・現在・未来

新垣毅さんが中心に編集されているのかもしれないのですが、近代沖縄の歴史を捉え返す意味でとても関心をもって切り抜きして読んでいます。一部出張とかで読めていないところは後でコピーなどしてー。怒涛の琉球王国崩壊に至る過程は、見据えるのは痛いけれど見据えなければならない歴史ですね。黄色い軍艦を待ち焦がれた旧支配層の心情もわかります。時代の趨勢の中で、明治日本の策略が一歩上手だったということもあるのかもしれません。琉球の主権を獲得するために当時の琉球の首脳たちが懸命に状況をマップを広げて生き延びる道筋を追求していったことなど現在に続く琉球・沖縄の葛藤・相克が見えてきます。アヘン戦争で疲弊していた清に弱小国家琉球に手を伸ばすゆとりはなかったのですね。西欧を模倣して中央集権国家を早急に樹立していった薩長政府の手法の前に併合されていく琉球の姿があります。取り込まれて行くのですね。連載楽しみに読んでいます。頑張って!與那覇潤の博論をまとめた翻訳論的視点の近代の読み解きなどもありますが、あれも国際条項などがいろいろ書かれていたようなー。まとめて読み直したいものです。一旦明治政府に併合されてからの旧慣温存策が明治36年頃まで続いたのですよね、この「道標を求めて」が歴史のどの時点まで続くのか、わかりませんが、「琉米条約」を基軸に据えているのでしょうから、その条約がどう変節していくのか、も興味あります。連続して読んでいないところもあり、頭の整理が必要ですが、琉球の歴史の転換期を抉っていく作業はワクワクします。脱清人についてはやはり歴史家がいろいろ出版されていますね。大城立裕さんの「さらば福州琉球館」の作品も小説、戯曲とあり、歴史家A先生は史実と違うとおっしゃっていますが、フィクションはまたエキスですからー。テンペストの事例になってしまうようです。


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