雑種犬「風(ふう)」のひとりごと

元保護犬でセラピー犬風愛(ふあ)8歳とパピーの鈴々(すず)の楽しい毎日を575で綴ります。天国の鈴ちゃんの話も出るよ

研修で シェルターメディスン 学んだよ

2021-12-17 22:39:31 | 愛犬風愛(ふあ)と鈴々(すず)の日常


写真は、一週間ほどの前の泉谷公園で撮影したもの。
アップするのがズレちゃったけれど、紅葉が見事だったので
今日はその写真をアップしますね。

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風愛ちゃんが少し横を向きかけているでしょ。

それはなぜかというと・・・。




そうです。パパがそちらにいるからです。
引きで撮るとこんな感じで撮影しているんですよ。


さて今日は、千葉市動物保護指導センターの職員といっしょに
「シェルターメディスンに関するオンラインセミナー」を受講し、その後で感想や意見交換など情報を共有するという研修?があり参加してきました。

私自身、千葉県の動物愛護推進員をやっていますが、こういう勉強会に参加するのは初めて。

個人的にセミナーなどへの参加は頻繁に行ったいますが
行政の方々といっしょに、よりよいシェルターにするために共に学び意見交換できる場があるというのは、素晴らしいことだと思いました。



シェルターメディスンとは、シェルターつまり動物収容施設から生まれた獣医療の分野で、地域の公衆衛生にも考慮して、収容された動物たちの5つのフリーダムに代表される動物福祉の向上を目的とした動物医療のことだそうです。


そして、千葉市の動物保護指導センターの現状についても教えて頂きました。



ここ数年ずっと殺処分ゼロである千葉市。
もちろん多くのボランティアさんの協力のもとで実現している状態であり
これからも多くのボランティアさんと共に、
よりよいシェルターにし譲渡に向けてできることを考えて、実行していくための
ヒントがいっぱい詰められている感じがしました。

ただし千葉県全体で見ると、まだまだなのかもしれません。



また、殺処分と安楽死は違ういうことも、今回知りました。

日本語のニューアンス的な問題もあるのでしょうが
殺処分は、処分・・・するために殺すという行動。
その動物が幸せに生きられる道があるかもしれないのに、その道が切られるということだと感じました。

鈴ちゃんは、元殺処分犬。
その動物が幸せに生きられる道があるかもしれないのに、その道が切られる寸前で
無理を頼んでなんとか引き出しに成功し、我が家にやってきたワンコです。

そして、鈴はとっても幸せに生きていると思います。
その姿は、私たち家族のこころも幸せにしています。

さらにアニマルセラビー活動では、多くの人を笑顔にして、鈴は社会貢献までしています。

鈴の殺処分が実行されなくて、本当に良かったと思います。


対して安楽死は、5つのフリーダムの環境を整えていたとしても、病気(精神的な病気も含む)などでそれが実現できず、その動物自身が生きることが辛すぎる状態の場合にのみ行われる行為。

例えば、毎日苦痛に悩まされいるのに、獣医療でそれを取り除くことができない状態だったり、攻撃性がひどく一生ケージから出してもらえず精神疾患で苦しんでいる状態など、動物が苦しい状態の場合にのみ行われるのが安楽死・・・。
という認識を持ちました。

殺処分と安楽死は異なるもの。
ただし、その線引きと判断の基準が難しいので、ごっちゃにされてしまうんだろうな・・と感じました。

また、動物福祉に対する行政の考え方も、かなり地域差があるみたいですね。

ただし、鈴ちゃんが殺処分ブースで収容されていた11年前に比べ
日本全体の行政の考え方も随分変化したと感じました。


千葉市の場合は、「殺処分ゼロが目標じゃなく、適正飼養100%が目標なんだ」と
前の動物保護指導センターの所長がおっしゃっていたことを思い出します。

市民のみんなが飼った動物を100%適正飼養したら、センターで収容される動物もほとんどいなくなり、必然的に殺処分はゼロになる…ということです。


動物愛護管理法の改正などもあり、一歩一歩いい方向に向かっていると感じます。

地域によっては、まだまだのところもあるんでしょうけれど・・・・。



最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。


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