たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

第十六番・仲源寺

2015-06-09 00:16:16 | 洛陽三十三所観音巡礼
蕎麦が好きか、うどんが好きか、と言われるとちょっと迷う。

基本、蕎麦、だが、鍋焼きうどんと親子蕎麦なら絶対、鍋焼き。

もり蕎麦が一番好きだけれど、冷たい讃岐うどんのコシ、それに温玉も最高。悩むところである。

関西ではぜったい、うどんの方が美味しい、というか美味しい蕎麦屋がそもそも、少ない。
うどんの出汁では関西が一番だと私は思うが。





祇園の、しかも人通りが多くまっすぐ歩くのも大変、という四条通に、ぽつんとお寺がある。

ここ仲源寺は、「眼疾(めやみ)地蔵」さんをお祀りしている、とある時気づき、それ以来、祇園あたりを通るたび、お詣りするようにしていた。

母方の祖母が緑内障で目が見えない人だった。
緑内障は眼圧が高まって視野が狭くなる、という所から始まるそうだが、私も以前コンタクト屋さんの眼科で「眼圧が高い」と言われたことがあったのだ。

その後きちんとした大きな病院で調べてもらったところ、別に高くないという事で一安心したが(コンタクト屋さんの風を当てるタイプだとそうなる人もいるらしい)目は大事。

めやみ地蔵さんは私にとってお馴染みの場所だったのだが、洛陽三十三所の巡礼地にもなっていた。千手観音像があるのだ。白河法皇と祇園女御が喧嘩をした時にお詣りし、仲がもとに戻ったということで、男女の仲を取り持ってくれるらしい。いかにも祇園らしい観音さまではないか。

いつも通りにお詣りし、以前に頂いたのとは違う、洛陽三十三所用の御朱印を頂く。





そしていつものようにろうそくを供えて横を見ると、マッチが沢山。
「蕎麦 八雲」と書いてある。

お昼、お蕎麦にしようかな…

この「八雲」は、この仲源寺の隣にある小さな小さなお蕎麦屋さん、でも、私が「関西にも美味しいお蕎麦屋さん、あるんだ」と初めて思った店である。

そしてたまたま入って、「辛味大根そば」を見つけて感動した店でもある。

「美味しんぼ」で、京都鷹峯でしか作っていない辛味大根のおろしで食べる蕎麦の美味しさを読んで、興味津々ではあったが見かけたことがなかったものだ。最近では名前も知られてきて、他の店でもやっているところもあり、また辛味大根自体、スーパーで売っていたりするが、私が関西に来た20年前はそうではなかった。

それ以来結構入っているが、春たけた頃に辛味大根蕎麦を注文して、「もうやってないんですよ」と言われたことがあった。冬が旬だからだ。
蕎麦だって、冷たい蕎麦が美味しい夏は季節はずれ、なかなかうまく行かないものだ。

しかし、6月1日に入って、辛味大根蕎麦、やっていたのだ! 保存がうまく行くようになったのだろうか?

うん、辛い! わさび並みに鼻に来る辛さ!

しかしながら蕎麦がいまいちであった。後でネットで調べてみると、作ってる人が変わったらしい。なるほど…初めて来てから20年近く経つのだから…ちょっと残念でもある。
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