(金武町、観音寺の庭で出合った女郎蜘蛛)
IFTR/FIRT国際学会に参加した261人ほどの研究者の発表概要を読んでいると膨大で、聞き逃した優れた報告に参加できなかった事などが悔やまれる。参加者は研究発表者以外の参加者を含めると300人ほどになったのだろうか?その総括は後で実行委員会の方にお聞きしたいと思う。会終了後に京都ツアーや広島ツアーも組まれていたようで、沖縄ツアーまでは企画していなかった。できればアジアの十字路的な位置にある沖縄で広大な嘉手納基地見学ツアーも含めてアジアPerforming arts 国際学会などが企画できたらいいなーと切に思う。
尖閣諸島ツアー企画もあったら面白いかもしれない。中国、台湾、韓国、フィリッピン、ハワイ、アメリカ、カナダ、ロシア、オーストラリア、ニュージーランド、沖縄、日本など環太平洋の研究者が集ってこの地域の様々な文化=政治を、表象文化=政治表象の流れで論じ合ったら、新たなステップアップになりえないだろうか?境界・群島・海洋文化の可能性のようなものがそれぞれの地域の伝統文化や現在の新しい表象文化や地域のつながりについて論じ合い新たな知見を深めていくことができればいいなーと単純に思う。
漢字文化圏の伝統文化やその革新、政治表象の過去と現在の検証も可能性としてはいろいろな意味で新鮮に思える。中国への注目度は高い。その周辺との交流もなかなかに有意義であるに違いない。タイの研究者とお話しする機会もあったが彼は平田オリザにまた共感を覚えている様子だった。盛んにアジアと日本のネットワーキングに取り組んでいる平田オリザの姿勢は興味深い。沖縄から独自のスタンスでアジアとネットワークを作り出せる取組が弱いように思える。すべてが中央の東京経由の国際交流ではなく、独自に近隣諸国とのネットワーキングを深めえない沖縄の弱さはどうしてだろうか?
つまり傀儡的な面がどうしてもそこに感じられる。パペットの沖縄ではない、生身の沖縄のユニークさを拓いていく方法はいろいろありえるのだろうが、エイサーや旗頭や民俗芸能、伝統芸能などなど、だけではない何か?ウチナーンチュ大会には何が飛び出してくるのだろか?
*****
昨夜からやんばるにやってきた。旧盆のにぎわいはどこか心が晴れやかになるところがある。それがなぜか、身近な者たちとの出会いがあり、慰霊となった者たちとの静かな語らいの場・空間があるゆえでもあろうか。
(遠くに見える久志岳やガラマン岳、そして入道雲がなぜか今を豊かにさせる!)
合間に17歳と金武タコスに行った。そこで米軍基地に務めているメカニックのTさんとNさんカップルと同席してしばらくユンタクした。米軍人のTさんがはっきりオスプレは危険だと言った。ヘリコプターのメカニックの彼がどんなにオスプレが改造されてもあれは危険だと話したことにはびっくりした。「あなたは正直ね」と、返したのだが、オスプレを製造している軍産複合会社と利潤を得ている者たちが癒着しているゆえに、クラッシュがあっても配備されるのだと、話していた。彼はどうもメキシコ系のアメリカ人の様子だった。テキサスやアリゾナやカリフォルニアはメキシコ領土だったのよね、などの話も盛りあがったのだけれど、彼によるとこれらの州には多くのメキシコ人が住んでいて元にもどるよ、などと話していたのが好ましい将来に思えた。
アメリカ軍人のすべてがアメリカ軍の意志としてそこにいるわけではない。システムとしての軍隊の中で働いて生活の資を得る必要があって生活をしているアメリカ人の姿がある。多様なアメリカ(人)の姿がここ沖縄には散見できる。身近にアメリカ人と婚姻している沖縄人は割といるように思える。具体的な数値を知りたいが、小さな村の小さな区内の班内でも、戦後の国際結婚は多い。---若いころ小説を書いていてその構想を練っていた時、身近な先輩や後輩の悲劇的な物語がいつも年頭にあった。そう!書きたいと思っていた物語は眠ったままである。なぜかそそられるものがやってきそうな気配がしている!
今PCの前では17歳が16歳の姪に数学を教えている。久しく会わなかった姪は常に愛らしい!母は3年日記に目を通している。そして自作の短歌を読み上げたりしている。このひと時はいとおしい。
(8月12日の夜、十三夜の月を見た。夜の琉球大キャンパス!)
IFTR/FIRT国際学会に参加した261人ほどの研究者の発表概要を読んでいると膨大で、聞き逃した優れた報告に参加できなかった事などが悔やまれる。参加者は研究発表者以外の参加者を含めると300人ほどになったのだろうか?その総括は後で実行委員会の方にお聞きしたいと思う。会終了後に京都ツアーや広島ツアーも組まれていたようで、沖縄ツアーまでは企画していなかった。できればアジアの十字路的な位置にある沖縄で広大な嘉手納基地見学ツアーも含めてアジアPerforming arts 国際学会などが企画できたらいいなーと切に思う。
尖閣諸島ツアー企画もあったら面白いかもしれない。中国、台湾、韓国、フィリッピン、ハワイ、アメリカ、カナダ、ロシア、オーストラリア、ニュージーランド、沖縄、日本など環太平洋の研究者が集ってこの地域の様々な文化=政治を、表象文化=政治表象の流れで論じ合ったら、新たなステップアップになりえないだろうか?境界・群島・海洋文化の可能性のようなものがそれぞれの地域の伝統文化や現在の新しい表象文化や地域のつながりについて論じ合い新たな知見を深めていくことができればいいなーと単純に思う。
漢字文化圏の伝統文化やその革新、政治表象の過去と現在の検証も可能性としてはいろいろな意味で新鮮に思える。中国への注目度は高い。その周辺との交流もなかなかに有意義であるに違いない。タイの研究者とお話しする機会もあったが彼は平田オリザにまた共感を覚えている様子だった。盛んにアジアと日本のネットワーキングに取り組んでいる平田オリザの姿勢は興味深い。沖縄から独自のスタンスでアジアとネットワークを作り出せる取組が弱いように思える。すべてが中央の東京経由の国際交流ではなく、独自に近隣諸国とのネットワーキングを深めえない沖縄の弱さはどうしてだろうか?
つまり傀儡的な面がどうしてもそこに感じられる。パペットの沖縄ではない、生身の沖縄のユニークさを拓いていく方法はいろいろありえるのだろうが、エイサーや旗頭や民俗芸能、伝統芸能などなど、だけではない何か?ウチナーンチュ大会には何が飛び出してくるのだろか?
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昨夜からやんばるにやってきた。旧盆のにぎわいはどこか心が晴れやかになるところがある。それがなぜか、身近な者たちとの出会いがあり、慰霊となった者たちとの静かな語らいの場・空間があるゆえでもあろうか。
(遠くに見える久志岳やガラマン岳、そして入道雲がなぜか今を豊かにさせる!)
合間に17歳と金武タコスに行った。そこで米軍基地に務めているメカニックのTさんとNさんカップルと同席してしばらくユンタクした。米軍人のTさんがはっきりオスプレは危険だと言った。ヘリコプターのメカニックの彼がどんなにオスプレが改造されてもあれは危険だと話したことにはびっくりした。「あなたは正直ね」と、返したのだが、オスプレを製造している軍産複合会社と利潤を得ている者たちが癒着しているゆえに、クラッシュがあっても配備されるのだと、話していた。彼はどうもメキシコ系のアメリカ人の様子だった。テキサスやアリゾナやカリフォルニアはメキシコ領土だったのよね、などの話も盛りあがったのだけれど、彼によるとこれらの州には多くのメキシコ人が住んでいて元にもどるよ、などと話していたのが好ましい将来に思えた。
アメリカ軍人のすべてがアメリカ軍の意志としてそこにいるわけではない。システムとしての軍隊の中で働いて生活の資を得る必要があって生活をしているアメリカ人の姿がある。多様なアメリカ(人)の姿がここ沖縄には散見できる。身近にアメリカ人と婚姻している沖縄人は割といるように思える。具体的な数値を知りたいが、小さな村の小さな区内の班内でも、戦後の国際結婚は多い。---若いころ小説を書いていてその構想を練っていた時、身近な先輩や後輩の悲劇的な物語がいつも年頭にあった。そう!書きたいと思っていた物語は眠ったままである。なぜかそそられるものがやってきそうな気配がしている!
今PCの前では17歳が16歳の姪に数学を教えている。久しく会わなかった姪は常に愛らしい!母は3年日記に目を通している。そして自作の短歌を読み上げたりしている。このひと時はいとおしい。
(8月12日の夜、十三夜の月を見た。夜の琉球大キャンパス!)