ぶろぐ猫の目

笑う門には福来る・・
実験中

ノスタルジックシリーズ:つくつくぼうし

2007-07-30 00:09:41 | どうでもいい話
40年以上前の話

母方の実家が京都市内の北のほうにありました

お盆になると、二、三日泊りがけで遊びに行きました
遊びに行くといっても
京都市内だし田舎という感じはしません

遊びに行くと
祖父は一日中テレビの前に陣取り
高校野球を見ていました
傍らには胃腸薬「強力わかもと」が常備してあり
小学生のわしにも
「これ飲んどけ」といって無理やり毎日のまされてました
わかもとのにおいを嗅ぐと祖父を思い出します。


近くに公園があり
昼間は自転車で走り回ったり
その公園で蝉をとって遊んでいました
蝉といっても今みたいに大きなクマゼミはいませんでした
その頃は
朝方ミンミンゼミが鳴き始め、昼には油蝉
夕方になるとツクツクボウシが出てくるという
ローテーションだったような記憶が・・

油蝉はたくさんいるんですけど
ビジュアル的に美しくない
なので狩猟本能は刺激されないんですけど
数がおおいから
良くとりました

ミンミンゼミはなかなか取れなかったなあ
すばしこくって

網があれば簡単にとれるんですけど
当時は網なんかなく
野球帽か素手で捕ってました


夕方になると
ツクツクボウシやヒグラシが鳴き始めます
ツクツクボウシも、ヒグラシも小さい蝉で
透明な羽を持ちいたって狩猟本能を刺激されました

しかし透明で小さいのでなかなか見つからず

声はすれども姿は見えず
ほんにお前は屁の様な・・

というような都々逸が出てきますのは
年のせいでしょうか?


そんなことはどうでもいいんです


ツクツクボウシなんか声がするほうへ近づくと
だんだん鳴き声が大きく早くなります

ツクツクボーシ、ツクツクボーシ!

だんだん、大きく早くなります

ツクツクボーシ、ツクツクボーシツクツクボーシ、ツクツクボーシツクツクボーシ、ツクツクボーシ
ツクツクボーシ、ツクツクボーシツクツクボーシ、ツクツクボーシ

早いです早いです頑張ってます

ツクツクイーオーイ、ツクツクイーオーイツクツクイーオーイツクツクイーオーイ

鳴き声が変ります、極まってます

ツクツクイーオーイー・・・・・・・

近づきすぎると
最後果てたようになきやみます



その鳴き方・・・

大きく早くなって早くなって早くなって~

最後、フィニッシュ!

もうねわしのセックスを彷彿させるね

一生懸命腰を振って振って振って振って

最後

「ご、め、ん、ね・・・・・」


つくつくぼうしを見て顔を赤らめてる
おっさんがいればそれは私です。

そんなことどうでもいいんです
わしのセックスなんかどうでもいいんです。


つくつくぼうしは捕まえ損ねると

最後、ピっておしっこをして逃げていきます。

その辺もわしに似てます。

そんなの関係ねー!

明日に続くの心なのだ!


コメント (2)
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