ぶろぐ猫の目

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実験中

東スポ 黄金伝説

2010-02-12 10:51:00 | どうでもいい話
こないだ読んだ本が結構面白かったです

東スポ 黄金伝説 著 赤神 信  幻冬舎 アウトロー文庫


東スポの黎明期から躍進期、そして現在までの
山あり谷あり裏話ありのなかなか面白い内容で
一気に読んでしまいます。

関西では「大スポ」ですね
普通のスポーツ紙が取り上げないような下品で下世話な話題を
中心に扱う大衆紙です
プロレス、芸能ゴシップが中心
風俗情報も豊富です
駅の売店でもひときわ色鮮やかで大きな活字が
1面で踊り目を引きます
「アイドル○○と××ついに結婚」とか
断定的に書いてあって
思わずほんとかよ!?って手を伸ばして
買ってみて新聞を開いてみると一番下に「か?!」
って書いてあったりしてね
よくだまされたもんです

一番びっくりしたのは
「ついにネス湖でネッシー発見!」っていうやつ
あれには、マジびっくりしたわ

あと、うぃきってみたら
「マドンナ痔」
「聖子輪姦」
「大仁田爆死」
「阪神次期監督上岡龍太郎」

とかいろいろありますね
かならず、最後に「か?」とか「説」とかつくんだよねえ

興味がある人はググッテね

浅草キッドが
「日付以外は全部誤報」っていってましたからねえ

そんなことはさておき



この本
なかなかいいこと書いてあった


三島由紀夫が自衛隊に乗り込みアジ演説のあと
割腹自殺を図った日の話
他の新聞社は目の色を変えて報道合戦を演じたが
東スポだけは、ジャイアント馬場の流血戦を1面に報じた

そのときの社長の一言がいいんですよ
右往左往する部下に
お前らてんぷら屋がうな重だしてどうするんだ!?
てんぷら屋はてんぷらを出してればいいんだよ!
客はてんぷらがくいてーんだ!
馬場の流血で行け!


他人と一緒じゃ勝負になんない
弱小なものは自分色を出さないと浮かび上がれない
当れば勝てるし、負ければ消えていくだけ
そんなペーソスを感じる
いい時代のいい話

まあ興味があればお読みください
コメント
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