Life 天国で君に逢(あ)えたら
見てきました
冒頭のシーンでは
寛子さん役の伊東美咲が夏樹さんのハワイの海へ散骨を
する場面から始まります。
下積み時代、お金も無く、貧しいながらも
世界を転戦しながら、希望を胸に支えあう二人
やがて、夏樹が漸く日の目を見る日が来る
ワールドカップでの勝利
まずここで涙・・
順風満帆な日々が過ぎ
小夏を筆頭に4人の子供に恵まれる
多忙な日々が続く
小夏の寂しさに気づいたとき
夏樹の体は病魔に冒されていた
2年にわたる闘病生活は壮絶を極める
その間の寛子の苦労は筆舌に
尽くせない
自暴自棄になる夏樹を支えつつも
明るく子供たちを育てる
たくましさには
脱帽させられる
2度目の涙
小夏は父の病気を知り
離れていた心がまた戻ってくる
父を力づけようと
隠れてウインドサーフィン
の特訓を行う
それを見た夏樹は
自暴自棄だった心に終止符を打ち
残された人生を前向きに生きる決心をする
ここでまた涙・・
続きは
映画館でどうぞ
ハンカチを忘れないように・・
昨日の天声人語を転載します。
御前崎を訪ねた。灰色の遠州灘から、波頭の連なりが静岡県南端の浜へと向かっていた。晩夏の眠る海は、秋から春、強い西風で表情を一変させる。84年から10年間、ウインドサーフィンの世界大会を開かせた一級の風である。
「Life 天国で君に逢(あ)えたら」がきのう全国公開された。05年に38歳で逝ったプロウインドサーファー、飯島夏樹さんの半生の映画化だ。御前崎で出会い、共に世界を転戦し、病と闘った妻寛子(ひろこ)さんや、4人の子供との家族愛の物語でもある。
肝臓にがんが見つかった02年から17回の入退院、そして余命3カ月の宣告。一家は最後の時を過ごすため、選手時代の拠点、ハワイに移る。それから半年、飯島さんは闘病記を執筆した。
薄黄色と水色の夕焼けに記す。「生の営みの最終章で、家族が仲良くひとつになって、誠実な仲間に囲まれ、ここに暮らせる事をとても幸せに思う」(『ガンに生かされて』新潮文庫)。
一日刻みで生きる人の励みになればと、日々ゆれる体調を波回りや風向きに例え、死の5日前まで心情をつづった。未明の月に命をかみしめ、谷の朝風に元気をもらう。「弱くなってみて、初めて見えるものがたくさんある」。映画の「明るさ」は、主人公の前向きな姿勢に負うところが大きい。
エンドロールに飯島さん一家の笑顔の写真が重なる。〈海鳴る風に抱かれ/口ずさむメロディ……〉。桑田佳祐さんが寄せたバラードは、ハワイの貿易風のように優しく、切ない。涙を一度こらえたら、温かい勇気に満たされた。
見てきました
冒頭のシーンでは
寛子さん役の伊東美咲が夏樹さんのハワイの海へ散骨を
する場面から始まります。
下積み時代、お金も無く、貧しいながらも
世界を転戦しながら、希望を胸に支えあう二人
やがて、夏樹が漸く日の目を見る日が来る
ワールドカップでの勝利
まずここで涙・・
順風満帆な日々が過ぎ
小夏を筆頭に4人の子供に恵まれる
多忙な日々が続く
小夏の寂しさに気づいたとき
夏樹の体は病魔に冒されていた
2年にわたる闘病生活は壮絶を極める
その間の寛子の苦労は筆舌に
尽くせない
自暴自棄になる夏樹を支えつつも
明るく子供たちを育てる
たくましさには
脱帽させられる
2度目の涙
小夏は父の病気を知り
離れていた心がまた戻ってくる
父を力づけようと
隠れてウインドサーフィン
の特訓を行う
それを見た夏樹は
自暴自棄だった心に終止符を打ち
残された人生を前向きに生きる決心をする
ここでまた涙・・
続きは
映画館でどうぞ
ハンカチを忘れないように・・
昨日の天声人語を転載します。
御前崎を訪ねた。灰色の遠州灘から、波頭の連なりが静岡県南端の浜へと向かっていた。晩夏の眠る海は、秋から春、強い西風で表情を一変させる。84年から10年間、ウインドサーフィンの世界大会を開かせた一級の風である。
「Life 天国で君に逢(あ)えたら」がきのう全国公開された。05年に38歳で逝ったプロウインドサーファー、飯島夏樹さんの半生の映画化だ。御前崎で出会い、共に世界を転戦し、病と闘った妻寛子(ひろこ)さんや、4人の子供との家族愛の物語でもある。
肝臓にがんが見つかった02年から17回の入退院、そして余命3カ月の宣告。一家は最後の時を過ごすため、選手時代の拠点、ハワイに移る。それから半年、飯島さんは闘病記を執筆した。
薄黄色と水色の夕焼けに記す。「生の営みの最終章で、家族が仲良くひとつになって、誠実な仲間に囲まれ、ここに暮らせる事をとても幸せに思う」(『ガンに生かされて』新潮文庫)。
一日刻みで生きる人の励みになればと、日々ゆれる体調を波回りや風向きに例え、死の5日前まで心情をつづった。未明の月に命をかみしめ、谷の朝風に元気をもらう。「弱くなってみて、初めて見えるものがたくさんある」。映画の「明るさ」は、主人公の前向きな姿勢に負うところが大きい。
エンドロールに飯島さん一家の笑顔の写真が重なる。〈海鳴る風に抱かれ/口ずさむメロディ……〉。桑田佳祐さんが寄せたバラードは、ハワイの貿易風のように優しく、切ない。涙を一度こらえたら、温かい勇気に満たされた。