「いぬらめら」(演劇きかく【満腹中枢】)はとても面白い!
北谷のニライセンター「カナイ」ホールで公演中の「いぬらめら」を見た。とても面白かった。おそらく今後100回の公演があっても飽きさせない舞台になるだろう。
琉球・薩摩の歴史の中に登場した牧志・恩河事件 (まきし・おんがじけん)が中軸にあり、薩摩の琉球館で薩摩役人の御伽のような役割をさせられた琉球士族の娘とその乳母が牧志朝忠の人生とからん . . . 本文を読む
(金武の観音堂:2011年8月14日)
以下は、わたしも一応会員になっている【多言語社会研究会】の沖縄例会の案内です!
おそらく現在の沖縄の言語政策の中枢を担っている研究集団と言えるでしょう。私はあくまで「芸能・演劇の比較研究」の立場から表象文化の言語表現の中心にあるウチナーグチの在り方に危機意識をもっ . . . 本文を読む
比嘉さんは、真喜志康忠氏からうちなーぐちを学んだとアピールしている方です。
できれば真喜志康忠氏の沖縄芝居も直にご覧になってほしいのですが、その辺は疎いようです。ばいろんさん、沖縄芝居も見ましょう。そうでないかぎり真喜志康忠氏はあなたの活躍を応援できないかもしれませんよ。などと私は思ったりしていて、今年国立劇場おきなわで上演された【多幸山】を見ましたかとメールで尋ねたのですが、残念ながら彼は舞台 . . . 本文を読む
紀伊国屋ホールは確か、沖縄芝居実験劇場の「世替りや世替りや」が公演されて、紀伊国屋演劇特別賞を受賞した劇場である。
1988年、第22回紀伊国屋演劇賞特別賞を「沖縄芝居実験劇場」が受賞している!
あの作品は一人で受賞したものではなくあくまで舞台総体に対する特別賞だった。決して個人賞ではない。大城立裕作、幸喜良秀演出、何より沖縄芝居の名優たち、真喜志康忠、北島角子、間 好子、八木政男さんらが演じた . . . 本文を読む
(この川、鴨川と高野川の合流するこの川は鈴木鈴代さんの思い出と共にありつづける!)
成績評価のために学生の課題レポートや英文日記など読んでいると、思わぬことばに触れることがある。
今まで意識したことがなかったことばにハッとした!
人間が疲れ果てたり悲しんだりする代わりに家の内外のプラントがそれを背負って枯れ果ててしまうというのである。つまりプラントが人間の魂の悼み[ . . . 本文を読む
(何の花でしょうか?)
公開フォーラム「しまくとうばは今…」(2011/09/03・新報ホール)
の基調講演をなされる宮良信詳教授の論稿が添付されてきた。「うちなーぐち万歳」の舞台公演のパンフレットに収録される貴重な草稿である。宮良先生の草稿の一部をご紹介したい。是非多くの皆さまと9月3日に画期的な時代の到来・転換期の現在の . . . 本文を読む
(金武町、観音寺の庭で出合った女郎蜘蛛)
IFTR/FIRT国際学会に参加した261人ほどの研究者の発表概要を読んでいると膨大で、聞き逃した優れた報告に参加できなかった事などが悔やまれる。参加者は研究発表者以外の参加者を含めると300人ほどになったのだろうか?その総括は後で実行委員会の方にお聞きしたいと思う。会終了後に京都ツアーや広島ツアーも組まれていたようで、沖縄ツアーまでは . . . 本文を読む
基調講演にインパクトを受けた。3日目はポストコロニアル理論でパフォーミングアーツの理論を展開しているLOさんだが、講演の題は”Why should we care?" Some thoughts on cosmopolitan hauntings である。彼女の論の展開はやはりオーストラリアの事例を元に論じている。幽霊のように何度も登場するもの、固執せざるをえないものを語っていたが、その事例は例え . . . 本文を読む
10日の基調講演はPetra Kuppers(ペトラ・カッパー)のCultural Work and the Somaticでとても感銘を受けた。普段車椅子で移動する彼女が壇上にドカッと座って柔らかく講演する姿は、身体障害、精神障害あらゆる身体や精神の障害をもつ人間の毅然とした個の気品さえ感じさせた。と同時にいかに人間が小島を生きているのかという事、しかし人はつながりあえる。誰でもどんなスペースに . . . 本文を読む