たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

アクセサリー

2008-09-08 23:26:48 | 母の記憶
ゲリラ豪雨に2度も見舞われたのは昨日のこと。

どちらも買い物を終え、さて外に出ようとした途端気づく、というものだった。

1度目は同居人とミドリ電化へ買い物に行った際。
車で行ったため、とりあえずさほど濡れずに済んだが、2度目は1人でスーパーに買い物に行き、その直後。傘を買って帰ったが、とりあえず頭は濡れなくてよかったね、位の豪雨だった。
いつ来るかわからない、と言う点で、「ゲリラ豪雨」という命名は言いえて妙である。


今日は打って変わってさわやかな一日。暑さも幾分おさまり、夕方頃の天気はすがすがしかった。
2週間連勤の後、昨日今日とのんびりするつもりだったが、昨日昼寝で爆睡した以外は、あまりのんびり過ごした気がしない。
あれこれと家事がたまっていたせいもあるが、本来貧乏性なのだろう、なにかしていないと落ち着かなく、やることを見つけてしまうようだ。

しかし今日は時間があったので、懸案事項であったものが随分片付いた。

そのうちの一つが、母から譲り受けたアクセサリーの整理である。

お盆の頃にコレクションボックスを買っておき、その中にディスプレイしようと思っていたのだが、なかなか時間がとれなかった。

ダイヤの指輪や、ガーネットのペンダントは以前、リフォームしてもらい、普段から使えるようにしたのだが、どうも作り直すのは難しそうなものや、古すぎて使えなかったり、壊れたりしているものもある。
しまいこんでおいても仕方がないし、いっそ飾ってしまおう、と決めたのがつい最近のこと。
大好きな「quatre saisons」の店で、コレクションボックスに古いアクセサリーを飾っているのを見て思いついたのだ。


家にあった飾り用の羽をいくつかあしらって、指輪やブローチをピンで止めるとそれらしくなった。


私が子供の頃からよく母がはめていたオパールの指輪。オパールをシドニーで売っていた私から見ても、なかなかのものだ。全体に光と色が入り、整っているきれいなホワイトオパールなのだが、ちょっと大きすぎて、リフォームするには悩んでしまい、結局そのままにしてある。


飴色になった琥珀のブローチも懐かしい。琥珀の色が年毎に変わっていく、というのは母に教えてもらった。買った頃にはもっと薄い、ベージュに近い色だったのを、私も覚えている。裏の留め金が壊れているので、母も使わずにとっておいたのだろう。
オーストラリアで、そっくりなデザイン(葉っぱの下に木の実がいくつか下がっている)の物を見つけて驚いたことがあった。


そのほかにはパールの指輪。これにはおかしな思い出がある。

子供の頃に家族で札幌のデパートへ買い物に行き、ペットショップをのぞいた時のこと。

可愛い小猿が檻にいたので、母と私は喜んでからかっていた。そのうちに、母がはめていたパールの指輪がめずらしかったらしく、小猿がパールをぺろぺろ舐めはじめたのだ。
その様子がまた可愛らしかったのだが、今考えてみれば、相当の黴菌を舐めさせてしまったはずである。あとで病気にならなかっただろうか、と今更ながら申し訳なく思うのだが、当時はペットショップものんびりしていたのだろう。

このパールの指輪を見るたび小猿のことを一緒に思い出したものだ。
あの小猿は誰かに買われていったのだろうか。

コレクションボックスは、リビングの飾り棚に、母の写真と一緒に置いてみた。

もう一つ、懸案事項だったものは、これも母から譲り受けたパールのネックレス、愛用していたのだが切れてしまい、自分で直したのだが再度切れてしまったので、専門家に直してもらおう、と近所のジュエリーの店に持っていった。
パールにはパール専門のワイヤーがあるのだそうで、私が付け直したような、ちゃちなものではよくないらしい。
結構なお値段だったが、形見であるからやはり長く使えるようにした方がよいだろう。

名前と住所を言うと、書いていた店員さんが「えっ!」とびっくりする。

「何!?」

別に珍しい住所ではないのだが。

「私もここに住んでます」と店員さん。

なんと階下に住む方だった。こちらもびっくりである。
コメント (4)
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