たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

第二十八番壬生寺中院・第二十四番長圓寺

2016-01-10 17:14:19 | 洛陽三十三所観音巡礼
一年の仕事がとりあえず終わり、さ、お休みの間にどこにお詣りに?花は、何かいいのが撮れるかな…


この季節であれば、千両万両、南天、山茶花、等の写真が撮れるが…とお気に入りのサイト「sodakyoto」を覗いてみると、私の好きな法金剛院で千両、万両が盛りとある。

法金剛院は桜、蓮がきれいなお寺でその時期は人でいっぱいだが、冬ならそれはないだろう。ならば、その近くの洛陽三十三所、壬生寺、長圓寺はまだご朱印貰っていないから一緒に参拝しようか。







長圓寺は一条天皇の時代、と言うから紫式部や清少納言が活躍したころか、疱瘡が流行ったので観音像を宮中に備えて祈願法要を行った、その聖観音像が祀られているという事、厄除けの観音様だ。

建物自体は昭和のものが多いのできれい。もう蝋梅が咲いていた!早いなあ。



有名なお寺と言うのではないので、参拝は私だけ。しかも、観音堂の中にもだれ~もいない。ここから観音様抱えて逃げる人いないのか? 

社務所に行くと、「丁寧にお詣りして頂いてありがとうございます」と言われる。見てたの?  そうよね、監視カメラはあるに決まってる。

愛想良い対応で、あめちゃんまで下さった。ちょっと、珍しい。


ここから壬生寺へ。壬生狂言でよく知られているが行ったことはなかった。一度見てみたいとは思っているが…





パゴタを模したともいう仏塔には、千体の仏像が祀られているのだとか。

洛陽三十三所の十一面観音は中院にあるということ、中院といってもとても小さなお堂だ。




壬生寺はそこまで境内が広いという訳ではないが、盛りだくさん。

本尊は延命地蔵菩薩だけれど、その他に水掛地蔵、弁天様、歯薬師如来なども。 

一夜天神、には菅原道真が左遷され流される前に親戚の人に会った、という由来があり、「遠くにいる家族親戚の無事を祈る」ものなのだそうだ。

いやいや、色んな神様仏様がおられるものだ。いろいろな心配事がみな、あるのだという事だけれど。

お守りも売られている。入っている小さな紙に願い事を書いて持っているようにするのだそうで、私も父の事を書いてバッグに入れることにした。

ここにはまた、「壬生塚」という場所があり、新撰組ファンの聖地のひとつだろう。近藤勇の胸像の横には絵馬が飾ってあるのだが、どれもアニメ風の新撰組の人々が描かれてぶら下がっている。それもみな、結構上手な絵なのでびっくりする。




さて、法金剛院。

予想通り、だれ~もいない。そういう時に良くあるように、庭師の方々が入っている。お掃除の方も。

ここにある面白い物のひとつがこれ、「仏手柑」。柑橘なのだけれど、形が仏様の手のようだと言うのでこういう名前で呼ばれているらしい。

確かにそんな風だが、「ブッシュカン」と言うとなんだか音の響きは外国語風にクールである。




そして入り口近くにある「実葛」。水に浸して出てくるねろねろ~を整髪料にしたというもの。実だけ見るとなかなか美味しそうにも見える。







誰もいないお寺でゆっくり、のんびりと座って…と言うのもいいのだが、実は冬はそれがやりにくい。

とりあえず、寒いのだ!

暖冬とはいえ、お寺には通常、暖房はない。事務所あたりにたまにストーブ置いてある事があるが、火の気は基本、禁物だろう。

その上板の間。足からも寒気が上がってくる。 冬のお寺巡りの時には、外を長い事歩いたりするのでヒートテックのソックスを履いて行くが、これも靴があってのものなんで…

退散。






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