ぶろぐ猫の目

笑う門には福来る・・
実験中

なつかシネマ「ウォーターボーイズ」 心が洗われるぞ

2013-08-20 04:54:13 | なつかシネマ
夏休みシーズンに思い出す映画

ウォーターボーイズ
2001年に公開の作品ですね

まずはストーリーから


静岡県相良町(現在の牧之原市)が舞台。
部員は鈴木智(妻夫木聡)ただ一人という廃部寸前の唯野(ただの)高校水泳部に、
美人教師・佐久間恵(眞鍋かをり)が顧問に着任した途端、部員が30人に激増w。

ところが、佐久間が本当に教えたかったのは、なんとシンクロナイズドスイミングだった。
恐れをなした多くの部員たちは逃亡。

しかし取り残された部長の鈴木、何事も中途半端な元バスケ部員の佐藤(玉木宏)、
筋肉を付けたいガリガリのダンス少年・太田(三浦哲郁)、
カナヅチ克服を目指すガリ勉・金沢(近藤公園)、
ちょっと女の子っぽい早乙女(金子貴俊)の5人は泣く泣く学園祭に向けてシンクロをやる羽目にw。


しかし佐久間は突如、妊娠によるつわりを引き起こして休職してしまう。
さらに学校のプールは、男子がシンクロを行なう事をバカにしたバスケ部により、
釣りぼりとして使われる事になり、周囲からバカにされまいと5人は急にやる気を見せだした。
既にプールに放たれていた魚を捕まえ、オカマバーのママ(柄本明)など地元の商店街から協力を得ながらも、
予行演習で全くシンクロらしい演技もできず、水泳部の責任者・杉田(杉本哲太)を怒らせてプールの使用を禁止されてしまう。


学園祭の発表は絶望的になる中、鈴木は予備校で桜木女子高の空手少女・木内静子(平山綾)と出会い、一目惚れ。
勿論、学園祭でシンクロをやる事は言えるはずもなかった。
ある日、木内と訪れた水族館で、見事に泳ぎ回るイルカのショーに触発された鈴木は
怪しげなイルカの調教師・磯村(竹中直人)に頼み込み、離れかけていた佐藤たちと共に
水族館や海でシンクロの練習(実はいい様にこき使われているだけ)に鍛えられて、見事に上達していく。


ある日、海で練習していた所に水難救助隊が駆けつけてきた。
練習を海で溺れていると勘違いした人による通報だったが、これが話題を呼んでテレビ報道されるまでに至り、
多くの住民をはじめ唯野高全体も惹きつけて、シンクロは正式に実施されることが決まり、
大勢の生徒によって演じられることとなって勢いを増した。


それでも、水族館練習中に発覚した早乙女が前々から佐藤に恋をしていたという真実、
自分が学園祭にシンクロをやるのだと木内に明かせない鈴木と、部員二人の心は迷っていた。

だが学園祭前日、学内でボヤ騒ぎが発生してしまい、消火のために消防隊はプールの水を用い殆ど使い切ってしまった…。

はたして、ウォーターボーイズの運命やいかに!?


今をときめく妻夫木君の出世作ですね
かわいいかったですね


この映画を思い浮かべると

へーいへいへいへーいへーい♪
へーいへいへいへーいへい♪

フィンガー5の「学園天国」が脳内再生されますですね


しかし楽しい映画でした
何回もテレビで見たけど
何回見ても面白い。

出てくるやつらが、みんな真面目にふざけてるw
心が弾んで、見た後に心が晴れてるんだよな


今のテレビドラマって
なんか嫌な奴やエキセントリックな奴が必ずでてくるじゃん
そういうのって、なんだか奇をてらうっていうか
心が洗われないんだよな・・



青春映画って、単純で真面目でスケベで甘酸っぱいんですよ
これは、まさにそんな映画

今年も観ようっと!

みんなも見てね

ウォーターボーイズ (通常版) [DVD]
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東宝

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若くして死ぬこと

2013-08-20 00:59:23 | まじめな話

先日、会社で世話になった同僚が亡くなりました。

43歳、肝臓ガンだったそうです

1年位前から休職してたそうですが支店が違うので全く知りませんでした。

1年前具合が悪くて、医者にいったときには手遅れで

余命1ヶ月といわれたそうです。

しかし彼は闘病の末、1年間命を永らえたそうです。

彼にはまだ小さな子供が2人もいるそうです。

残された奥さんの気持ちを考えるとやりきれない気持ちになります。

1年間彼はどんな気持ちですごしたのでしょう?

奥さんの心中はいかばかりか・・



嘉門達夫の友人の死を書いた私小説「た・か・く・ら」
を思い出しました。

「大阪万博」の想い出とともに綴られる、可笑しくも切ない友情物語です。

ドラマ化もされています。

レコーディング中の嘉門達夫に突如として入った親友・高倉からの電話。
「おれ、肺がんで死ぬねん。余命3ヶ月やねん。43歳やで、若いとおもわへんか?」
物事を面白いか面白くないかが判断基準の、嘉門と高倉。

高倉が肺癌で余命3カ月という宣告・・・。
親友の死に動揺する嘉門達夫だったが、電話口で告げたのは「これから何して遊ぶ?」の一言。
それは昔から面白い事が大好きな高倉への最高の手向けの言葉だった。
身寄りのない高倉のために嘉門達夫は残された時間を楽しい最高の時間にしようと奔走するのです。

普通、人は死に直面すれば絶望を抱き、生きる気力をなくしますよね。
ところが高倉は、その死を冗談でも言うように明るく笑い飛ばしていくのです。
その明るさに付き合っていく嘉門たちの友情が素晴らしい。


癌告知されて治療の始まった高倉を嘉門達夫は旅行へと連れていくのです。
常識的に考えれば体力を消耗することは避けなければならないのに。

面白いか面白くないか?
高倉の今を必死に楽しもうとする言動が間違っていないと
仲間たちは、黙って肯定してくれます。
肯定せざるをえないやん!


病室での同窓会や本人の葬式。
大阪のノリの良い会話、いいのかそれで?いいんです。
楽しければいいんです。
友人達が押し掛ける人望の厚さ。




俺が病でふせったら、これだけの人があつまるのか?
おれが死んだら悲しんでくれる人はいるのか?
俺自身、病の姿を他人に見られることを良しとできるのか?
そこまで、自分の死を受け入れることができるのか?
そんな悟りを開くことができるのか?

いや、できないと思うぞ
自分の不幸を呪い、家族や他人に辛く当るのが関の山ではないのか?

心が痛い。


病気を患ってしまったことは不幸であっても、
それを帳消しにするくらいの幸福に包まれた高倉は何て幸せな人だろう。
っていうか、高倉という人物の高尚さにあこがれる。

人として最高の死に様か


た・か・く・ら
クリエーター情報なし
扶桑社
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