たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

November Rain

2010-11-15 19:10:41 | オーストラリアの記憶

先日同居人が「懐かしいのを見つけた」とPCの前へ私を誘う。

カイリー・ミノーグの「Confide in Me」のPVだ。どぎつい化粧に派手な衣装、懐かしいビデオだ。オーストラリアから帰国するちょっと前位に、よく「Rage」という、オーストラリアのMTVみたいな番組で見ていた。14,5年前の事だ。同居人はレディガガのビデオをダウンロードしようとしてたまたま見つけたらしい。
レディガガはマドンナやクィーンから影響を受けたとかいう話だが、考えてみればカイリー・ミノーグも似たような系統だからかもしれない。

この番組は、真夜中から朝方までやっていたので、友人のフラットに遊びに行って、皆で大騒ぎをして雑魚寝、そのあと見たり、朝方見たりしていたのでとても懐かしい。
みなぼんやりしていて、ある人はタバコをふかし、ある人はVictoria Bitterを片手に、ある人は横たわり、私のように飲めない人間はコーヒーを。濃い独特な味のインスタントコーヒーも思い出される。日本のインスタントとはずいぶん味が違った。香りは日本のもののほうが良いが、味は結構好きだった。

その後同居人と一緒に暮らしていたころも、同居人が音楽好きなのでよくこの「Rage」は見ていたものだ。その頃流行っていた曲を聴いただけでも、オーストラリアの風景のあれこれが思い出される。
CDも持っていて、ウォークマンでいつも聞いていたので、特にPet Shop Boysの曲を聴くと、かなり広範囲に(?)シドニー界隈の景色が頭の中を「走って」いく。よくバスに乗っていたからか?
Paddingtonあたりのおしゃれな店、ウォークマン片手に歩き回った近所のBondi Beach。







テープ形式のウォークマン製造中止、というニュースには「感慨」という言葉が浮かぶばかりだ。19年前は、私が日本から持っていった「テープのウォークマン」は、オージーにはびっくりされる位の薄さと性能だったのだから。

曲は今でもCDを持っているから聴けるけれど、ビデオは見られないので、懐かしいPV、あれもう一度見たいな、と思うものがたくさんあった。
考えてみれば、ネットを使えば見られるのだ、というのに気づいたのがほんの最近のこと。なんて遅れた頭…と思いつつ、こんな古いPVもあるのか?というものをYouTubeであれこれ検索してみると、これが、あるのだ、大抵。
オーストラリアのアボリジニのバンドのPVまであったのはびっくり。古いものは画像が悪いけれど…。





このPet Shop BoysのPVは、シドニーに住み始めて、半年くらい?のころだろうか、よく行っていた友人のフラットで夜中に見ていて、「これってほかの人の曲使ってて、いいのかなあ?」「この人たち、ゲイなんだよね~でもお互いが恋人じゃないんだよね?」などと友人と話していた、その会話まで覚えているので、久しぶりに見て本当に懐かしかった。


私が最も、「あれもう一度!」と思っていたのはこれ、Guns'n'Rosesの「November Rain」…長々しいビデオだけどちゃんと最後まで見られてよかった。Guns'n'Rosesの曲が人生訓、というと笑われそうだけれど、この曲の歌詞の一部が私の人生訓なのだ。


♪So never mind the darkness we still can find a way. Nothin' lasts forever, even cold November Rain♪


嫌な事つらい事はあっても、永遠に続くことはない、そのうちに終わる、といつも考えていればとりあえず元気も出ようというものだ。実際そうしていろいろなものを乗り切ってきたので…。
たまたまだけれど、11月に改めて見返してみると、やはりいいなあ、と思う。たとえアクセル・ローズの服装の趣味が悪かろうがなんだろうが。



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
エースさん> ()
2010-11-21 15:17:54
>その頃の曲とか、匂いとか凄い鮮明にいろんな事を一瞬で思いださせる力があるよね。

はい、一瞬で。それわかります。
匂いもそうだよね~記憶ってどれだけの引き出しがあるんだろう、って思う。開けてない引き出しを突然開けられた、みたいな事がふいにあるよね。
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リスさん> ()
2010-11-21 15:15:41
歌手のマネジャー!!誰のですか??

リスさんはいろいろと面白い経歴をお持ちだとほかの方からお聞きしてはいましたが…こんどじっくり詳しく教えてください。

>あの坂の上の高校からタクシー呼んだら「駅まで歩いてきたら乗せてやる」と云われたようなもんです

あらなら歩いて帰りますわ
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懐かしい (エース)
2010-11-20 21:52:13
その頃の曲とか、匂いとか凄い鮮明にいろんな事を一瞬で思いださせる力があるよね。
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そうかあ (リス)
2010-11-17 11:29:18
紫さんには僕が大学を出てから東京に出て就職して流転してきた25年のこと、お話していないですものね。
歌手のマネジャーまでやったんですよ。

>六本木で~は、例えると あの坂の上の高校からタクシー呼んだら「駅まで歩いてきたら乗せてやる」と云われたようなもんです♪

はい。

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リスさん> ()
2010-11-17 01:40:57
バブルの頃、「ご存じない」ほどではないですが…

>六本木でタクシー呼んでも「青山まで歩いてこれたら乗せてやる」とホントに言われた時代です。

これは土地勘がないのでわかりません…東京の地理は全然知らなくって…どのくらいスゴイ事なんでしょう…

しかしリスさんはレコード会社でお仕事されていたんですか?それは初耳でした。
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この頃 (リス)
2010-11-16 11:36:19
19年前といったら僕は日本のレコード会社で働いているころでその会社は洋楽とはほとんど縁のないところでしたがそれでも「やれ誰々が来る」となったらレコード業界というのは「チケットセンター」と化してしまうのでいやがおうでもビッグアーテティストの来訪は知ってしまうのでした。

紫さんはバブルの頃の狂った日本をご存じないのですね?

六本木でタクシー呼んでも「青山まで歩いてこれたら乗せてやる」とホントに言われた時代です。

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