子猫の成長過程をじっくり見たかったのだが、ミーちゃんは秘匿してしまった。子育ての場面を大事にしたのである。母猫のすごさに感動しているが、ミーちゃんはそこから目が見え耳が聞こえるようになった子猫たちを次はどこに移動するのだろうか?どうも二階の誰も使っていない半ば物置のような部屋を歩き回っていたが、そこは普段は閉めきっているので、出入りが難しい。
挨拶のように二階の奥の部屋のこちらの仕事部屋にやって来て存在をアピールする行為が、二回も繰り返されると後をついていってしまう。たいてい、美味しい食べ物の要求に思える。子猫たちを人間の視界から遮ることに成功しているが、毎回見事なジャンプと瞬発力で上ったり降りたりするにも、エネルギーが必要ではないかと、気にもなる。授乳が終わった後は降りてきて、タイルの上やベランダにしばし寝そべり休憩しているミーちゃんだ。6匹の子猫に母乳を与える日々はミーちゃんにとって至福の時だと思えるのだが、懸命に育んでいる姿は、ただ凄いと思う。
先週だったか授業の最後の日、授業が終わってまだ残っていた二人の学生たちに子猫が6匹生まれたことを話したら、小学生の頃、おばあちゃんの家の裏に野良猫さんが赤ちゃんを産んで、でも何匹かは死んでしまって、それで生き残っていた一匹を引き取って育てたと話した女子学生がいた。お母さん猫に餌をやらなかったの?と聞いたら、野良猫でよく覚えていない。との返事だった。しかし子供が生まれたら一月ほどは母乳をあげないといけない子猫たちだということが事実なら、餌が十分に取れない母猫はたいへんだ。家猫だと、餌など、つまり食べ物の心配はない。しかし野良猫さんだと餌の調達は厳しいに違いない。
漁港の猫さんたちだったら、そんな心配はないだろうか。今年の春先に、田舎の漁港に群がっていた数匹の猫たちの姿が頭を掠めた。彼らはなぜか太っていて、ガリガリに痩せた猫は一匹もいなかった。大きな公園の猫の場合、公園に餌を運んでいる人々の善意に支えられている。野良猫さんたちにとって、日々の餌(食)を獲得することはやさしくはないに違いない。その点、釣り人や漁業を正業とする漁師たちが身近にいる漁港は、恩恵があるのかもしれない。捕りたての魚が手に入る可能性がある。釣り人が多いほどその恩恵もありえそうだ。実際その猫たちが魚を食べている光景を見ていないので、想像するだけだが~。まさか猫たちが海に入って魚を捕るということはないだろう。ありえるだろうか。
ただヨットハーバーのある漁港の近くを散歩した時、大きな猫を3匹ほど見た。そしてその猫さんたちのために土手に普通スーパーで売られている固形の餌が置かれていることに気がついた。そこでも人々の善意が生きていた。看板があり、「猫を捨てないでください」と書かれていた。
飼い猫が東京都の人口近くいるとしたら、野良猫はその三分の一ほどだろうか?それともその倍だろうか。「コンビニの近くに親子の猫を見たよ」と聞くと、なぜか胸が痛くなる。子猫を野良猫として育てる苦労はたいへんだと想像するゆえに~。猫を外飼いしている友人によると、「町中では子猫もよく見かけるわよ」ということだったが、つまり、彼らも町中で暮らすのにその界隈の人々の善意なり施しで生かされているのかもしれない。
6匹の子猫たちに授乳した後でゆっくり休んだり、網戸越しに庭を見つめたり、ミーちゃんには少し余裕が見えてきた。子育てのサイクルになれたのかもしれない。子猫たちは6匹とも順調に育っている。まだ視聴覚がしっかりしていない子猫たちは、邪魔されることなく、母乳を飲み、よく寝ている様子だが、人間の赤子が這い回っている状態が10日目である。母親の体内で10ヶ月育まれる人間と2ヶ月の違いは、どうしても成長の度合い、スピードが違う。
挨拶のように二階の奥の部屋のこちらの仕事部屋にやって来て存在をアピールする行為が、二回も繰り返されると後をついていってしまう。たいてい、美味しい食べ物の要求に思える。子猫たちを人間の視界から遮ることに成功しているが、毎回見事なジャンプと瞬発力で上ったり降りたりするにも、エネルギーが必要ではないかと、気にもなる。授乳が終わった後は降りてきて、タイルの上やベランダにしばし寝そべり休憩しているミーちゃんだ。6匹の子猫に母乳を与える日々はミーちゃんにとって至福の時だと思えるのだが、懸命に育んでいる姿は、ただ凄いと思う。
先週だったか授業の最後の日、授業が終わってまだ残っていた二人の学生たちに子猫が6匹生まれたことを話したら、小学生の頃、おばあちゃんの家の裏に野良猫さんが赤ちゃんを産んで、でも何匹かは死んでしまって、それで生き残っていた一匹を引き取って育てたと話した女子学生がいた。お母さん猫に餌をやらなかったの?と聞いたら、野良猫でよく覚えていない。との返事だった。しかし子供が生まれたら一月ほどは母乳をあげないといけない子猫たちだということが事実なら、餌が十分に取れない母猫はたいへんだ。家猫だと、餌など、つまり食べ物の心配はない。しかし野良猫さんだと餌の調達は厳しいに違いない。
漁港の猫さんたちだったら、そんな心配はないだろうか。今年の春先に、田舎の漁港に群がっていた数匹の猫たちの姿が頭を掠めた。彼らはなぜか太っていて、ガリガリに痩せた猫は一匹もいなかった。大きな公園の猫の場合、公園に餌を運んでいる人々の善意に支えられている。野良猫さんたちにとって、日々の餌(食)を獲得することはやさしくはないに違いない。その点、釣り人や漁業を正業とする漁師たちが身近にいる漁港は、恩恵があるのかもしれない。捕りたての魚が手に入る可能性がある。釣り人が多いほどその恩恵もありえそうだ。実際その猫たちが魚を食べている光景を見ていないので、想像するだけだが~。まさか猫たちが海に入って魚を捕るということはないだろう。ありえるだろうか。
ただヨットハーバーのある漁港の近くを散歩した時、大きな猫を3匹ほど見た。そしてその猫さんたちのために土手に普通スーパーで売られている固形の餌が置かれていることに気がついた。そこでも人々の善意が生きていた。看板があり、「猫を捨てないでください」と書かれていた。
飼い猫が東京都の人口近くいるとしたら、野良猫はその三分の一ほどだろうか?それともその倍だろうか。「コンビニの近くに親子の猫を見たよ」と聞くと、なぜか胸が痛くなる。子猫を野良猫として育てる苦労はたいへんだと想像するゆえに~。猫を外飼いしている友人によると、「町中では子猫もよく見かけるわよ」ということだったが、つまり、彼らも町中で暮らすのにその界隈の人々の善意なり施しで生かされているのかもしれない。
6匹の子猫たちに授乳した後でゆっくり休んだり、網戸越しに庭を見つめたり、ミーちゃんには少し余裕が見えてきた。子育てのサイクルになれたのかもしれない。子猫たちは6匹とも順調に育っている。まだ視聴覚がしっかりしていない子猫たちは、邪魔されることなく、母乳を飲み、よく寝ている様子だが、人間の赤子が這い回っている状態が10日目である。母親の体内で10ヶ月育まれる人間と2ヶ月の違いは、どうしても成長の度合い、スピードが違う。