電気自動車のLEAFに乗って2年半になります。
2週間ほど前に定期点検を受けた際に、「バッテリーの電圧が下がっていたので充電しておきました」と説明がありました。
バッテリーと云っても、ガソリン車にもある12Vバッテリーの事です。
ここ3日間、霜が降りて明け方は氷点下です。
そんな昨日の午後に車に乗ろうと、スイッチを入れたら・・・・?
なんじゃこりゃぁ・・・
警告が出てPのままDにもRにも入りません。
スイッチを切って何度か入れ直してもダメ。
暫くしたら、ダッシュボード付近からカチャカチャ音がするようになりました。
なにやら、リレーのような物が動作/停止を繰り返している様な音。
仕方なくディーラーに電話を入れて、状況を説明していると「もしかするとバッテリー上がりかも知れない」と云う。
確かに電圧が下がって誤動作している様な音でした。
早速テスターで12Vバッテリーを測ってみると・・・
たったの7Vしかありませんでした。(10Vレンジで測定した写真)
大容量の電池で走るLEAFでも、一般の電気系統は12Vバッテリーから供給され、ガソリン車同様にスイッチを押して走れる状態にならないと12Vバッテリーには充電されません。
走れる状態になるにはそれなりに何らかの電子制御が働く訳で、その動作をさせるには12Vバッテリーの電力が必要なんです。
何時もの営業の方が充電用バッテリー持って家まで来てくれるとの事でしたが、手持ちの充電用電源が有ったのでとりあえず接続して充電を開始。
充電用電源からの供給で電圧は12Vになっているのでスイッチを入れてみると、今度は警告内容が変わりました。
下の2枚の写真の内容が交互に表示されます。
営業の方も到着して、念のため持って来てくれた充電用バッテリーを接続して暫くスマホで情報確認をしていましたが、「もうこの状態なら車は走れる」と云います。
最初の時点では、PからDに移行できなかったので、同様に警告が表示されているので出来ないと思い込んでいましたが、12Vバッテリーの電圧が回復して警告内容が変わった事でDにもRにも入るらしい。
実際、入れるとDになりました。(その状態の写真が上記の写真です)
ただ、この警告画面はディーラーに行って異常履歴を消去してもらわないと消えないと云う事で、サンプルビデオを学校に届けてからディーラーに行って履歴を消去頂いて無事復帰しました。
確かに警告マークの色が最初の画面では赤でしたが、電圧が復旧した後は黄色に変わっていました。
でも、そんな違いに気づく事は無いと思います。
ドライブモードになれば、駆動用のメインバッテリーから12Vバッテリーに充電されるのでそのまま走らずとも充電は出来ます。
思わぬハプニングで驚きましたが、出先でなくて良かったと胸を撫で下ろしました。
結局、ガソリン車で云うバッテリー切れでセルが回らずにエンジンがかからないのと同じですが、電気自動車は機械的な動作音とかでなく警告表示のためにその状況が分かりづらいです。
どうせ警告出すなら「12Vバッテリー電圧低下」とか出してくれれば良いのにね。
11月はビデオ編集で殆ど家に籠っていて殆ど車に乗らなかったし、この急な冷え込みで12Vバッテリーが弱ったのだと思います。
乗らなくても時々ブレーキ踏んでスイッチを入れて(単にスイッチ入れた状態だと充電されません)12Vバッテリーに充電できる状態にしないといけないと思いました。
良い教訓になりました。
でも、家までバッテリー持って駆けつけてくれた営業の方には感謝です。
ありがとうございます。
直ぐの対応と、ご自分での応急措置ができて良かったですね。
やはり、ガソリン車で何十年も乗って来て、それをベースに得て来た知識が邪魔をして、いきなり動かなくなると流石に面喰います。
冷静になれば次々と対処は出来ますが、やっぱり初めての経験は何とも言い難いですね。