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実験中

将棋界の快挙と聖の青春

2017-04-25 04:37:13 | 映画


将棋界を揺るがす大事件

産経新聞から

藤井聡太四段、羽生善治棋聖に勝利 

将棋13連勝中 非公式戦ながら大御所も撃破


最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)が

インターネット配信番組「AbemaTV(ティーヴィー)」

が企画した非公式戦で、棋聖9連覇中の羽生善治棋聖(46)=三冠=に勝利した。

藤井四段は17日に自身が持つデビュー後の公式連勝記録を「13」に更新したばかり。

将棋界を震撼(しんかん)させたスーパールーキーは、

非公式戦ながら名実ともに将棋界を牽引(けんいん)してきた第一人者、

羽生棋聖をも破った。

 番組は、藤井四段が若手や一流棋士7人と対局する非公式戦「炎の七番勝負」。

羽生棋聖との対局は最終7戦で、23日夜、インターネットで配信された。

 羽生棋聖は昭和60年、15歳で中学生プロ棋士としてデビューし、

19歳で初タイトルを獲得。平成8年には全タイトルを独占し、

史上初の七冠を達成。棋聖15期などタイトル通算97期は歴代1位で、

永世棋聖など竜王を除く6つの永世称号を持っている。

 藤井四段は「炎の七番勝負」で、順位戦A級に所属する深浦康市九段(45)や

日本将棋連盟会長で永世棋聖の資格を持つ佐藤康光九段(47)も破っており、

対戦成績は6勝1敗となった。

これを読んで、

気になってた映画を見ました

 

聖の青春(さとしのせいしゅん)


YAHOOの解説から


29歳の若さでこの世を去った天才棋士・村山聖の生涯をつづる

大崎善生のノンフィクションを松山ケンイチ主演で映画化。

幼いころより患う難病と闘いながら将棋の道を突き進んだ村山の壮絶な人生を、

羽生善治をはじめとする同世代の棋士との死闘や、

彼を支える師匠や両親たちの愛を通して描く。

『宇宙兄弟』などの森義隆がメガホンを取り、

『マイ・バック・ページ』などの向井康介が脚本を担当。

大幅な体重増量など徹底した役作りに挑んだ松山の熱演が光る。

シネマトゥデイ (外部リンク)


あらすじ

幼少期から難病を患う村山聖は、入退院を繰り返す中で将棋と出会い、

15歳で森信雄に師事する。

10年後、名人になる夢をかなえるべく上京した聖(松山ケンイチ)は

周囲に支えられながら将棋に全力を注ぎ、

七段に昇段したころ、

同世代で名人のタイトルを獲得した羽生善治に激しいライバル心を抱く。

さらに将棋に没頭する聖だったが、

がんが彼の体をむしばんでおり……。


転載ここまで

ここから先はネタバレ注意

松山君が、どれほど苦労したであろうか

体重を増やし、まさに村山に憑依したといっても過言ではない

体調が悪いのをごまかしごまかし

まさに1局1局打つたびに、命をすり減らしている様を

描いていきます

命のともしびは、風前ですが

将棋盤を前にしたときの村山の気迫には、

鬼気迫るものがあります


周りを固めるわき役陣がすごい

羽生さんを演じる東出さん。これもすごい

気迫が乗り移っています。将棋を指しながらメガネをあげ

センスを打ち鳴らす姿には迫力すら感じます

弟弟子の染谷さん

負ければプロ陥落となる大勝負にのぞむ

その緊張感や、見てる者にはわからないなりにも

手に汗を握ってします

そして師匠のリリーフランキーさん

この人は、本当に自然体で村山を見守っていくのです

同僚の柄本さん、安田さん、記者の筒井さんも

でしゃばらず、淡々とそれでいて強いオーラを発しながら

村山を気遣い応援する姿がいい


そしてなんて言っても素晴らしいのが

母親役の竹下景子さん

膀胱がんの手術を勧める医者に、村山が

「麻酔をしたら、頭が鈍くなる。

鈍くなった頭で将棋がさせるか!麻酔ナシなら手術をしてもよい」と

暴言を吐くのを聞いた、母親竹下さんの演技は

特筆に値する

大事な息子を大きな病気にしてしまったという負い目を

ずーっと感じて生きてきた彼女が

絶叫するシーン

涙を禁じ得ない。

聖の青春 [Blu-ray]
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KADOKAWA / 角川書店
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