たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

忙しかった3月。

2017-04-03 23:25:02 | 現実


忙しくなるとは思ってたけれど予想通り。

そもそも3月は募集期。ここで稼がなくていつ稼ぐ、という月。
4月から来る新卒さんの面倒見る予定も立て。数字も作り。

4月から単身赴任的に茨城県に赴き、実家の家業を継ぐ同居人の準備。同居人も22年大阪で働いて、もうほとんど関西人だ。関西でもビジネスやりたいから、と、家は大阪に置くと言う。

同居人のバースデーはお気に入りの温泉へ。

次の週は3日ばかり同居人と共に茨城県へ。仮住まいの準備、買い物など。

帰って来て入籍の手続き。
お世話になった方達にご挨拶。
28日に同居人は旅立ち、私は独り暮らしの始まり。

なんとか去年並みのよい成績で3月も終わり(ふうう)、〆がアメリカ人の同僚の先生の結婚披露宴、昨日だった。

けっこう、目まぐるしかったなあ。

今日もネイル行ったらなんだか眠くなってしまった。

家の中は、披露宴で頂いた花の香りが漂っている。

披露宴用のバッグ、なんかないかな、小ぶりの...と探したら出てきた、母が使っていた白いメッシュのバッグ。

もしやと思い脇のポケットを見てみると、案の定何か紙が。絵の展覧会のだ。札幌の三越。

日付は1997年。丁度20年前だが、バッグは一向に傷んでいない。

頂いた百合のアレンジメントと記念撮影。なかなか、似合う。
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和歌山県のお寺・粉河寺

2017-02-15 23:55:30 | 西国三十三所観音巡礼
電車に乗って、知らない場所を旅するのは楽しい。

ドライブも楽しいけれど、ひとり電車の窓から景色を眺めながら、もいいものだ。別にいい景色でなくても、目に入るものが珍しくて、というのもある。

と言う訳で和歌山までJRで行くことにした。目的地は和歌山県、紀の川市の粉河寺。西国三十三所第三番だ。


スマホのナビタイムで一番早く着くルートを選ぶと、JR熊取駅からバス、とある。乗る。


…これが最短ルート??思いっきり山越えじゃん!! 4人しか乗っていないバスは、谷底に落っこちそうな道をびゅんびゅん走る。

途中、何もない山中に「犬鳴山温泉」とある。これは、秘境の湯だわあ…後で調べてみると、修験道の霊場と書いてある。ちゃんとじゃらんで予約もできるのだ。行ってみたい気になってしまった。

バスは無事、粉河駅に到着。ここから15分位、山に向かって歩くが、門前町の風情を…などとガイドブックにあったので、ちょうどお昼時、そのあたりにお蕎麦屋さんでもないだろうか、と歩き出す。ちょうど12時だ。

門前町…いや、店らしきものはところどころにあるけど、食べ物屋さんはないよね…それに人も歩いていない。 どちらかといえば、北海道の、故郷の町を思い起こさせる静かぶりだ。お土産屋さんや、古い街並みを期待していた身には拍子抜け。

と言ってる間に粉河寺の門まで来てしまった。




門の前にやっと、お土産屋さんらしき店が。「ぜんざい、蕎麦、柿の葉寿司」と書いてある。柿の葉寿司、いいね。


「柿の葉寿司、何個ですか?」(あんまり多くても食べきれないし)

「ああ…今日控えめに仕入れたらもう全部出てしまって…」 (今12時、ちょうどランチタイムなんだけど売り切れって…)

しかたなく、ぜんざいを注文。なんとなく、蕎麦はコワイ気がする。以前、三井寺の脇の食堂でびっくりするくらいまずい蕎麦を食べたからだ。


粉河寺本堂まではちょっと歩く。 早咲きの梅が遠くに。




国宝、粉河寺縁起絵巻で知られているお寺。

童姿の行者が現れて千手観音像に変わったとか?と言う面白い始まりのお寺だ。





本堂前の庭も変わっている。石がごろごろしていて、ソテツが並び、なんとなく和歌山らしい南国風情が。京都や奈良のお寺の庭とは随分ちがう。賞式蓬莱庭園、というそうで、国名勝である。



それほど広い境内ではないが、歩き回っているうちに「やっぱり蕎麦にしとけばよかったかな…」と思い始める。

いくらお餅入ってたと言ってもぜんざいじゃランチにはならないよね…でも今更戻ってあそこで蕎麦もなあ…

やめとこ。

いつも私は、こういう時のためにソイジョイをバッグに入れているのだ。寺社めぐりをしていると、山の中のお寺なら周りになにもない、と言う事もよくあるからだ。

帰りはバスでなく電車で和歌山駅まで。

有吉佐和子の「紀の川」読んだなあ、と思いながら広い川を眺める。ゆったりした大河だ。

和歌山駅のセブンイレブンでナッツをgetして小腹を満たしつつ、JRで帰阪。

西国スイーツ巡礼、というのも実はあるらしいのだが、なんか前回から食べ物寄りの話になっているなあ…。






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美味しい和菓子・・・穴太寺

2017-02-13 21:45:36 | 西国三十三所観音巡礼
和菓子が好きである。

何と言っても好物中の好物は桜餅。桜の季節にしか食べないと(基本)決めてはいるけれど、そろそろ行きつけのスーパーに、お気に入りの美味しい桜餅が出てきていてついつい手を伸ばしてしまったり。

趣味の寺社巡りをしていると、そこの売店などで美味しいものに出会ったりしてしまうもの。

20年前に、友人の義理のご両親(オーストラリア人)が見え、奈良のバスツアーにお付き合いしたことがある。ところどころ通訳を兼ねてだが、私も行ったことのない場所ばかりでずいぶん楽しめた。

そのひとつ、安部清明ゆかりの安部文殊院で、ご両親が落雁の箱入りのものを買って、「お礼に」と私に下さった。ひとつが大きいし、結構入っているけど食べきれるかな?と思いきや、自然な味で、物凄く美味しい落雁、あっという間に無くなってしまった。

落雁買いにだけいく、と言うような場所でもなく、ずっと、「あれ、美味しかったな・・・」「また食べたいな・・・」と思いつつ行く機会も作らずいたが、3年ほど前に同居人に車を出してもらい、行ってみた。



あった!記憶にある通り2色のずっしり重い落雁。手作り、と書いてあった。美味しさも記憶通りで、甘いものはあまり食べない同居人も喜んで食べていた。


1月末、京都のはずれ、亀岡にある穴太寺まで出かけることにした。西国三十三所、第二十一番だ。電車で嵐山方面に向かう。みな、嵯峨嵐山駅で降りていくが、私は保津峡を越えその先まで行くのだ。





田舎道をのんびり歩く。寒い事は寒いが、15分くらい歩けば結構、暖まるものだ。





穴太寺は古色蒼然というとあまり良い言い方ではないが、良い具合に古びたお寺、という風情。住宅街の中にあるのだが、立派な伽藍、良い形の多宝塔もある。ここも観光寺という所ではないので、西国三十三所のお詣りの方々がぽつりぽつりとやってくる。



聖観音菩薩さまがご本尊だが、本堂に釈迦涅槃像もある。「なで仏」と言われているそう。涅槃像なので、横になっているのだが、お布団かぶっているので(信者の方が寄進されたのだそうで)何とも言えず可愛らしいというか、親しみやすい。私も撫でさせて頂く。

残念ながら池泉回遊式の庭園はクローズ。冬場は開けないのかな。







このあたりは京都のかなり北になるので、まだ雪も残っている。



ご朱印を頂き、調べておいたバスに乗ろうと歩き出す。あれ?ここにもバス停、あった。時間を見ると、あと10分位で来る。こっちで行こうか。

バス停の前はお土産屋さんになっているので、ちょっと覗いていく。

意外にも、京都市内の和菓子店のようなこぎれいな一角、ちょっと良さげな和菓子コーナーがある。

このあたりは黒豆の産地、やはり黒豆のお菓子が置いてある。「どうぞ」とお店の方が試食を勧めてくれる。黒豆の砂糖漬けと栗の砂糖漬けだ。

美味しい!!

「マロングラッセだとくどいけど、これそんなことないでしょう?」

「ほんとですね」

原材料は黒大豆、食塩と砂糖としか書いておらず、確かに甘すぎずどちらも私好み。

見つけちゃったなあ・・・また。

私も同居人もそれほど栗は好きではないので、「黒豆しぼり」を購入。職場用にも箱入りを。





職場では、「これ好きです、ずっとたべていられますっ!」という子もおり、同居人も「甘くなくていいな」ともそもそ食べている。

しかしこの黒豆買いに亀岡のはずれの方までまた、行くかねえ…。

袋の裏を返してみる。なんて店だっけ? 

若菜屋、とある。 京都市下京区…あれ?? 本店は市内じゃん… 道理でこじゃれた店と思ったわ。


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雪の貴船神社

2017-01-16 23:22:01 | 現実
何事にもタイミングというものはある。

先週末は大寒波が来るとの予報。実際、寒かった。しかしこれが月曜まで続けばチャンス!

去年は撮れなかった京都の雪景色が撮れるかもしれない。いいタイミングだ。


日曜には何度もTwitterをチェック。結構、京都のあちこちの景色の写真をアップしている人がいる。しかも相当の雪の量だ。これならば、寒さが続けば、山の方なら融ける事はないだろう。

以前から、貴船神社と雪、の写真を狙っていたが、イケるかも?

貴船なら雪で歩きづらい事も出てくるかも、ブーツより、以前北海道に冬、帰省する前に買った、裏に滑り止めの付いた靴がいいだろう。

意気揚々と出かけたはいいが、京橋駅で降りて気づいた。なんか、靴から出てる?ごみついた?

・・・靴の表面剥がれてる・・・ 安物の古い靴だしなあ・・・しかたないか、剥がれそうになってるとこ、もう剥がしちゃおう。そういうデザインだと言う事にして・・・それどころじゃないじゃない・・・右足、かかと部分、半分無くなってる!!

そうよね・・・冬に帰省したのは10年位前である。それ以来、使っていなかったはず…経年劣化するのは当たり前だろう。しかし、玄関に置いた時にはまったく、なんでもなく見えたのだ。歩きだして力が入って崩壊しだしたのだ。歩いてる時に気付かないのもどうかと思うが。

あーあ、仕方ない…京都まで頑張って、靴買おう。

10時半京都到着、ちょっとだけ雪が舞っている。河原町のABCマートまで恐る恐る歩く。全部崩壊したらどうしよう。今、お手洗いで左の靴底が完璧取れてしまったのだ!

そしてABCマート、オープン、11時…タイミング、よねえ…いや、ここで30分、カフェでなんか食べてよう。出鼻くじかれた感あるけど、ちょっと早いがここで何かおなかに入れて行けば、貴船でお腹空いて、ランチに時間とられるってことないし、それに! この雪では貴船の店が開いていない可能性もある!

無事暖かそうなボア付のブーツ購入、崩壊した靴を袋に入れる店員さん、迷惑そうだった…ごめんなさい。

貴船行きの叡山電車はかなり混んでいる。この季節にもかかわらず…やはり、私と同じく雪景色を楽しみたい人たちらしい。

北に向かうにつれて雪が降り始める。比叡山は真っ白、頂上は霞んで見えず。家々の屋根も真っ白。




貴船口駅舎にはずらりと小さなつららが並んでいる。



バス亭では、女の子2人連れが私の前に並んでいる。

「足つめたああい!」(デッキシューズにストッキングで雪景色を楽しむのはどうかと)

「あ~また落ちてきた!これ以上落ちてきたらやばい、もう無理」

木々の枝に雪が積もり、ちょっとした風でもばさばさ落ちてくるのだ。






貴船神社まではバスで5,6分だが、雪道で物凄く揺れる。満員の車内大騒ぎ、さ、到着してみると…




鞍馬までの山道に通じる橋も雪が積もっている。やはり、京都市内とは違う。

じゃくじゃくの雪が融けかかった雪道、北海道の3月を思い出すべちゃべちゃぶりだ。歩きづらいことこの上ない。


しかし…




これよねえ、これ。

これを撮りたかった。灯籠の赤、白い雪、水墨画の中に沁みる神社の赤、これよ!

長い間待ってたけど、ようよういいタイミングが訪れた。


貴船神社は水の神様を祀るけれど、縁結びの神様でもあるので、やはり女の子グループが多い。ご朱印もらったり水占いしたりたき火にあたったり。

この雪だるま作ったのも女の子かな。



どうせならいい機会だし奥宮まで行こう。ちょっと距離はあるんだけど…




あら…結構大変そうな雪道。しかも雪はさらに降り続ける。私すでに全身雪だらけである。

道産子のプライドで傘などささないが、それは北海道のパウダースノーだからできる事、このあたりの湿った雪ではアタマにもマフラーにも雪くっついてびしょびしょになるのだ。


むろん雪道歩きは得意だが、途中の店先でホースで水を流し雪を融かしているのが…せっかく今日買った靴、だんだん水がしみてきた…水で雪を融かす、って北海道ではあり得ない!北海道でそれやったらスケートリンクになっちゃう。やっぱり、気温全然違うのだ。

やっと奥宮が見えてくる。

さすがにここまで来ると人はほとんどいない。が、雪だるまはいるのである。







中国人らしい2人連れの女の子達がいる。

ここまで、来るんだなあ。京都市内から連絡悪ければ一時間位かかるのだけど。

そうそう、バスの時間!

だんだん数が少なくなる上、時間通りに来てなかった。 早めにバス停まで戻った方が良いだろう。

雪はどんどん降ってくる。

途中の店先でも皆さん雪かき頑張っている。この、昔ママさんダンプと言った雪かき道具、北海道以外で初めて見た!このあたりは冬は結構雪降るらしいしなあ。



あ、バスもう来てる!前のが遅れてきているらしい。いいタイミング!!



デジブック 『雪の貴船神社』
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新年、日本海へ。成相寺・松尾寺。

2017-01-09 19:00:39 | 西国三十三所観音巡礼
年が明けた。

いつものお正月。

年末、31日に大混雑の黒門市場に出かけ、元日夜に食べるてっちり用の白子入りフグを調達、その他、年越し用の蕎麦、合鴨(雑煮や蕎麦に使ったり、同居人が鴨ローストを作る)蕎麦だけでは到底お腹がいっぱいにはならないので、押し寿司も買っていく。関西風丸もち、白味噌、日本酒、そしてデザートに花びら餅。我が家の定番買い物。

フグをさばいてもらう時間、待ち時間1時間位。その間に人ごみを抜けて店を回る。毎年大変だが、活気がある市場の中の買い物は楽しい。

おせちはらでぃっしゅぼーやのものを毎年買っている。自然な味つけで、調味料も吟味されており、買ったおせちなど美味しくないだろう、という考えをひっくり返してくれた。

31日は「笑ってはいけない」を見つつお蕎麦と寿司の晩御飯の後、これも定番のカウントダウンシャンペンとチーズやイチジク、クラッカーなんかで新年を迎えた。

元日は同居人が白味噌雑煮を作ってくれ、おせちを開ける。これは明日の夜のごはんにとっておこう、これは食べちゃったほうが…と相談しつつ。無論ここでお酒が入るので、後はテレビ見たりしながらのんびり家で過ごした。

夜は恒例のてっちり、てっさと湯引きもお店で作ってくれてある。ほんとに、骨以外全部食べてしまえるのがフグ。今年のフグは当たりが良かったのか、とりわけ美味しかった。
ぽん酢消費量速いこと!


さて、2日。去年は同居人の車で奈良の岡寺、飛鳥寺に初詣だった。

今年は、去年の11月から西国三十三所に挑戦しているので、そのうちのどこかまで車を出してもらうことに。

休み中日で次の日の事も心配がないから、遠出ができる。和歌山のお寺?琵琶湖の島のお寺?


「京都の宮津なら2時間位で行けるな。それからこの松尾寺、というのも狙える」

「まっぷる」が出している「西国三十三所めぐり」というガイドブックの地図を見ていた同居人が言う。出発が9時と遅いから、そのあたりが良いね、と言う事に。


途中の道の駅でランチを買っていく。

京丹波「味夢の里」という名前の大きなところ。以前、「鉄腕DASH」の「0円食堂」でTOKIOが来ていた所。あれこれ面白い物があって目移りする。卵焼きで巻いたう巻き、この地方名物という、魚のでんぶが入ったちらしずし、押し寿司などお弁当を選ぶ。でんぶのちらしはちょっと甘すぎたが、他の二つは美味。

まずは宮津市の成相寺。

宮津と言えば、むろん、「天橋立」。この傍にあるお寺だ。しかし、大抵の人が訪れる「股のぞき」スポットのある場所ではなく、丹後半島の方、天橋立の北側へ行くのだ。ここは西国三十三所の最北端なのである。

本来のお詣りは、南側から船に乗って渡る、というものだそうだ。天橋立を横に見つつ行くのだとか。その方が味があるかもしれないが、我々はクルマでささっと廻っていく。それにしても狭い道、急こう配の道でびっくり。



参道の石段はこんな感じ!



倒れていた鹿の肉を、いけないと思いつつ食べてしまった僧がおり、じつはその鹿は観音様だったという謂れがあるらしい。しかも美人観音とも呼ばれているご本尊、しっかり拝んでおく。祈願しているのはそのポイントではないが…

さすがに人里離れたお寺、外国人観光客は皆無である。参拝の人々も少ない。ご朱印もすぐに頂ける。

「上、上がってみよう」

天橋立が見える展望台があるのだ。なんと、「日本一のパノラマ展望台」とある。この山中に!








日本海に浮かぶ島は霞んでいるが、天橋立は良く見える! こんなに晴れ晴れしたよい景色が見られるお寺とは知らなかった。昔は展望台近くに本堂があったらしい。お坊さんたちは、歩いて上り下りしたんだろうな。昔の人々は足腰丈夫だったはず。


寺院というのはたいてい、4時半位がクローズ。もう、2時過ぎである。次のお寺、松尾寺は舞鶴にある。同じ京都府だが、車で1時間以上はかかるはず、名残惜しいが出発することにする。

さて、次のお寺は舞鶴市の松尾寺。「まつのおでら」が正しい名前のようだ。もし徒歩で「松尾寺駅」から行くと山道を2時間(>_<)という場所! もともとは修験道のお寺だそうだから当然だろうが。

以前教えていた生徒さんから、「西国三十三所は健康に良い」と言われたが、はい、その通りでしょう。




ここも車一台しか通れない細道をどんどん登るタイプ、登りきるとなかなか風雅な山門に、お正月らしくしめ飾りが。






変わった屋根の造りで相当古いが、方形造りというらしい。指定文化財だそうだ。

また、三十三所で唯一、観音様らしくなく怖いお顔の馬頭観音様をお祀りしている。秘仏で77年に一度しか開帳されていないそう。

ここもひと気がない。三十三所のご朱印貰う人くらいしかこないのだろう。

巨大な松や、杉の木が境内のあちこちに。







軒下に雪も残っている。渡り廊下の下には、北海道でよく見る(実家にもあった)家庭用の雪かきの機械、耕運機みたいのが置いてある。舞鶴だしなあ。雪も多いだろう。


巨大な杉の木の脇には、「・・・羽天皇御手植」とかすれて読めない碑が。

・・・何天皇?羽で終わる名前? 思い出せず。

例によって蝋燭とお線香を供え、お詣り。もうお片付けも始まっていて、係の方が賽銭箱を開けたり蝋燭かすを掃除したりしながら話しかけてくる。


「このお寺手をかけてなくてね」・・・確かに古い。石段も崩れてるとこがある。

「大きな木がありますね」

「向こうの杉の木は鳥羽天皇の時代のものですよ」


・・・あっ、鳥「羽」天皇か!

平家物語でお馴染みなのに、思いつかなかった。

「鳥羽天皇は色々思い悩むことが多くて、お気に入りの美福門院と一緒にお詣りに来られたと言われてます」

そう、中宮の待賢門院が生んだ子がおじい様の白河上皇の子供だったから・・・というのは有名な話。係の方もそのお話をされる。

いやいや、平安末期の天皇の「御手植」は初めて見たわ。

昭和天皇や最近の宮様、皇太子殿下等の「御手植」はあちこちの寺院で見るけれど。

すこしずつ暗くなりつつある細道を戻り、帰阪。
なかなか、面白いお詣りだった。

今週は日本海側では大雪になるそうだ。 あの松尾寺も雪に降りこめられてしまうのだろうか。

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兵庫県のお寺・中山寺

2016-11-30 19:57:18 | 西国三十三所観音巡礼
兵庫県のお寺に行ったのは初めてである。

西国第二十四番札所、中山寺。






今年3月に1年かけて洛陽三十三所観音巡礼を満願し、今年からいよいよ西国三十三所巡礼をスタートすることにした。

洛陽三十三所は、西国三十三所に遠すぎるお寺があることから、京市内の三十三か所を回るように後白河天皇が考えた、というもの、つまりは京都のお寺だけだった。なので急げば2日で回れるとも聞いた。

同僚のアメリカ人の先生は西国三十三所を回っているが、やはり一番札所などには行けていないということ。「交通費もずいぶんかかりそうだから…」と。なんてったって那智の滝の傍、つまりは和歌山県の端っこのほうの山の中である。

車を運転できない私も同じことだが、あまりの山の中は同居人に連れて行ってもらう事にし、行きやすい所から始めることに。

京都、奈良のお寺は数知れず。
大阪でもいくつかお寺や神社も回ったが、意外にも兵庫県は初めて。

以前兵庫の学校で13年も勤務していたため、中山寺は良く話に聞いていた。お産、七五三、という話題で出てくるのだ。 そのあたりの人々にはずいぶん信仰されているお寺というイメージだったが、西国三十三所のひとつだったとは気づかず。

ご本尊は十一面観音、安産、求子の観音様である。関白秀吉も参って秀頼をさずかったとか。





折あしく雨模様だったが、きれいに着物を着せられた子供と両親、祖父母らしきグループがいくつも。月曜の昼にもかかわらず、だ。

七五三か。うちの両親は「あれは商売である」と全く関心を示さず、子供心に、友達が着ているきれいな着物や、長い袋に入った千歳飴がうらやましかったものだ。

おっと!

ここには屋外のエスカレーターがある! 屋根付きだ!前日の善峯寺ではふうふう言いながら石段を登ったのに。



いちばん高い所には新しい、きれいな紫色の五重塔が。出来たばかりのようで、周りはまだ工事中。このお寺はお金あるんだろうな。安産の祈祷料など相当入りそうな感じ。



しかし私の目的は本堂の観音様、お詣りして、ご朱印…どこかな? 本堂の辺りと聞いたんだけど…西国三十三所のお寺なら、大抵「西国三十三所第~番」というお札がお堂にあるのだけど、ここにはない。
よく見ると、会館風の建物の横にご朱印所がある。全く目立たない。

やっぱりなあ…ひとつ300円のご朱印ビジネスなど、このお寺はあてにする必要ないんだろうな。

去年、同居人が伊勢神宮に社内旅行で行った際にご朱印をもらってきてくれたが、まあ、神社はお寺のに比べるとシンプルなのだけど、その中でも超絶級にシンプルで、スタンプと日付だけ!みたいなご朱印、日本一の神社ならどれほどカッコいいご朱印かと期待した私達にはビックリだったのだ。

「ご祈祷1回に何万もとれるんだから、300円のご朱印なんて別に力入れる必要は…って事だと思うぞ」と同居人。

確かに。


この中山寺のオリジナルご朱印帳も綺麗なので購入も考えていたのだけれど、それも表に出されてもいない。そんなら、やめとこ。

りっぱな広いレストランが併設されているので、お昼でも食べていくことにする。蓮の実やきのこ、野菜の入ったご飯を蓮の葉でつつんで蒸したものがメニューにあった。珍しいので頂くことにする。900円也。ちまき風、なかなか美味だった。






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京西山の紅葉・善峯寺

2016-11-28 19:45:29 | 西国三十三所観音巡礼
11月、関西では良い季節。 北海道にいた頃は、中途半端に寒い月で、かえって早く雪が降らないかな、と思ったものだが。

少し早目の紅葉狩り、同居人の車で出かける。京都西山方面は電車で行くと、バスに長々乗ることになり不便だが、車だと新しい高速道路が出来ていてあっという間なのだ。

西国三十三所第二十番札所、善峯寺。

早速本堂の千手観音様にお詣りし、ここで西国三十三所のご朱印帳を購入。見開きで絵付きの豪華なものだ。この善峯寺のご朱印が記念すべきひとつ目になった。






ここは以前から、紅葉が美しいと言う事で気になってはいたがアクセスの悪さで来ていなかった。





素晴らしい色に染まった木が何本も青空に映えている。



まだ、完全に紅葉はしていないためか、それともやはり街中から離れているためか、人は多いが、有名どころの永観堂や清水寺などの雑踏に比べると、落ち着いて景色が楽しめるのが良い。街中ならもみじがちりちりに縮んでいたり乾いた感じだったりすることも多いが、ここのもみじは葉先まできれい。



日本一の松、という37メートル(横に伸びてるんだけど…)の天然記念物「遊龍の松」を眺め、写真を撮り、して山を登っていく。


景色がどんどん開ける。



「こんなに敷地広かったんだ」
「こんなに登るとは思わなかったね」

京の街が一望。晴れ晴れするような景色。

しかしかなりの山道のアップダウン。降りて来た頃には結構、疲れてしまった。

「お腹空いたね」
「大原野神社にお休み処あるから、お蕎麦でも食べようか」




大原野神社は車で10分という所、田舎道を走る。通れるのか?という道を走る。

狛犬ならぬ狛鹿のいる由緒ある神社だが、とりあえず空腹…お茶屋さんで同居人はにしん蕎麦、私は湯葉蕎麦を頂く。どちらも期待以上に美味しい。

アルバイトの女性がゆっくりした方たちで、ベテランの年配女性が怒りまくっていたのが面白かった。 紅葉やお花見でお客さんが増える頃ならではだろうなあ。

ここの境内からは、山道を通って私の大好きなお寺に行ける。

西行法師ゆかりのお寺、「花の寺」勝持寺。

数年前、花の散り際に行って良い写真が沢山とれた美しいお寺だ。




その時にはお花見がてらの参拝客であふれていたが、秋はそこまで人は来ないようだ。私と同居人、あと二組。

その上、日曜と言うのに大掛かりなお掃除中であった。月曜にはよくぶつかるんだけど日曜は珍しい。それだけ人がこないのだろう。



山道を戻ると、下から長い竹をひきずりつつ年配の女性が上がっていく。何に使うのか。











デジブック 『京紅葉。』
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コスモス寺

2016-10-17 19:16:23 | 現実
コスモスは好きな花のひとつ。

実家の門柱の前にもひと群れのコスモスがあり、去年、父が家を去る際に写真を撮っておいた。北海道だから、ひと月位前のことになるが。さて、持ち主が変わった家の前に、コスモスはまだ咲いているのだろうか? 

塀の前にはクレマチスがあったのだけれど、誰か近所の人が持って行ってくれただろうか。
父は近所の花好きの方々に、好きな時に入って持って行ってほしいと言ってあったようだが。


奈良の般若寺は去年、2月頃に水仙を撮りに行った。破れ寺感満載の古寺に石仏、水仙、いい写真が撮れたが、ここはどちらかと言うと「コスモス寺」で有名。今年は撮りに行こうと思っていたのだ。

今回は同居人に車を出してもらう。

前回2月は、私のほかに二組という所だったが、さすがに日曜のコスモス寺、小さなお寺に人がいっぱいである。無論カメラ抱えた方が多い。

冬には「養生しています」と書かれていたたくさんの区画に、コスモスがいっぱい、というかコスモスで埋め尽くされている。



国内でも有数の立派な十三重石宝塔。コスモスに囲まれる石塔、コスモスに囲まれる石仏。







何故か、ここを焼いたはずの平重衡供養塔もある???


「うん、立派な廃墟、って感じだよなあ」

「崩れそうな建物,崩れそうな屋根でカバーしたりしてるしね…」


そう、コスモス以外の場所は、以前と同じく、整備も何もされていない。ここには国宝の鎌倉時代の楼門があるし、維持にはお金かかるんだろうな。

「こうしてみると、良く行く普通のお寺ってずいぶん頑張ってるんだなあと思うなあ」

建物に庭に、整備しないといけないところはたくさんあるだろうし、確かに。





暑い位の日だったが、もうトンボも沢山、飛んでいた。





「ここ、ポケスポット4つにジムもある!」

この狭い敷地内にこれは多い。 集客に頑張ってるんだな。ジムに空きがあったのでポケモン、ゴルダックでも入れていくことにする。


さてこの後は東大寺方面へ。すぐ近くなのだ。

奈良公園をポケモン捕りしながらぶらぶらと二月堂へ。

休憩所の壁に、お水取りの時にお坊さんたちが持って走る松明のサンプルがあった。びっくりする程大きい。




そして奈良公園は広い!この時期はちょうど小鹿が少しずつ大きくなっているくらいの時期のようだ。まだバンビ風の小さめのが結構、いる。



のどかな秋の陽。
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暑いけれど…

2016-08-12 15:29:26 | 現実
風があると体感温度はずいぶん違う。

ここ数日、関西各地では35度以上の気温が当たり前。このあたりは湿気が多い事もあり「酷暑」の二文字は言い得て妙、というものだが、一昨日はかなり風があった。

そうなると湿気もおさまり、幾分過ごしにくさに歯止めがかかる…と言う程度だが、汗の額にそよぐ風は心地よいものだ。


やっと夏休み、次の日の事を気にせずのんびりした気分でJRに乗った。行く先は嵐山。とは言っても、目的は天龍寺と常寂光寺のみ。どちらも秋に行ったことがあるが、ご朱印はもらっていないし、夏の雰囲気はどうだろう?どちらも良い庭園があるし…と決めた。

JR嵯峨駅では予想通りの大人数が降りていく。

この駅から嵐山までの道のりはあまり好きではない。住宅街を抜けて歩く、と言うだけの風情のない10分間で、結構長く感じる。

まずは天龍寺。臨済宗天龍寺派、大本山。なのに、ご朱印スタンプってどうかと思う…これだけの大寺院なら普通、数人ご朱印書いて下さる方がいて、達筆のが頂ける。

「ご朱印どちらでしょう?」
「あちらのお土産屋の所です」…お土産屋…通常なら「あちらの本堂です」等なんだけど。嫌な予感当たった!ただし、300円でなく200円にしてる事で少し納得。ご朱印ビジネスは本意でない、と言う事かもしれないし。と思ってネットで検索したら、天龍寺オリジナルのご朱印帳ならば最初のページに手書きのが頂けるのだとか。
な・る・ほ・ど



秋に行ったときにも思ったがここはとりわけ外人が多い。前回は中国人観光客が6割、と言う風だったが、今回はいわゆる「白人」が多い。英語もだけれど、さまざまな言語がとびかっている。ヨーロッパ系の人が多いのかな。

涼しく風の通る書院でちょっとくつろぐ。



「寝転がり禁止」のお札が。そう、なぜか、外国人って寝転がるんだよね…確かに畳の広々した床で寝転がったら気持ちよいだろうけど、私は板の間を裸足で歩くだけで十分気持ち良い。

庭は暑い!

葵や百日紅、桔梗が色鮮やかで青空に映える。








しかし木々の合間を抜けていくと、もう、私の大好きな秋海棠の花が咲いており、そこにトンボが羽を休めているのだ。もう、秋の気配が。





庭園の北側へ抜けるとすぐ竹林。ここもたくさんの観光客が歩いている。が、昼なお暗い林の中、風が吹きわたって涼しく心地よい。汗が引いていく…のではあるが、実はこの竹林、嵯峨野方面に行くには結構、登り坂なのだ。ゆっくり歩いていると案外気づかないが、日陰で良かったね。










ここから常寂光寺までは数分。小倉池の傍を通る。可愛い小鳥が見られるそうだが、幾分おどろおどろしい雰囲気もある。
4年前に「嵐山花灯路」でライトアップされてる時にも通ったが、ちょっと不気味に感じた。






緑を移す池の表が日陰になっているからか。





常寂光寺は思った通りひと気がない。

石段、周りの苔が、傾きかけた陽に当たって美しい。寂光、という名がついているのに人で溢れかえっていたら残念なところだが、ゆっくり静寂を楽しむことが出来た。

開山の日禛上人は、豊臣秀吉建立の方広寺の千僧供養に出仕しなかった事でここに隠棲した、との事。

本堂は慶長年間に小早川秀秋の助力を得て、伏見桃山城客殿を移築し造営する。とHPに。関ヶ原の戦のキーパーソンか。面白いなあ。







「嵐山花灯路」の時は石段に降り積もった落葉のなかにこんな灯りがつけられ可愛らしかった。





上がりきると嵯峨野が一望に。遠くに比叡山も見える! やっぱりこの辺りって高いのね。空が青いなあ。でも、どことなく秋空の色に近く思える。



おいおい外人!本堂の裏で寝るな!
2人、縁側でぐっすり寝込んでいるのである。この暑さで疲れ切ってるんだろうけどね。


さあ、暑い中日傘をさして駅まで歩くぞ。

しかし、50になる前は、こんな暑さには耐えられなかった気がする。事実、数年前嵐山付近、同じくお盆休みに歩いて、10分で根性なくしてお茶して休んだ、という記憶がある。
年を取ると暑さに鈍くなって危ないとはよく言われることだ。水分補給しつつ。塩飴買えば良かったかな~?

いつも人でごった返していて風情のない「黒木の鳥居」野々宮神社の傍を抜ける。源氏物語の圧巻と言うべきシーンの舞台が今ではこれだからな…紫式部も残念がっているだろう。

庭では白い作務衣の若い男性が何かをたき火で燃やしていた。枯草かな? 真夏の暑い日にオレンジの炎。なかなか、いいものだ。







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真夏の一日・三井寺にて。

2016-08-07 17:55:08 | 現実
8月になった。

フェイスブックの「過去のこの日」によると、去年は仕事で、PLの花火がちょうど終わった後頃に電車に乗り、汗まみれの人たちに囲まれて…と言うような事を書いている。

今年の8月1日は私が汗まみれ、の一日だった。


JR,京阪を乗り継いで滋賀県大津市の天台寺門宗総本山、園城寺へ。通称三井寺である。

ここは私の愛読書、京極夏彦の「鉄鼠の檻」にも「山門派」(延暦寺)との対立の話で出てくるので、以前から行ってみたいとは思っていたのだ。しかし滋賀県?遠いし。

と思ったのだが実は、大津辺りなら一時間半位で行けてしまうのだ。京都市内でもっと時間がかかるところもあるくらいだ。


それにしても、暑い。

残念ながらこのお寺、京阪かJRの駅から歩くのが一番速い(バスは本数がないのだろう)ので、かんかん照りの道路をてくてく。10分位なのだが、もうシャワー浴びたよう、汗だくになって到着。



しかしこの仁王門は良いではないか。




仁王門から金堂への道も。

ずっと遠くで、月曜日の午前にありがち、お掃除をしている方がいる。日曜で人が多い時にはしないだろうからな…。







手水舎にかかっている日本手ぬぐいが面白い。仏様の手、つまり色々なかたちの印がデザインされているのだ。与願印、智拳印…位は判別できるかな。


ご朱印を頂く際に、お土産の中にあったのでつい買ってしまった。いい宣伝だったんでは。




本堂の拝観。

良く大きなお寺にある、年代順に起こった事柄が書いてあるものを見てみると、園城寺金堂(国宝)の歴史が書いてある。 
これは豊臣秀吉北政所の寄進とある。あの寧さまが…真田丸毎週見ているとお馴染みの方である。

北政所にお礼
石田三成にお礼
豊臣秀頼にお礼

等と書かれているのも面白い。

こちらは近江八景のひとつ、「三井の晩鐘」。



そばにお土産屋さんがある。そこで鐘を撞きたい人は申込みするらしい。

「鐘、撞いていいんですか?」
「はい、お金かかるけどね」

低音でめちゃいい声の係の方が言う。

300円。

「どこから来はったの?」
「大阪です」
「この暑いのによう来たね」
「人、いなくていいです」
「うん。年よりもけえへんわ」

だろうなあ。

「女の人なら3回位ぐいっとやっていきおいつけて、4回目でご~んと行ってください。何しろ2トンあるからね」

はい、言われたとおりやってみてばっちり、いい余韻だなあ…。

「日本の残したい音風景百選」に選ばれているそう。

お寺の鐘は自分で撞くより、遠くで聴くほうがよいものだけれど。





こちらは三井寺、の通称の由来になった閼伽井屋。 天智、天武、持統天皇が産湯に使ったという泉がある。

びっくり、ぽこ、ぽこ、と湧いているのが聞こえ、見えるのだ。 

こういう、由緒ある泉はたいがい、岩場に水たまってるようにしか見えないものが多く、ここまで元気に湧き上がっているのは初めて見た。ついつい動画撮ってしまった。


ちょっと上がると、「弁慶の引き摺り鐘」がある。山門との争いで弁慶が比叡山まで引きずって持って行った、との伝説があるようだ。確かに傷だらけの部分がある。





お次は重文の一切経蔵。ライトアップされて大迫力だ。



毛利輝元寄進だそう。回転式八角輪蔵が素晴らしい。

回転させると、それだけで経典全巻を読誦したのと同等の御利益が得られる、という輪蔵、以前清凉寺で回させてもらったのを思い出した。ここのは見るだけ。
重いはいえ手すりみたいのを押してぐるっと回るだけなんだけどね。それでいいんかいな…




さて、灯籠の道を降り、観音堂へ。西国十四番札所だそうだ。




気持ちのよい林の中の道。本当にだれ~も歩いていない。木陰だから、そう暑さがつらいと言うほどでもなく、いい散歩である。こんな場所でポケモンGOなどしてはいけない。
まあ、する気にもなれないが。


なぜかここだけハデな、毘沙門堂。



石段を上がると視界が開ける。

琵琶湖だ!

ずっと近くにいたのだけれど、琵琶湖はかなり山を上がらないと見えないのだ。 ヨットが見えるなあ…。



ここでは私のように一人で来たらしき40代位の女性がご朱印をお願いしている。

私も綺麗な蝋燭あったのでお供えして、ご朱印頂く。




それにしてもこの、清水寺並みに広い敷地で、何人の参拝者がいた? 初めの釈迦堂で般若心経唱えていた70代ほどのご夫婦、本堂で会った仏像好きらしい女性とその連れの男性、今登ってきた石段ですれ違った東南アジア系らしい男女が3人、で、この女性。8人だけ!

観音堂から降りてランチにしたが、その蕎麦屋さんに外人と日本人女性のカップルと家族連れがいたので、午前中の参拝客はせいぜい20人程度か?

夏のお寺詣りはこれがいいとこ。

それにしても蕎麦、まずかったわあ…大好物の夏のざる蕎麦、残そうかと思ったのは初めてかも。「名物蕎麦」って書いてたから期待していったのに。

蕎麦については寺門派の負け。延暦寺で食べたお蕎麦はまあまあ、美味しかったのだ!

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夏真っ盛り・南禅寺から永観堂へ

2016-07-28 19:31:21 | 現実
建仁寺の記事を書いていて気づいた。

ここの所立て続けにあちこちのお寺をまわっていて、場所を混同。記憶力やばいのでは?この「やばい」はいまどきの「いけてる」ではなく、本当にやばい。
金地院は南禅寺の塔頭だった…

まあ、コピペして書き直そう。

夏に行くのにいい場所、水辺。今度こそ、南禅寺の水路閣の上への道を思い出して探そう!数年前、確かに行った場所なのに、たどり着けなかったのだ。

ネットで色々な方のブログを見てみる。

やっぱり、行けるのだ。

この蹴上駅近くの「ねじりまんぽ」を抜けて。
ちなみに「まんぽ」というのはこういう、鉄道線路の下をくぐるトンネルの事を関西圏でそういうらしい。「まんぼう」というのもきく。



ああ、前回間違えたのは左ばかり見ていたからだ。
南禅寺が左側にあるから…
右の石段を上がってぐるっと回るんだ。

それにしても初めて行ったときはどうしてそれがわかったんだろう。何を参考にしたのか、全然覚えていない。何せ20年くらい前の事だ。

有名な蹴上インクライン。



昔船を運んだという、レールもそのまま残されている。






水路の水は緑がかっている。よく言われることだが、琵琶湖が水源、と思うと逆に流れている気がする。

暑い日だ。木陰の水路は涼しいだろう… あれ?

「工事中この先通れません」

…やられた。

結局、暑い思いして無駄歩き…南禅寺方面にぐるりと移動…アイスクリームでも食べよう…抹茶ソフト、八つ橋スティックつき。


南禅寺と言えば、やはりこれだろう、水路閣。こう見るとヨーロッパの遺跡かと思えそうな。水は上を通っているので見えないが、夏が似合う場所。秋の紅葉のころもいいが、青紅葉が涼しげに映えるから。








塔頭のひとつ、金地院では、長谷川等伯の「猿猴の襖絵」をじっくり見せて頂いた。

見せて頂いただけでなく説明もして頂いた。しかしビジターは私だけなのである…なんだか申し訳ないようだ。

少し前に、「等伯」という小説を読んで、大層面白かったのでこれは嬉しかった。無論、この「猿猴の襖絵」の話も出て来たから、尚更だ。日本画には色々な仕掛けがしてあったりして面白いものだ。特に襖絵には部屋に意味合いを込めていたりするので…


写真は撮れないからチケット。




方丈には八窓席、という重要文化財の茶室があり、こちらは小堀遠州作。この人も作庭家、茶人など色々な顔を持った人だったようで、京都めぐりをしていると必ず出会う名前。
京都三名席のひとつだそうで、茶室としては窓が沢山あるので開放的。

窓からの木漏れ日でピンクや緑に窓が色づいて、チェックの模様に見えるのを説明してくださった。


「今日は晴れているのでいい色になっています。曇りなら緑しか見えないんですよ」

雨の日なら、どんな風なのかな。



さて、南禅寺から少し北側へ歩くと、もみじの永観堂。




大玄関の傍には鮮やかな色のさるすべりが。



秋ならば東福寺と同じく人であふれかえっているお寺だけれど、参拝者は20人もいないだろう。

ご朱印をお願いし、中庭を眺めながらのんびり汗が引くのを待つ。けこけこ、小さな声のカエルがいるようだ。




こちらは臥龍廊。登って降りて、さらに廊下を渡って、みかえり阿弥陀様のおられる阿弥陀堂へ。 誰もいない。

永観律師の念仏行中に、いつのまにか前を阿弥陀様が歩いていて、「永観、遅し」と振り返られた、という面白い話。本当に、振り返った姿の阿弥陀様だ、意外に小さい。

今まで阿弥陀堂に上がったことはなかったはず。

覚えている限りでは、母と叔母たちのうちの誰かが、石段を上がっていって、お詣りしていたように思う。

私はその頃はそれ程関心がなかったので、下で待っていて…後で、やっぱりお詣りすればよかったかな、と思ったのを覚えている。

ここは4度目か。

母や叔母たちと来た、2000年頃が最初、翌年同居人と。どちらも夜の紅葉のライトアップを見た。一昨年は昼間に行って夕方ごろの紅葉を楽しめた。


春夏の青紅葉もいいだろう、と思っていたが予想以上だった。



なんか変な格好のアオサギ。羽を乾かしているのか?






ところどころにイロハモミジがあるので、紅葉と青紅葉がセットで見られるお得感。そして、人がいない!この炎天下、お寺巡りする人はそう多くはない。

夏の京都はいい。




となりの幼稚園の子供がアオサギに挨拶をしていた。



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京都最古の禅寺・半夏生の花

2016-07-25 19:24:03 | 現実
梅雨の晴れ間、めずらしく陽のあかるいある日、建仁寺を訪れた。

京阪祇園四条駅から祇園を抜け、その奥に、よくこんな街中にこれだけ広い敷地を…と思う位の規模のお寺である。
京都最古の禅寺、臨済宗建仁寺派の大本山だ。



建仁寺と言えば、やはりこれ。



俵屋宗達の「風神雷神図屏風」。但しここにあるのは、キヤノン作高精細デジタル複製、だけれど。本坊入ってすぐにほとんど真っ暗な部屋がありそこに浮かび上がるように展示されていて、複製といえど、なかなかだ。


方丈の大雄苑の枯山水。
みな、のんびり座ってくつろぎつつ庭を眺めている。有名な龍安寺の石庭より、緑が多いのでなんとなく、ゆったりした風情だ。




あ、お庭に「安国寺恵瓊の首塚」がある!
今は出てないけど、「真田丸」関ヶ原の戦になったら出てくるのかしらん?
はねられた首はここにあるんだ。臨済宗のお坊さんだったのね。




今日の目的はここではなく、塔頭のひとつの両足院。
sodakyotoで「半夏生が見頃」となっていたからだ。このサイトの良い所は、月ごとに花の名前で見頃になっているお寺を調べられること。
正直、半夏生、なんて、見たことはあったにしても意識はしていなかった花だ。



書院前庭の池のまわりは半夏生でいっぱい、涼やかで、名前どおり。半夏生、は「半化粧」とも言われるそう、少しずつ白くなるけれど、上の方の葉っぱの3枚だけが白くなるんだとか。湿気の多い季節に爽やかさを呼び込む色合い。

特別公開なので、お茶を頂いて、庭に降りられるチケットを買い求めて茶席の「臨池亭」へ向かう。



池に映る姿も爽やか。

あ…茶室、本格的…私、お茶なんて出来ないんだけど…ちょっと前の「真田丸」の真田信繁が縮こまって座ってたのと同じことになるか???

しかも、私は4月の怪我いらい、足首が固まってしまって正座が出来ないのである。


どしよ…


しかたなく、半分身体傾いた正座で許してもらうことにし、周りの方でお茶やってそうな方の真似をすることにする。なんとなく、お茶運んできてくれた方の目が冷たかったかも。


お菓子は、お饅頭。後でお坊さんが説明をしてくれたが、この両足院は、「饅頭始祖の寺」なのだそうで。中国のお坊さんが来日時お饅頭文化を伝えたと言われているとか。

建仁寺は栄西禅師開山だけれど、栄西禅師は「茶祖」、中国からお茶の種を持ってきて栽培を進めたというお坊さん。

「お茶と饅頭の始まりの御寺なんですよ、ちょうど良いでしょう?」との説明があった。うん、こういうのはあんまり皆知らないよね…。


お茶とお饅頭でちょっと小腹も満たされたので、くねくね祇園あたりの路地を歩いて帰る。






金魚泳いでるけど、この水盤何なんでしょ? 金魚飼うためのものにしては立派過ぎるけど、噴水? いいねえ、こういうの家の前にあるって。


桔梗も今が盛り。浴衣の色にぴったりの花の色。









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東福寺・青紅葉。

2016-07-19 23:32:33 | 現実
夏の禅寺は良い。

何が良いか?すっきり、涼しげなのである。

東福寺は紅葉の美しさで人気の寺。京都五山の一つ、創建は鎌倉時代ということ。紅葉の名所であれば、つまりは青紅葉も美しい。
2010年あたりに紅葉を見に行ったことがあり、その年は紅葉の当たり年、燃えるような、という表現がここまで似合う場所があるだろうか、という見事な紅葉を堪能した。

夏の通天橋。



人、いない…。すっきりの極致。





紅葉の時は、この橋の上は行列でなかなか前に進まなかったものだ。

通天橋はかなり高い所にあり、数々の木々の谷を見下ろすように作られていて、ここからの眺めは素晴らしい。




2010年秋に同じ場所で撮った紅葉は、こんな感じ。その頃はExlim携帯で写真撮っており、そこまで色は良くないが…



この橋の上、良く時代劇に使われている。「女信長」でもここで密談してたし、確か「軍師官兵衛」あたりでも見たような気がする。いい感じだもんねえ…この長々と続く木の橋にうっそうと茂る木々。




こちらの方丈庭園は、重森美玲作、八相の庭。この方の庭園、京都のあちこちで見てきた。松尾大社など。こ石を上手に調和させた庭園。この方は縦長の石がお好きなようだ。




こちらは北斗七星の庭である。私はこれが好き。



大好きな「夏にお寺の板張りの廊下を裸足で歩く」も堪能した。


曲がり角の向こうはもっと、暑いかもしれない。











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早朝、祇園祭

2016-07-18 16:21:47 | 現実
朝、起きられたら行こう。

目が覚めなかったら行かない。

よってアラームはセットしない。

くたくたに疲れて帰った土曜の夜、そう決めた。初めは、土曜の夜仕事が終わってから速攻で京都へ行き、駒形提灯に灯が入ったところや、夜の山や鉾の写真を撮ろうかとも思っていたが、ここの所土曜日は死ぬほど疲れて終わる。夏バテか?もともと超ハードな日ではあるけれど。

はい、仕事終わり、先週の土曜日と同じく、もう、何も考えられない…と言うほど疲れてしまったので、カメラ持って行っていても無理だったろう。

そこへ同居人からLINEが。毎年この時期にある会議で尾道に行っていたが、飲み会で帰れなくなったので泊りになると言う。

ならば同居人は明日午前中に帰ってくるのが通例。

その前、早朝に写真撮るのも面白いかも? 10時頃からの山鉾巡行はもともと、三連休の中日の日曜なら凄い人で写真など撮っていられないだろう、ちょうどその時間は暑くて大変だし…と思って予定には入れていなかった。以前、行ったときはシャワー浴びた如くに汗だくになったのだ。

しかし5時には起きないとダメよね…この疲れで、起きられるかな…と考えつつ寝室へ。ここの所、クタクタすぎてかえって眠りに入りづらい状態でもあったのだが、案外良く眠れ、ふっと目が覚めた。

ちょっと明るい。 時計を見ると、4時45分。よし!これは祇園祭に呼ばれていると言っていいだろう。

電車は5時54分。こんな時間に電車には乗ることはないが、結構駅には人がいるのだ。日曜だというのに…お出かけ風でもない。たくさんいるのは「部活動」の高校生だ。


阪急を経由して京都、烏丸駅に到着、7時。早朝にもかかわらず、かなり人が来ている。大きなカメラ持っている人が多い! そうでなくても皆、スマホかざして写真撮っている。
昨今の事情からか、警備の人も相当多い。



それにしても高い!長刀鉾。







この懸装品、以前の写真探してみると、同じもののようだ。









日付は1996年7月17日。きっかり20年前だ。乗っていた方々の面々も変わっているのだろうな。この長刀鉾に乗る稚児も、いまでは30歳くらいになっているだろう。








月鉾の西側から東山方面を臨む。函谷鉾、長刀鉾が見える。いつもは車でぎっしりの四条通りを通行止めにしちゃうんだから、すごいなあ、歴史のあるお祭りって。

少し歩き回ってあちこちの山や鉾の懸装品を見てくる。残念ながら雨模様なので、巡行まではビニールの袋をかぶっているものが多いが、西洋画風のものあり、七福神あり、フクロウが飛んでいてタロットカード風のものあり、神社がのっかっているものもあり、山伏山には山伏の人形が。スタッフは山伏の絵がバックに描いてあるかっこいいTシャツ着ている。
このあたりは現代的になっているのか。






乗せているものを調整したり、巨大な車輪を掃除したり、辻回し用の竹を挟みこんだり、関係者の方は忙しそう。

そろいの衣装…半被風のもの、浴衣、立派な裃等に身を包んで、記念写真を撮ったり、雑談したり打ち合わせしたり。

長刀鉾のあたりでは、「今日はよろしくお願いします!ゆ~っくりね。ゆ~っくり動くようにしてください」と曳き手さんたちが言われている。




おっ、きれいな舞妓さん、ほとんどすっぴんで浴衣姿。となりの女性の帯は駒形提灯、この時期しか使えない帯を持っているのが凄い。置屋の女将さんだろうか。


20年前はこんな様子も見られた。




それにしてもすごい湿気、その上雨が本降りになり始めた。 桟敷席に人々が案内されているが、ベンチはびしょ濡れである。どうするのかな? ビニールでも敷くのかな?カッパでも着せるのか。

段々四条通の人が増え、湿気も増してきたような。 

退散。いつもちまきを買う、八坂神社御旅所ではまだ用意ができていない、というので八坂神社まで足を伸ばすことに。
こちらでは神輿の飾りつけ、スサノオノミコトをお乗せして行くそうだ。

去年のをお返しして、今年も授けて頂きました。




デジブック 『早朝、祇園祭』
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紫陽花寺・三室戸寺・流れ橋。

2016-07-11 22:56:10 | 現実
三室戸寺は3回目。

最初はちょっと、カラカラ紫陽花。2度目は見頃。今回はどうか?

今回は同居人の車で朝早く出かけたが、すでに駐車場はほとんど満杯。一歩遅ければ場所がなかった。さすがに紫陽花寺で有名なだけある。しかも日曜なのだし。

ここは紫陽花が一万株あるのだそうで、紫陽花の道を抜けて歩いていく感じ、先日の岩船寺とは敷地の大きさも違うので開放的でもある。





何種類の紫陽花があるのか。



ここは石段を上がると本堂で、本堂前には蓮が沢山、鉢に植えられておりこちらも見頃だった。7月初めには、蓮の茎でお酒を飲む会があるはず、私はどちらにしろ下戸だから試しに来る気はないが、酔っ払いそうだなあ…

良いお寺なのに残念なのが、売店の方や、ご朱印書いて下さる方がなんだかものすごく愛想悪かったこと。

売店の方は、買ったものを袋に入れて黙っている。「おいくらですか?」と聞くと、「千円です」ぶっきらぼう。
ご朱印書いて下さった方は、私がお金おく箱に気付かず手渡そうとすると、黙って箱を指さす。…なんか、ちょっとがっかりな対応である。

さて、このあたりでようやくお昼ごろ。ランチはどうしようか、と言う事になり、同居人は何故か、車を木津川べりへ。

「向こうに橋が見えるだろ、その下の方に木の橋が見える?」

私、超望遠レンズ持ってるので見てみる。

「あるね。人が渡ってる」





「近くに地産地消の店があるはずなんだけど」

スマホで探してみる。

「あ、これだな」

四季彩館、八幡家、とある。

行ってみると、野菜の直売所のそばに食べ放題のレストランが併設されているようだ。けっこう、こじゃれたお店で、野菜中心のおかずも美味しい。どれも控えめな味付け。



満席で、予約客が来るまで、と言う事で席を作ってもらった。ところが予定外にその人たちが早く来たので別の席に移ってほしい…との事、特に問題ないので移ってあげたら、サービスにソフトクリームをデザートにくれた。ラッキー!




「腹ごなしに流れ橋見てこようか」




欄干がない橋が広い木津川にかかっている。水害時には、上部のみが流されて、橋脚は残るように作られているのだとか。
ネットで見てみると、この橋、ここ数年しょっちゅう流されている。
税金の無駄遣い、という声もあり、しかしながらこの橋をfeatureしたお蔭で四季彩館は来客がどっと増えたとの意見もあり、だそう。
今回はワイヤーでいくつか橋板をつなげて、全部流されるのを避けるようにしてあるのだとか。



木津川、結構増水中。こども、ここで遊んだら危ないのでは?うっかりふざけて落ちたらあっという間に流されるだろう。
川べりでは親子連れが網持ってなにか捕って遊んでいるが。




こういう橋ならそうもあろう、和風コスプレイヤーが来ている!
刀を持った子が、欄干ないのでびびっているようなのが面白い。







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