たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

ボヘミアン・ラプソディ

2018-12-10 22:43:58 | 現実
映画「ボヘミアン・ラプソディ」とにかく、良かった!

今日は、なんと2回目を観てきた。(友人の中にはすでに4回位観ている人もいるが)

映画は、実は普段、たいして見ない。

映画館で最後に見たのは、2001年の「千年の恋」。宝塚出身の天海祐希が光源氏、ならば行かなければ!と重い腰を上げ、相方と観に行った。その前は、オーストラリアで相方と一緒に何度か、行ったのみだから、それも7,8年ぶりだったはず。

じっと坐っているのがまず、苦手なので。どうしても、もぞもぞしてしまう。最近はアマゾンprimeあるからと、firestick買ったので時々観るようになったが、それでも、よく途中で止めて、何やかや、してしまう。リップクリーム塗りに行ったり、ああ、そういえば洗濯物しまわないと…等と。
映画館で2時間ずっと座ってるのはしんどい、と思ってしまう。


再度重い腰を上げたのは、FBで高校の同級生たちが絶賛していたのと、中学時代の友人が「おすすめ!」とわざわざLINEしてくれたからである。そこまでなら、観なければ!


日曜の夕方、茨城に戻る相方の新幹線が新大阪を出てからふと思いついた。「そうか、今このまま梅田で観ていけばいいんだな」

大阪駅の映画館に行ってみる。10年ぶりの映画館、笑われそうだが妙に緊張する。どこでチケット買うのかな…あ、普通にカウンターに行くのか。

「ボヘミアン・ラプソディお願いします」

・・・え? もう3席しか空いてないの?しかも端っこの一番前? わー見づらそう…でもせっかく思いついたんだし。聞きしに勝る人気ぶりである。

私くらいの年齢層が多いかと思っていたが、若い人が多い。クイーン、知ってるのかな?というような20代のカップルとか。隣に来たのは大学生らしき男の子3人組。
ひとりが「今日は、久しぶりに映画館で泣くぞ!」と言っている。

当たり前だがクイーンの曲がストーリーとうまい事ぴったり合って、天才の孤独、仲間と家族、恋人、時代の空気、色んなものを印象的に綴っている。重い話なんだけれどもそう重くないのは、なんだかコンサートに来たような気分になれる作りになっているからだろう。

友人たちがみな言っていたように、俳優陣があきれる位クイーンのメンバーに似ている。よくここまで似ている人たち見つけたものだ。

フレディ役の人は目がフレディよりずっと大きくて、実は顔立ちは似ていないのに、動きをトレーナーが付いて練習したというだけあって、観ているうちに「フレディだ」と思わされてしまうのに感心。目立つ歯を隠すような口の動かし方とか、マイクの持ち方、ステージでの歩き方、そっくり!懐かしい事この上ない。

ブライアン・メイ役の人は、ブライアン・メイ本人にギターを習った!と言う贅沢な話だが、本人が映画を観て「自分だ!」と思ったくらいだそうだ。

私が特に驚いたのはジョン・ディーコン役。(「ジュラシックパーク」の子役の人だそうで、随分大きくなったもんだ…)ちょっと眉をしかめたりするところ、ああ、こういう表情、してたなあ!と思い出して、思い出したことにびっくりした。

みんなよく、研究したんだなあ…。

ネットで関連記事を見てみると、若い世代には「ロジャー・テイラーの人がカワイイ」と話題になってるそうで、そこは感覚違うんだあ、というとこ。

数々の名曲が作られていく過程、むろん映画だからそのままその通りなわけはないが、昔からのファンからすると感涙ものである。

それこそ「ボヘミアン・ラプソディ」が作られる農家のスタジオシーン、ロジャーが「ガリレオ~~」とウラ声で何度も歌わされ、(ふーんあれってロジャーなんだ…)
「How many more Galileos do you want ?!」

「ディスコだと?クイーンだぞおれたちは!」みたいな言い合いをしている所にクールなジョンがベースを弾きはじめ「Another One Bites The Dust」が出来上がっていく所。

遅刻してくるフレディを待ちながら、ブライアンが「ドンドンチャ!」とメンバーとメンバーの奥さんを集めて、「We Will Rock You」のあの懐かしいリズムを刻み始めて、それがコンサートシーンにつながっていく所では、応援上映でないのが残念でならなかったくらいである。

中学時代友人たちと学校で床を踏み鳴らしたものだ。

「ボヘミアン・ラプソディ」の歌詞に「なんだこれ?!」と言う反応をされるシーンでは、中学時代に苦労して歌詞を和訳したことを思い出した。

クイーンは私の英語人生のきっかけと言っていいのである。

英語は得意だったが、なにしろ、田舎の中学生の英語力である。直訳してなんだか訳のわからないものが出来て自分で「???」となっていたのだが、英語が出来るようになって読んでみても「???」の部分が有り過ぎ。

だが映画の中で「歌詞は聴く人のものだ」というフレディの言葉があって、確かに!と納得した。さまざまなものが暗喩されているのだろうが、究極はそこだろう。

このシーンでは、「オペラなんて聴く人はいないぞ」と反対されるのだが、そこで思い出したのは母の事である。母はクラシックが好きな人だったが、私の買ってきた「オペラ座の夜」を聴いて感心し、「ロックなんてうるさいものと思っていたけど、オペラとロックが一緒になってるなんて凄い」と独りで私のレコードを勝手に聴いていたものだ。

その頃母は42、3歳だった。中学生の私から見るとずいぶんなおばさんだったわけで、「こういう年齢の人もロックをいいと思う事もあるんだなあ」という感想を持ったのだが、今では40代以上の方がロック好きな筈。

現に、今日、2回目は月曜昼の時間帯に観に行ったせいか、60代と思われる人たちが多かった。リアルなクイーン世代だろう。なんたって、杖をついている人がいた位だ。

この映画の流れで、最近は良く、Youtubeで昔のクイーン関連の動画を観ている。

「Under Pressure」でデヴィッド・ボウィの美しさに感心したり(そこ?)、フレディの追悼公演での、懐かしいジョージ・マイケルの「Somebody to Love」のパフォーマンスにあらためて驚いたり、なんていうのもあり。

「ボヘミアン・ラプソディ」、10日くらい延長になっているが、もしまた1月位まで延長するなら、音楽好きな相方と再度、観に行きたいものだ。
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夜の嵐山・宝厳院

2018-12-03 18:47:32 | 神社仏閣巡り
相方はたいてい、日曜の午後に単身赴任先の茨城へ戻る。昨日もそうだったので、新大阪で見送りをした後、どこかそのまま、久しぶりに京都の紅葉のライトアップに行こうか、と考えていた。

どこがいいかな。

正直、11月は、相方がハードなスケジュールをこなしており、さらに私は職場で仕事の引継があり、父の様子を見に北海道に帰ったり、で落ち着きなく、正直疲れた月だった。何度か紅葉を見に行こうと考えた日もあったが、結局日々の疲れがとれず、休みの日もなんだかぐったりして、けっこう寝ても寝た気がしない。

相方が新幹線に乗って出発した後、「よし、甘い物でも食べて元気取り戻して、行く先考えよう!」と新大阪駅のスタバへ。可愛らしいブッシュドノエルがあったので頂き、sodakyoto等で行く先検索。

東寺もライトアップは行ったことないな…駅から近いし楽かも。立体曼荼羅また見たいしな。
高台寺のプロジェクションマッピングもいいけど、2回位行ってるな。
清水寺のレーザービームも数回見てる。
貴船まで行くと夜はきついかな。遠いからなあ…

行ったことのない所、に宝厳院があった。紅葉のトンネルがキレイ、と言われている禅寺で天龍寺の塔頭である。春と秋しか公開していないが、お庭が素晴らしいらしい。
駅から1キロくらいなら歩くのもそこまでしんどい事はない。

JR京都線で京都駅まで、そこから福知山線に乗り換えて嵯峨嵐山駅。割に慣れた行程だ。

が、乗り過ごしてしまった…

この駅、どうも私は相性が良くないらしく、一度は完全に勘違い、次はトロッコ嵐山駅、と思って降りずに保津峡まで行ってしまった。二度目は、「あれ、沢山ひと降りていくな…」とぼんやり見ていてはっと気づいて何とか間に合って降りられた。

今回は「次は亀岡です」のアナウンスがあるまで、全く気付かず。「なんで亀岡?!なんで気づかない?!」疲れてちょっとうとうとはしていたが。

以前このブログに、嵯峨嵐山駅から嵐山までの道は何もなくつまらない、という事を書いたことがあるので、嫌われているのかな。



天龍寺まで来て見ると、「宝厳院には桂川まで行って迂回」と看板。えええ面倒くさい…暗い桂川沿いを歩いて行ってみるとびっくり、とつぜん、行列。結構な人混みである。



残念ながらもう紅葉は終わりに近く、葉っぱはほとんどちりちりに丸まった状態、昼間ならあんまりきれいには見えなかっただろう。だが光の効果と言うのは凄いものがある。

新しいカメラの、「暖かく夜景を撮る」モードにしてみる。便利だし…このカメラ、手ブレもしにくくめちゃ撮りやすいわ…このカメラ、これが夜景デビューなのだ。












「獅子吼の庭」、雲上三尊石もライトアップ。しかし、ブルーのライトは「苦海」風ではないが…。



インスタ映えする写真を撮りたいガールズが沢山、本格カメラ携えた人たちも沢山、いい場所になると人を入れずに撮るのも難しいが、夜はありがたいことに人が目立たない。
黒っぽい服の人なら多少写っててもわからないことも多い。

そしてここは、意外に日本人が多い。今時、京都のお寺を巡ると、7割がた外国人観光客だ。ここには中国人観光客らしき団体がいないのが本当に珍しい。それほど有名どころではないからか?嵐山なら他に見どころもたくさんあるし、コースに入らないのかもしれない。数人、英語圏の人がいたくらい。

しかしこの混雑では、庭を見ながら禅の教えを感ずることなど出来ないわなあ。

今度はパノラマ機能で撮ってみる。夜の紅葉は迫力があるものだ。




ラストは人気の紅葉のトンネル。ここの写真の代表格。やっぱり風情があってよい。



帰りは近道をして、天龍寺の境内を行く。案内の人が「暗いからこっちはご案内してないんですよ…」と前をあるく2人に話している。「気を付けて行ってくださいね」

じゃ、この2人についてこ。

確かに暗い、というか全く灯りがない。境内だから無論電柱もない。 月明かりのみ。数年前青蓮院のライトアップでこけて膝をけがした事があったので用心して歩く。前の2人は、

なんだか誰かついてくる…と怪しむ様子で後ろを振り返る。すいません…

行く前は、ちょっと、疲れてるしまた疲れるかな…とためらいつつだったけれど、行ってよかった。私はいつも、こうなのだ。

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本薬師寺跡のホテイアオイ

2018-09-09 21:45:52 | 現実
観測史上最高に暑い夏、といっても、8月末になれば、朝晩は少しは気温下がるのが普通だし…と思ったら甘かった。

さらに9月に入っても。

そんな9月の1日、明日は台風が来そう。台風が来てしまったら花もどうなるかわからないしな…と、以前から行きたいと思っていた奈良、橿原市の本薬師寺跡のホテイアオイを撮影に行くことにした。


現在奈良市の西の京にある薬師寺(やくしじ)の前身にあたる寺です。天武(てんむ)天皇が後の持統(じとう)天皇である皇后の病気平癒のため祈願して、天武9年(680年)に薬師如来を本尊とする寺の建立に着手。完成しないうちに天武天皇が崩御したので、持統天皇がその遺志を継いで完成させました。

橿原市のHPにはこう書かれている。

この時代を舞台にした小説は好きでよく読んでおり、その中に、平城京にこのお寺を移す話が出ていたのをよく覚えている。薬師如来様の座られている台座を、新しい場所に入れる時に藤原不比等が切り詰めて低くした、と言う場面があるのだ。

最寄りの駅、畝傍御陵前からは徒歩7,8分という所、12時頃に到着したのもあって、それ以上歩くのはもうムリ!という位の暑さ、また良いお天気なのだ。35度位になっていたはず。

広々した畑の中に薄紫の花が!



ここは有名な撮影スポットだが、地元の小学生が植えたとは知らなかった。

ホテイアオイはうちの、メダカ鉢にも以前は入れていた。鉢ではこんなきれいな花は咲かず、葉っぱは割にすぐダメになって汚くなってしまうので、最近では入れていない。
外で群生しているとこんなにきれいなんだあ…

水面に青空が映るのもいい。青、紫、私の好みの配色だ。






畦道を歩く。こんなに暑くなければいつまでも歩きたいような華やかな道だ。

平日の昼、というのに大きなカメラを抱えた人たちが結構、来ている。



遠くには畝傍山。






本薬師寺跡には、今では小さなお堂が残るのみ。 あちこちにさるすべりが、こちらも満開。 可愛らしいお地蔵様にも、ホテイアオイが。










稲穂は次第に重くなってきている。収穫の頃には、ホテイアオイの畑はどうなっているのかな。


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新しいカメラ

2018-08-20 22:08:28 | 現実
カメラを買い替えた。

今まで使ってきたピンクのGF1、初めて買った本格的なカメラで、小振りで気に入っていてずいぶん、良いお供だった。ミラーレス一眼が出始めた頃のもの、10年ばかり前のモデル。

その頃は、本格的な一眼に比べて小さくて軽くて、と思っていたが、この新しいGF9と並べてみると、ごつく感じるのはびっくり。CMで綾瀬はるかちゃんの手のひらに載ってる感じなのもわかる。
重さも100グラム以上違うのだ。10年近く経つと変わるものだなあ…と言っても今回購入したのは去年の春モデルで、最新のではないからかなり負けてもらった。

超望遠レンズつけたら、GF1以上にバランスが変!持ってみるとどう考えても主体はレンズである。




ベランダに出て、ハルカスを撮ってみる。14キロ離れている、職場の隣のビル、さすがに日本一背の高いビルだけあってよく見えるわ。




買い替えたくなったのはやはり、wifiでスマホと連携できる機種が欲しかったため。

これまでは、撮影小旅行後はいちいちPCにSD入れて落としてからスマホに送るなり、ネット上に保存してそれを使ったり、と、気に入った写真を投稿するのがなかなか面倒だった。

私はそれ程「インスタ蠅」してる方ではないが、それなりにインスタにもFBにも投稿する。このブログは言わずもがな、である。まあ、今はスマホで一眼っぽい回りがボケた写真も撮れるけれど…。

さて、最初の撮影旅行はどこかな。 
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暑い。

2018-08-06 18:07:55 | 現実
「異常気象」毎年言われるのでもうすでに、何が普通の気象なのかわからないが、今年の夏は長い。

昨日今日とお休みだけれど、暑すぎてどこかに出かける気にはなれない。いつもなら、夏の京都の写真でも撮るか、と出かけるところだけれど、今日は京都、40度近いらしいし。

通常なら、今頃が暑さのピーク、あと2週間位我慢したら朝晩は少し楽になる、と思って夏休みを待ち焦がれている時期だが、今年は暑さのピークはもう7月半ばから始まっている。梅雨は、あったの?位で終わってしまった。関東では驚異的に、6月に梅雨が終わったのだ。

熱中症で倒れて救急車で運ばれる人の数が、すでに去年1年の数字を越えているとの事。

今年の暑さは尋常ではない。気象庁が「一種の災害」と言っているのもうなずける。40度超えの地域もあるのだから。
地震、台風、水害と災害続きだが、そこに追い打ちがかかったというところ、被災地でもこの暑さでは、どれだけ大変なことか。


私の場合家から駅が近いので、通勤で外を歩くのは4分、後は職場のある天王寺の駅からはほとんど建物の中を歩くから、楽な方だろう。それでも家を出て最寄りの駅に着いたらもう、たったの4分で汗だく、である。

生徒様でも、子供クラスの子たちとか、年配の方には熱中症でお休み、という方もちらほら。

特養で暮らす父に、いつものように箱入りのOS1をネットで送ろうと思ったら、どこも品切れで3週間待ち。3週間も経ったら北海道は涼しくなってしまう。
「こっちでもエアコンいれてるよ」との事、年配者ばかりなのだから気をつけないといけないだろうが、それにしても北海道で、エアコンとは。

23年前に大阪に越してきた時は、「エアコン買ったよ」と先に行っていた相方が教えてくれた時は贅沢だと思ったものだ。家にエアコンなんて!

北海道では、喫茶店やレストラン、デパート、銀行など人が集まるところにしかなかったのだから。しかし北海道でも、少しずつエアコンのある家が増えているようだ。確かに、数年前に帰省した時に、以前より間違いなく暑くなっているのはわかった。

大阪ではエアコンないと確かに、生きていけない。夜になっても気温が下がらないのには驚いたが、さすがに20年以上暮らしていると慣れるものではあるけれど、それにしても今年は、暑さで良い睡眠がとれない夜の時期が長いので、しんどい。

仕事が終わって家に帰る途中でもうぐったりしている事も。学校はエアコン利かせまくっているし、外は暑いしで温度差にやられるんだろう。

帰ってからあまり料理もする気になれないので、トマト、胡瓜、納豆、お豆腐、なんかばかり食べているせいで夏やせして体力なくなっている気もする。

メディアでも、「温度差は体に悪いからエアコンは28度設定、寝る時はタイマーかけて」なんていつも夏に言われる話、聞かない。なんでも、ウチの会社で良く使うアパートには、エアコンが3時間で自動的に切れるタイマー付のがあるんだそうで、ネットでも話題になっている。
会議で「そういうエアコンが付いている場合は連絡を」を言われた。生き死にの問題になってしまっているからなあ。



相方が住んでいる茨城も、去年は、湿気が少なくて風も吹くし、その上朝晩は気温が下がるので過ごしやすい、と思ったが、今年は違う。7月に行った時は夜もずいぶん湿度があって暑かった。

写真は先日相方が持ち帰ってくれたコキア、相方の住んでいるひたちなかの、海浜公園がこれで有名だが、ちゃんと生き延びられるよう世話しなければ。

水はけが悪いようだったので土を替えたら、もうそれで顔から雫がしたたる、という位の汗をかいた。



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音楽は昔を。

2018-07-03 14:00:00 | オーストラリアの記憶
グーグルホームミニをGETした。

FBで友人宅にグーグルホームがやってきた、というのを読み、もともと興味があったもので、ミニの方を買ってみることにした。タイムセールで半額、3000円とは安い!

朝は「おはよう」と声をかけると「くみこさんおはようございます。今日の東大阪の天気は・・・」とまず天気予報から始まり、最新ニュースを流してくれる。それを聞きながら着替えたり、という事を最近やっている。

相方が帰ってきたときに彼の声も登録したが「いちいち Okay, Google 言うのもめんどくさいなあ…」確かに、声認識のために言わないといけないけど、話しかける度になので言い忘れてしまう事もあり。

しかし、一人暮らしになって独り言が多くなったので、何か言ってくれる存在があるのはいい。むろんわけのわからん大ずれした返事の事もあるけど。



情報系は早い。天気予報、近くのレストラン、どこかまでの距離とか、かかる時間とか。

実際、6/18の地震の時は、「ここから天王寺まで歩いてどの位?」「15キロ、2時間39分かかります」

その日は公休で自宅にいたが、もし翌日にでも余震で電車が再度止まり、帰宅難民になったら、と思って聞いてみたが、速攻で返事が返ってきた。

ダジャレもお得意だが、同じのを何度も言われるのでこれは飽きるだろう。


あとは音楽。グーグルプレイがひと月無料でついてきた。

「~かけて」と言えば探してくれるので楽なものだ。確かにAIスピーカー、スマートである。


「Somebody to Loveかけて」と言ったら「クイーンの『愛にすべてを』ですね」 と邦題を探し出す。

「Poguesのクリスマス(タイトル忘れたので)かけて」と試しに言ってみたら、「Fairytale of New Yorkですね」はあ、そうだったわ。

しまいには「ららりららららら~~(タイトル忘れたので)と出だしを歌ってみたら、「Eurhythmicsを検索します」

アニー・レノックスとは段違いの音程なのによくわかったわね・・・




洋楽を色々検索してプレイリストを作り、流しながらあれこれ家事をしたり。

私はそれほど音楽好きと言う方ではなく、スマホとイヤホンで電車の中で聴くこともない。最近のはやりの曲も知らない。

中学生のころ、英語が好きだったせいか洋楽を良く聴いていたがそれも、高校に入ると聴かなくなった。


その後、また洋楽を聴くようになったのはオーストラリア留学時代。

週末の夜中、Rageという音楽番組をやっており、これは朝方まで続く。


友人宅に集まって雑魚寝、という週末に、いつもこの番組を皆で見ていた。相方もその中にいた。PV見ながらあれこれ、曲の良しあしについて話したり。
朝方目が覚めたら誰かがONしていた、と言う事もあって、とても懐かしい。

その頃によくRageでかかっていた曲を探し、プレイリストを作ってみた。 好きな曲であればCDも持っているが、まとめてプレイリストに出来れば楽、キャストしてスピーカーから流せばスマホで聴くよりもちろん音も良い。

便利な世の中になったものだ。

プレイリストには「シドニーの思い出」という名前をつけた。音声認識は微妙で、こちらの言い方によっては似たようなタイトルの別の曲をかけられてしまう事もあるので、かぶらないようなものに。

日本語で設定しているので、あまり英語っぽく言うと認識してくれなかったりする。「Somebody to Love」も、一回「矢沢栄吉のナントカですね」と返事された。栄ちゃんじゃないのよ~~~~(>_<)

先日生徒様が(20代半ばの若い女性)Bon Jovi好き、と言うので、(K-pop全盛の時代に)珍しいですね、と言うと「90年代の曲調が好きなんです」との事。

私がシドニーにいたのは91年から95年。まさに90年代。

REMの「Losing My Religion」なんて何年振りかに聴くと不覚にも目がうるむような気になる。

相方は音楽好きで、シドニーで一緒に暮らしていた頃に彼が聴いていた曲も懐かしいものがある。

問題は検索時に曲名を忘れていたり、バンドの名前すら忘れてるものもあるということ。何しろ四半世紀くらい前なのだから。

AerosmithとかGuns'n'Rosesとか、今でもちゃんと有名な人たちは良いが、その時以来聞いたことがない、というバンドもあり、歌詞を思い出してあれこれ検索かけて探したものも結構あった。これも便利よね...


そんな曲たちをかけていると、シドニーの乾いた夏、住んでいたCoogee Beachのフラットの赤いカーペットの室内、相方と行ったレストラン、シドニーの街中のCD屋さん、友人たちの誰かれ、行っていた学校の様子も思い浮かんでくる。



相方も私も若かったものだ。










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長谷寺、紫陽花、かたつむり。

2018-07-02 12:43:48 | 西国三十三所観音巡礼
やれやれ、また広告入れられてしまった。

ま、しかたがない、5か月、放っておいたのだから。

ここ半年は父の事で北海道と大阪を行ったり来たり、ゆっくりパソコンの前に座る暇などなかった。その上、最近ではスマホで大抵の用が足り、そちらの方が便利でもあるので、パソコン自体開くことが少なくなった。

4月末に無事、父を退院させて札幌の特養に引っ越しさせ、あれこれの手続き、必要なものを買い整え、落ち着いたところでゴールデンウイークは発熱1週間、と。
忙しい間は具合が悪くならないがほっとした途端に気がゆるんで、と言う良くあるパターンにはまった。





6月、さあ、私の一番好きな花、紫陽花の季節。

どこかへ行って撮影しなくては。

ならば「花の寺」長谷寺か。西国三十三所の大物のひとつ、私の昔からのお気に入りのお寺だ。奈良、京都のお寺の中でここが一番好き。三十三所のお詣りも、ここのいい季節を待ってとっておいた、というのもあり。
ここで一番有名な牡丹は何度も撮っているが、紫陽花は以前少し早すぎたので、今回こそ。



最近はあちこちのお寺で、職員の方がインスタやっておられるようだ。

長谷寺のお坊さんの一人がされているインスタも大変な人気だそう。確かに、物凄くいい写真ばかり、見ごたえがある! 内部の方が撮っているので、ひと気のない状態で撮られている写真も多く、参拝客では撮れないようなものも。

SNS得意な若いお坊さんがおひとりで写真も編集、広報もされているとか、ずっと続けて楽しませて頂きたいものだ。

これを見て、紫陽花がちょうど盛り、というのもわかり、訪れる機会が決めやすい、のも便利!








家を出たのは7時だったが、長谷寺は奈良の山奥、2時間かかるのだ。近鉄長谷寺駅から20分、駅も山の上、お寺も山の上、で上がったり下がったり忙しい。


それでも9時過ぎではまだ、そこまで人は多くない…と思ったらそうでも。やはり紫陽花目当ての方が多いようだ。

いつものように登廊をゆっくりと上がりながら眺めを楽しむ。それにしても暑いわ。紫陽花撮影なら多少湿っぽい方がいいのだけど。








あれ?

いつもなら、本堂への最後の急な階段、ふうふう言いながら上がるのに今日はそうでも?

1週間前にぎっくり腰やったんだけど?

昨日は土曜日、毎週ほとんど口もきけない位疲れる日で、そうたっぷり寝てもいないんだけど?


謎。


本堂へ上がった頃に茨城の相方からLINE。

「起きたかあ?」とのんびり。

この写真送ってやると、

「あれ?長谷寺か?」

とすぐわかったのには驚き。

私と一緒に何度も訪れているからか。




ここの本堂はいつ訪れても良い。

巨大な観音様にお詣りする。 ほんっとに大きい。 以前、特別拝観でおみ足にタッチしてきたが、片足たたみ一畳位の大きさがあるのだ。

観音様の前の舞台も、清水寺の舞台よりずっと良い。山、山、山の緑と、見下ろすと登廊、右手に優雅な五重塔、と非の打ちどころ無い景色のすがすがしさ。

そしてぜひ撮りたかったこれ。

インスタで見て、すごく印象的だったもの。びんずる尊者さまのシルエット。





これは頭痛治すのに触ってよい仏様なので、人がいない状態を撮るのは難しい。私のほかにも、やはりインスタで見たのか、数人同じアングルから撮ろうとしている人たちがいた!

ご朱印所も結構な人だかり。無事三十三所のご朱印頂き、さて、あとは山を下りながらあちこちの紫陽花を撮る。








五重塔は何度も撮っているが、紫陽花と撮れたのは初めてだ。桜や紅葉と違い、背の低い花と五重塔を撮るのは意外に難しいものなのだ。








あ、けっこうかたつむり、いる!

動いてるのはこのおちびさんだけ、暑い日だし、他のかたつむりは引っ込んでじっと動かない。

かわいいなあ。

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大雪。

2018-01-29 17:27:55 | 現実
お向かいの会所の日本庭園もうっすら、雪化粧。

先週からずいぶん寒い日が続いているが、来週も雪の所があるらしい。

こないだ北海道に帰ってたっぷり雪は見て来たからもういいな…




故郷のまちは吹雪、ホテルに着くまでの7,8分で雪だるまになってしまったが、そこは北海道の雪、払うと落ちる。



翌朝はもうやんでいたがその代り道は凍りまくり、8割がたスケートリンクになってしまっていた。用心してネットでかかとにスパイク付のブーツを買っておいて正解だった。

東京で沢山の人たちが転んで怪我をしたそうだが、普通の靴なら仕方がない。歩き方も知らないだろうしな。




このブログも、パソコンの前に座ってる暇も気持ちの余裕もなく放っておいたら案の定、広告が入ってしまった!なんかこれ、嫌なのよね。



父が具合悪くなったと、サ高住から電話があってから約3か月、目まぐるしかった。

命に別状がある訳ではない分良かったが、北海道は遠い。

気をもむばかりで何も出来ないし、電話で父と連携を取ろうとしても何しろ86歳、頭ははっきりしているし呆けてはいないが、耳も遠いし物忘れもするし、そもそも寝返りさえまともに打てない状態なのだからどうにもならないが。

2年前、サ高住に引っ越しする時もえらい目にあったが、あの時は父は元気で歩いていたのだ。

もともと足はおぼつかなかったから、いつかはこうなるだろうと思ってはいたが、その上胆嚢炎やら腸炎やら、退院したと思ったら2日後に発熱して再入院やら。
まあ、やはり高齢なのだからあちこちガタがきても不思議ではない。

看護師さんやお医者さんから電話を頂いて、経過報告して頂き、という状態でなんとかやってこられて有難かった。
それでも3か月に3回北海道行き、しかも寒い時期に、というのは結構コタエたな~。
疲れて帰ってきて翌日も仕事、しかも、ニコニコ元気テンション高!が当たり前の仕事だし、いやいや、参った。


先週はリハビリ病棟への転院。さらに田舎の病院へ。

ますます遠隔操作が大変そうだが、仕方がない。とりあえず完全看護だし、有難いことに、ぽつんとあったホームセンターが病院から歩いて行ける。
必要なジャージやらなんやら、ごっそり買い込んで病室に収納、入院手続きも済ませ、帰ろうと思ったら1時間に1本しかないバスはだいぶ待たないといけない。

このくたくた状態ではムリ!! タクシーで帰る事にする。

意外に、大阪の職場から家までと同じくらいの金額。大阪市から東大阪市までの方が近い気がするのは何故か。街中を走るのと、雪積もった畑や林を見ながら走るのとの差か。

最近泊ってすっかりお気に入りになったホテルで、コンビニやスーパーで買ってきた食べ物をごそごそと。
プチトマトと苺を買って、ビタミンC!この2つはちょちょっと洗って食べられるので、便利。 外食はどうしても炭水化物中心になってしまい野菜もなかなか摂れないので。

セブンイレブンには、噂通り、「恵方巻き」の文字が。北海道でも数年前からやってるとは聞いたが。




ホテルには大浴場があるので、私は部屋のバスは使わずこちらにあったまりに行く。割に独り占めが多かったのだが、前回は年配女性と連れの若い女の子が入っていた。

2人で話している内容が聞こえてくるが、こちらはどうやら、どなたかが亡くなったらしい。それで帰ってきているのか。

観光で来るような所ではない。 出張らしき男性がよく泊っているが、私やこの人たちのように帰省、という人も結構いるのだろう。

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暑さもおさまって。

2017-10-03 00:01:59 | 御朱印帳
「ご朱印集めるのやってみようと思って、ご朱印帳買ったんです」

今年の新卒のS先生が言う。

「あ、私もやってるよ。どこで買ったの?」

「今宮神社です」

あ、なんか人気あるよね…

「野菜の絵がついたのです」

ああ、そうだった!! あの可愛いのね!


神社のご朱印帳の、人気筋の中の一つだ。 そう言えば、まだ行ったことがないのだ。西陣の八百屋の娘だった女性が徳川綱吉の御生母になり…と言う事で「玉の輿神社」と言われているそう。野菜の絵がご朱印帳に描いてあるのはそういうことなのね。

暑さもさすがにおさまってきたし、てくてく歩いても大丈夫だろう。S先生は京都にある大学の出身、京都歩きは慣れており、自転車でまわるらしい。


日曜日は最高のお天気。

締日翌日というのに6時起き、でも起きられるものだ。電車では少し居眠りしたけれど。

まずは今宮神社。




あれ?なんか妙に賑やかだ。 市がたっているのだ。小道具、きもの、漬物などの出店がならんでおり、なぜかスピーカーからアニメソングのようないかにも、というアニメ声の歌が。そのスピーカーを調節しているのはダークスーツの紳士、という…

良く歌を聴いてみると、「ネクタイしようぜ~~たまにはネクタイしようぜ~~」

傍の織姫社の辺りには、「ネクタイ供養」という幟がたっている。「ネクタイ協会」のお詣りが行われているのだ。織姫、だから西陣の会社がお詣りに来るということだが、ネクタイも無論関係あるだろう。そんな協会もあるんだなあ…。代表の方が挨拶をし、禰宜のお祓いがある。

「クールビズが始まり…我々の状況も年々、厳しくなっております…」確かにそうだろうなあ…


さて、ここでのお楽しみは、あぶり餅。



以前清凉寺で初めて食べたが、一口大のお餅を焼いて、その上から味噌味のたれがかかったもので、実に美味しい。

今宮神社前には2つ店が並んでて、不倶戴天の敵同士だとか(笑)

呼び込みがすごい。

まだ店に近寄ってもいない私に「おひとり様ですか」

あれ? まだ入ってないけど…まあいいや、食べるつもりだったんだから。

ここから南に歩くとすぐにあるのが、船岡山。ここの南端が平安京の北端、と決められたという場所である。ここには建勲神社。織田信長が主祭神の神社だ。
信長ファンとしては行っておかなくては。





信長と言えばやっぱり、これだよね。私より若い時に亡くなったんだなあ…









ひと気はないが、立派に整備された神社だ。なんたって、酒樽がいっぱいある。明治天皇が決定されたという官幣社だそうで。

幣が置いてあって、「左右と振ってお詣りください」とあるので振ってきた。



普通の人でも振っていいのね。




船岡山はそう高いというわけではないが、なかなか景色が良い。信長が焼いた、という比叡山がまっすぐ前に見えるのはわざと、か?



さ、次は「sodakyoto」で見た「平野神社の紫式部」観賞。

ここは桜の方が有名だが、今時期は庭園で紫式部が花盛り。





うん…地味よね。

綺麗なんだけど、あんまり、フォトジェニックじゃない。肉眼で見た方が味がある花の典型だ。

紫式部もこういう人だったのでは。地味だけど、そばで会ってみると味がある、というような。そんな気がする。




さて、4つ目の神社は、平野神社からまた10分ほど。住宅街を南へ歩いていくと突然、ストップがかかる。

傍を通った車も係の人に止められる。

「お祭り通るからね、行けませんよ!!」

お祭り通る???




おお、この梅マークは天神様、菅原道真公の!!

そういえばここを東に行くと北野天満宮。北野祭、というものらしい。

可愛らしいお稚児さんたちも行く。面白いものに出会った。











さて、今回の神社パワースポットめぐり最後は、大将軍八神社。

一昨年かな?ここのご朱印帳が欲しくて行ったら、「もう全部出てしまいました。次いつ入るかわからないですし、入ったらすぐ出てしまうんですよ」と言われすごすごと帰ったのだが、今回はどうだろう。ネットでも「売り切れでした」と書いていた人がいたが…そろそろ、今使っている平安神宮のものがいっぱいになるので、今回はぜひ欲しいのだが。


ご朱印受付には、ご朱印のサンプルと、ご朱印帳が置いてある!! 前回の様に売切れの札も立っていない。

「前に来た時買えなくて」と話すと、「ああそうですか…最近はいつもありますよ」とのこと。

かなりの人気だから、在庫増やすようにしたのだろう。収穫だった!!







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夜散歩・なら燈花会

2017-08-12 22:27:42 | 現実
暑い。

大阪の夏が暑いのはいつものことだが、相方が茨城に住むようになり、関西は「とりわけ」暑い、と確信を持てた感あり。とにかく湿度の高さと、陽が落ちてもむっとこもった暑さ。

茨城は夜になると、北海道のように、夜になったら真夏でも「寒い」という言葉が出るほどではないが幾分過ごしやすかったし、昼間も湿度が低かった。


折角の夏休み、どこかに出かけよう、と思ってもこの暑さでは、歩き回るのもためらわれる。夜にしようか、あちこちライトアップもあるし…。



「京の七夕」もいいが、何度も行っている。

奈良のライトアップはどこも行ったことないし、試してみようか。


夕方の日差しの長さとこもる熱気の中、近鉄電車で奈良へ向かう。 

すでに薄暗くなりかけているが、興福寺の辺りは人でいっぱい。




石段を降りて猿沢池へ。








ここから、東へ向かい、人気スポット、浮見堂へ。





おお!さすがに、池に映る浮見堂、池の周りに廻らされた灯り、そこに小舟の提灯の灯りも混じって、綺麗。

写真を撮って早速インスタ、というスマホの人々が大勢。




ちっさいせんとくん発見!!




さて、ここからは広々とした会場へ。




前を歩く浴衣姿のカップルの男の子の方が言う。

「オレ奈良なめとったわ。奈良に住んどんのに」







まさに、これだけの人が出ているのに蝋燭の灯りは幻想的。
  
周りの人々の話し声は、夏の宵のそぞろ歩きの楽しさを増すようで。

それにしても奈良公園、広い!!









こんな「光の廻廊」もあり。




「一客一燈」と言う事で蝋燭を置いてくることもできる。






仲良しカップルが置いていったらしいハートがあちこちに。




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南円堂。その後、法華寺、海龍王寺、そして業平寺。

2017-08-10 22:11:36 | 西国三十三所観音巡礼
4つもお寺を巡るって、大変?と言う事は、京都、奈良では、ない。

なんたってお寺だらけなのだから。


5月、確かあの日は結構暑かったな。歩いて歩いて。


興福寺南円堂。八角形の美しいお堂だ。観音様の浄土、補陀落山の形なんだそうな。



藤原氏ゆかりの、南円堂すぐ傍の藤は残念ながら終わっていたが、橘が花盛り。



三十三所のご朱印を頂いた後は、小さなお寺3つを回る事にした。


まずは近鉄奈良駅に戻り、ひとつ隣の新大宮駅まで。ここから北に歩いていくとまず、法華寺がある。瀬戸内寂聴さんがここを良いと書いておられた気がする。

回遊式庭園があり、杜若が美しい。江戸初期のものだそうだ。国の名勝になっている。




また、華樂園、と名付けられた庭にはたくさんの種類の花々が咲き乱れている。

 




そこから5分ほど行ったところが、海龍王寺。



途中には、こんな趣ある道も。



このお寺は光明皇后が住まいにされたという場所だそう。

遣唐使の玄昉が道場にした、というのだから凄い。

建物はそれ程立派とか、というのではないがとにかく歴史が古い。指定文化財がたくさんあり、奈良時代の五重小塔(ミニチュア五重塔!!)など、国宝の割には、ぽん、と金堂に置いてある。





面白かったのは、子供にもわかりやすく、というようにマンガで海龍王寺の歴史を描いたものがあったこと。






さて、このあたりでかなり、暑くてしんどくなってきた。

お腹もすいた…しかし並んでいるのは家ばかり…というのは、お寺巡りをしているとよく起こる事だけど、あ、この家、実は店じゃない?

自家製豆腐、と書いてある。売ってるだけ?入ってみる。やはり食べ物屋さん。よかった…不退寺まではちょと歩きそうだし。

1200円で豪勢な豆腐膳、なかなかである。


不退寺は、「業平寺」として知られている。むろん、「在原業平」だ。「法輪を転じて退かず」からきているらしい。

こちらも「花の寺」と言われている。

思ったよりはるかに小さなお寺で、境内も狭いがその中をびっしり花木が、というのは、以前行った花の寺「岩船寺」にちょっと雰囲気が。ずっと狭いけれど。




奥の方に石棺があって、草を刈る人たちが鎌を研いだらしい跡があるとか。見てもあまりわからなかったが、古墳から出てきたものらしい、とある。

棺桶だろうがなんだろうが、研ぐのに便利だったら昔の人は気にせんかったのか、なんだか可笑しい。

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岡寺。しゃくなげ。ダリア。

2017-08-09 21:35:48 | 西国三十三所観音巡礼
さて、記憶をたどろう。今年4月の記憶だが、その前に…

初めて行ったのは確か、昨年のお正月。

初詣に行くのに、京都は人が多いし、とドライブがてら、飛鳥寺の後に訪れて、山中にこの大伽藍!?と驚いたお寺だ。


岡寺は、もともとは草壁の皇子の岡の宮を道場にした、というのが始まりと言うから、千年以上前からの歴史あるお寺である。
日本最大の塑像があり、最古の如意輪観音さまだそう。斜めに肘ついたりしてなくて、如意輪観音ぽくない観音様だ。



今回は一人だから、車ではなく近鉄電車とバス。4月の快晴の日、気候も、晴れてはいても日陰は涼しく、パーフェクト!である。


バス停辺りはちょっと、こじゃれた店があったりして、門前町風、ドライブで駐車場から行くのとはちょっと雰囲気が違う。バス停降りたすぐが門になっていて、そこから参道の坂道を上がっていく。(これがけっこう登る…)

やはりこの方が「参拝感」があるものだ。




手水舎が美しい!!





この季節は、この岡寺はしゃくなげ寺として有名だが、後でwebで見ると、このダリアの意匠もあちこちで取り上げられていた。

子供の頃住んでいた家にもダリアたくさんあったな。

実は薔薇の方が好きでダリアはそれ程…と子供の頃思っていたけれど、こうして手水舎の水に浮かんでいるダリアは、洋風の花なのにぴったり、合う。

無論しゃくなげも花盛り、素人カメラマンも多い。





山の表面がしゃくなげに覆われている、と言った風情で、冬とは違って華やかだ。





願い珠がかわいらしい。

しゃくなげの小道を行ったり、三重塔から本堂を眺めたり、上がり下がりがあるので散策にもなかなかよい所である。

1月の、奈良盆地のきりりとした寒さのなかでも、ゆるやかな春の陽の下でも。

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だるまさんのお寺・勝尾寺

2017-08-07 19:00:51 | 西国三十三所観音巡礼
台風がやってきた。

公休の月曜日だが、これではどこかに出かけることもままならず、家に籠っているしかない。


3月4月は慌ただしかったため、この頃に訪れた西国三十三所のお寺の事は書けていなかったのが心にかかっていた。こういう時に写真の整理をしようか。

勝尾寺は3月、相方の車でお詣りした。大阪の北、それほど遠いと言う場所ではないが、2月に行った生徒さんから、「雪、結構あって車怖かったですよ」との事だった。

箕面辺りまで行くと気候、変わるんだなあ。


晴れの気持ち良いお天気、3月なのでもうそれ程寒くもない日。単車の人がいっぱいいいる。後で聞いたところによると、単車好きな人にはこのあたりは人気らしい。




お浄め橋にはこんな演出あり。







清和天皇の病気平癒祈願から、「王に勝った」⇒「勝王寺」⇒「勝尾寺」となったとの事、なんにでも「勝つ」お寺なのである。源氏、足利氏、など武将にも人気だったそうだ。

願いがかなったら片目を描く、という普通のだるまさん、あちこちにいっぱい置かれている。なかなか、可愛らしい感じである。境内は物凄く広く、山一つ分、と言う感じ、「花の寺」とも言われていて花々も綺麗だが、紅葉もよさそうだね、と相方と話しながらのんびり歩き回った。

やはり勝運を願う方が沢山祈祷をお願いするためか、お金ありそうなお寺で、庭の整備もしっかりされている。

無論私も可愛いだるまさんをゲット。

勝ちましょう。
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メディアワークスの本...ビブリア古書堂の事件手帖

2017-07-14 21:08:00 | 読んだ本について
「ライトノベル」に学生時代親しんだ社会人に手に取ってもらい、またそれ以外の層にも受け入れられるような本を作っているのだそうな。

メディアワークスってなんだ?と思ったのだけど、結局カドカワだったのね。


この「ビブリア...」は、タイトルに惹かれつつもこのメディアワークスの本の一大特徴、「表紙がマンガっぽい」でちと、手が出なかったのだが。
「ジャケ買い」て言うのもあるらしいが。


偏見だった。結構、私の年齢でも面白く読める。

主人公はやはり20代ではあるが、主な登場人物は、その親世代が多く、つまりは私位。

古本を巡る謎解き、というのが新しく、またその古本も、ブラックジャックから太宰治、はたまたシェイクスピア、とバラエティーに富んでいる。

相方は新しい本しか買わないが、私はたまに古本も買う。

もう古本でしか読めないものもあるし、なんたって安上がり。
読んではみたいが、700円もかけたくない、って程度のもあるし。

しかしながら、もう老眼進んでしまって、古本だと字が小さすぎてあきらめないといけないこともあるのが切ないが。

札幌で独り暮らししていた頃から古書店にはよく行っていた。
留学前に自分の本を売りにいって、意外にも一万円以上になり驚いたことも。

大阪に越してきた頃は、駅前第3ビルにいくつもあった古書店巡り、数時間やっていた。

シドニーにもあって、たまに買っていた。
海外では、新しい本は実に高価でなかなか手が出ないものだ。重いから仕入値高いんだと聞いた。
古書でもそう安くなかったので慎重に選んだものだ。

「ビブリア...」の主人公の勤める古書店に置かれる本の描写を読んでいると、カビ臭いような、古本独特の匂いを思い出す。
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空梅雨。

2017-06-19 22:06:06 | 西国三十三所観音巡礼
梅雨入りしてどのくらい経つだろうか?

今年は相当の空梅雨らしいが、今日も6月末近く、梅雨真っ最中の時期なのにかんかん照りの暑さ、京都では30度を越したらしい。

このブログも、生活環境が変わってからしばらく放ってしまった。

先月も奈良の西国三十三所のお寺をいくつか回ったのだけれど、写真も整理する余裕がなく。


今日は滋賀県の長命寺、西国三十三所三十一番。

数年前、同居人が前の会社のバーベキューで滋賀県に行ったときに寄ったというお寺である。

「石段が大変だった」と言っていたのが記憶にあった。「そういえば西国って札があったな」とも。





バスを降り、お土産屋さんの前を通ると石段が見える。これか。

しかしながら、私の持っている「まっぷる西国三十三所」では、「きついのでお勧めしない」と書いてある。また、NAVITMEでも、車の通る道路を上がるようにナビしてくれている。

・・・でもまっぷるは、おそらく「ゆるめ」をお勧めするのではないだろうか。後から文句言われても困るだろうし。

現場で聞いてみよう! お土産屋さんの人に声をかける。


「あの、この石段、きついんですよね?」

「そうだけど…車の道行ったら時間3倍かかるからね…」(山道だからくねくね上がるのだ)

「どっちがお勧めですか?」

「行きしは石段、帰りは車の道だね」

じゃ、行ってみよう…え!808段だって!! お気に入りの長谷寺の登廊400段の2倍か。 でも400段上ったからって死ぬほど大変でもないしな。一回降りてからまたあそこの400段、登れると思うしな…


うん、石段だけど…登るにつれて石段と言うよりは石組と言うか…山道に石がはめ込まれてると言うか…いやいやなかなかのものだ。

道理で、一緒にバスを降りた60代ほどの女性4人組、山登りするような恰好だったわけだ。

私はというと、帰りに京都か大阪で買い物をする予定だったので、ロングスカートに今時の薄手のロングカーディガン、というちゃらちゃらした服装で、しっかり浮いてしまっている。


まあしかし、足元は無論、楽な靴で来ているので、別に山ガールしなくても、石段位登れるのだ。

つづくつづく。



時折お地蔵さんも現れる。








登り切って境内に入ったらまた石段(笑)

駐車場からでも、「きつ~い、こんなん年取ったら参拝なんか出来ひんわ」と手すりつかみながら女性がやってくる。

私がバス停から上がってきたと言うとあきれていた。




まっぷるでも紹介されていた通り、ちょっと早いがあちこちに大好きな紫陽花が。境内はとてもきれいに整備されている。

遠くにちょっとだけ琵琶湖の端っこが見える。のどかな田園風景。ずいぶん上がってきたんだなあ。










いつもどおり参拝、ろうそくとお線香を供え、ご朱印を頂く。

頑張って登ってきたので「心願成就」のお線香も供える事にする。観音様も聞いて下さるかな。

帰りはお勧め通り、車の道をのんびり降りる。正解。石段登ってよれよれぐらぐらの脚では、あの急な石段、手すりもないから危なかっただろう。地元の人の意見は聞いておくものだ。





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