今日は、なぜか私の家に多くの人が集まりました。
工事の方々含めると朝から15人も次々と訪れました。不思議なもんですねこんな日にこんなに人が来るなんて。あの時の辛さを忘れさせてくれていたように思います。
夜になり、当時の携帯メールを読み直してみました。
1年前。私は東京の会社の19Fで大きな揺れを体験し、15時ごろにやっと家族に携帯メールで連絡が付き、安堵の想いにほっとしていましたが、TVに映し出される映像に日本の将来はどうなるんだろうと不安な一夜を過ごしました。
翌日には偶然にもレンタカーが確保でき、会社の友人と長い長~い帰路につき、11時間かけて20時にやっと自宅付近のレンタカーへ着きました。 いくら無事だと分かっていても家族の顔を見るまでは不安な気持ちでいましたが、家に着いて本当に良かったと思いました。
家の外観は暗くて分かりませんでしたが、家の中はある程度片付いてはいたもののその惨状は簡単に想像が付きました。 前夜は家の中を歩くことができない状態だったので車の中で寝たそうですが、その時高校2年だった息子が私に代わって妻と娘を守ってくれていたと言う話を聞き本当に良くやったと思いましたが、その時に震災前の年の8月くらいから「高校卒業したら自衛隊に入りたい」と言っていたのを思い出し、本当にその素質があるんじゃないかって思いました。
今年、高校を卒業する息子は自衛隊への入隊に合格し、4月からはこの家から離れて行きます。 必然でしょうか。
今年は6倍とも言われた入隊希望者の中から合格。 広報官の方の話しでは今年は例年より枠が少ないのに応募者数が多かったので合格には大変な年だったと言ってました。 県北で入隊できたのは4名ですから息子が合格したのは奇跡ではないかと思います。
やはり、思いつきでなく心から入隊して役に立ちたいと思う気持ちが合格に繋がったのだと思います。 TVでも自衛隊の震災時の活躍についてこのところ何度も放映していますが、息子も入隊して辛い訓練に耐えて先輩の隊員と共に多くの人の役に立つ事を祈りつつ「頑張れ!」 と言いました。 あと3週間で入隊。