雨ではなく春の嵐の深夜。
湿った空気が充満している、久しぶりに国際通りに、ある大事な要件で立ち寄った。観光客が押し寄せている。若者が多い雰囲気。市場周辺は、早く閉まる店が多い中で、遅くまで開いているショップや居酒屋に光が灯っている。闇に黄色い、橙色の光は優しく眼に入ってくる。
気がつくと3時間半も話し込んでいた。初めてお話しする詩人は、やはり、詩人の繊細さ、そのものの方だった。細やかさは、長い東京生活の中で育まれたものだろうか。尽きない話の中で、意識化されていくもの、見えなかったものが照らされていくのも事実だ。
次回は飲んでバッカスのエネルギーを得て、無意識の意識を言葉にしたい。
梅雨時、千年木やアリアケカズラが鮮やかだ。鮮明にくっきり時を刻みたい。