雑種犬「風(ふう)」のひとりごと

元保護犬でセラピー犬風愛(ふあ)8歳とパピーの鈴々(すず)の楽しい毎日を575で綴ります。天国の鈴ちゃんの話も出るよ

「犬嫌い」 無知な自分の 過去でした

2009-12-23 09:44:06 | 愛犬風愛(ふあ)と鈴々(すず)の日常
「あんたは、犬好きやろ?!」と

言われたことがある。


その時、私はすごく違和感。


「私って、犬好きなの?!」


なんだか違う気がする・・・・。

そう思って自問自答してみました。



正直、8年前によちよち歩きの風ちゃんと出会うまでは

犬が苦手・・・・。


正直、犬嫌いだった。





前にも書いたけれど、小学生の時に

近所のワンコに飛びつかれて、着ていた体操服を噛みちぎられてから


トラウマがあって
「犬は、恐い動物」と、私の中で決めつけていた。

だから、その後の何十年間か、私は犬を避けて生活をしていた。



なぜ犬が嫌いだったか。

それは、何を考えているかわからないから。

理解できないから恐かったんです。




吠えられると恐いし、飛びつかれると恐い

もちろん、噛み付かれる恐怖は、カラダのちいさかった私にとっては

チョー恐怖でした。


走って逃げても追いかけて来るし、私よりも足が速い。



その頃は、誰も私に、犬との正しい接し方を教えてくれなかったし

犬のことを理解しようにも、どうしたらいいのかわからなかった。



そうやって、おとなになってからも犬を避けて生活していました。


そう、あのよちよち浜辺で歩いていた生まれて間もない

風ちゃんと出会うまでは・・・・。



そんな私だから、ビーチクラブに来ていた他の犬はもちろん

風ちゃんのお母さん犬も知ってはいたが

近づいたり、触ることができなかった。


そんな私なのに、風ちゃんだけは

赤ちゃん犬ということもあり、

まだ歯も生えていないし、

吠えることも、飛びつくことも、噛むことも

まだできない状態だったせいか


であってすぐに、抱っこすることができた。



犬にこんなことをしたのは

生まれて初めてのことだった。





その瞬間、私の人生が変わりました。



そんな犬嫌いの私だったからこそ、風を引き取る決意をするまでにも

悩みまくって、本を読んでめっちゃ勉強。


育て方やしつけによって、

私の苦手な「吠える、とびつく、噛む犬」にならないことがわかって

それなら飼えると、引き取ることを決意したんです。



それからの私は、風のことを知るために、

犬というものを理解するためにさらに本を読みまくりました。




風といっしょに暮らし始めて、楽しいことがいっぱい増えて


「犬ってこんなに素敵な動物だったの?!!」と

驚かさせる毎日に変わりました。





そして、風のことが日に日に大好きになり

もっと風のことを理解したい、

風と同じ種族である犬のことを本格的に

勉強したいと思うように。


それで、多くのドッグレーナーさんや、インストラクターさん、
獣医師さんになども取材したり、専門家のセミナーや講座も受けて

犬のことがようやく、わかるようになってきました。


そして、気がついたら

ほとんどの犬に対して、恐怖を感じなくなっていました。


もちろん、相手の犬が理由もなく威嚇したり、怒っている場合は別ですけれど


たいていの場合は、威嚇するときも

理由があるし、その時の犬の気持ちを察することができたら

あまり恐怖も感じません。




もちろん、愛犬の風に関して、恐いと感じたことは

一度もありません。



そんな気持ちが講じて、
わんこやペットのエキスパートライターをやっているわけですし、

今では、相手の犬が嫌がっていない場合は

初対面のワンちゃんでも

撫でさせてもらったり、遊ばせてもらうことも多くなりました。


テレビでも本でも「いぬ」「わんこ」「ワンちゃん」「ぺット」「Dog」と
つくものは、すぐにチェックしています。




でもーーーーーー、私って今、犬好きなのかしら?


犬嫌いだったのは、私が無知で

犬という人間とは別の種族のことを理解できていなかっただけ。


わからないから、恐かったんです。


相手のことがある程度理解できたら、「嫌い」とか「苦手」という
気持ちはなくなりました。


でも、私は「犬好き」なのかなー。


もちろん、風は大好きです。

他の犬も嫌いじゃないし


愛されているワンちゃん、幸せなワンちゃんを見るのは大好きです。



ルックスが大好きな犬種もいるし


どの犬も、つくづく可愛いなぁと思う。




だけど、「犬好きよね」と言われると

うーーん。と考えてしまう。




例えば


私は、風パパのことが大好きやけど

男好きか? って言われるとNO。

おっさん好きか? というのも絶対NO。



それと同じような感じ。




今フランス人の恋人がいる人に

彼のこと好き? ってきいたら、きっとYESのはず。


でも「あなたは、フランス人好きよね」と言われたら


その人は「彼のことは、好きだけど。フランス人好きって言われると…
ちょっと違う」と答えるんじゃないかな。


ちょうどそんな感覚。


「人間と犬とをいっしょにするんじゃない」
って言う人がいるかもしれないけれど


愛情って、個人個人に個犬個犬に対して違うものだから

そういう意味では、同じだと思うねん。




だから「犬好きよね」と言われたときの、私の違和感ってわかるかしら??


犬をひとくくりにしてほしくないというか

それぞれ個性があって、違うんだし。


ただ、私の大好きな風と同じ種族だという意味で
どのわんこにも幸せになってほしいと応援しているのは確か。


私は、わんこの

味方でありたいと思う。



今の私は

「犬好き」っていうよりかは「犬の理解者です」って言った方が

すっきりくるような気がします。




「でも、“好きで”犬を飼っているんやろ?!」と私にいう人が

いるかもしれない。


(この時の好きには、モノ好きみたいなニュアンスもありそうですけどね。)


そういわれたら・・・・私は


「いいえ、“好きで”犬を飼っているわけではありません」

と答えるかなぁ

そして

「“好きで”飼ってるんじゃなく
 私は、“愛”で犬を飼っているんです

って言うかも・・・・。



風に対する気持ちは、「好き」を越えて

やっぱり「愛」やで!!


「愛」。




犬は、人間の愛にしっかり答えてくれる動物だから


どこの家庭も
愛で結ばれているもの。

そう思っています。




最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

今日の写真は、枚方の淀川公園でーす。

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