日本農業新聞e農ネットに「[いのちを守れ] 「休憩なし」は危険 30分で心拍数高く 農村医学会が作業事故調査 (2013/8/5)」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
日本農村医学会は、2012年度に実施した農作業事故の対面調査の結果をまとめた。
また今回は、けがが起こりやすい環境下で農作業を実際に行い、心拍数の変化など体への負荷を分析。
休憩なしで長時間作業を続けると、事故の危険が高まることを、科学的な実証に基づいて指摘した。
265ページに上る報告書は農水省のホームページで公開し、農家に注意を促している。
調査は11年度から同学会を中心に実施している。
12年度は、18道県で起きた158の事故を対象に、本人や遺族に直接聞き取った。
事故に遭った年代は60代が最も多く25%、次いで50代(22%)、70代(21%)と主に中高年が占めた。
最年少は18歳だった。
12年度は草刈り中の事故を防ぐため、斜面での作業がどれだけ体に負荷をかけているかを探ろうと、30度の急傾斜地で草刈りをした時の心拍数の変化を調べた。
60代の男性が作業したところ、作業開始は1分間にほぼ正常の90以内だったが、30分後から作業開始時を上回り、37分後には滑って転倒、45分後は心臓の鼓動がさらに激しくなり、異常を示す130を記録した。
調査に協力したJA富山厚生連の大浦栄次健康管理担当審査役は「斜面での草刈りは、小まめに休憩を取ることが不可欠。危ないから気を付けろと言うだけではなく、実態に基づいた研究が必要だ」と指摘した。
農業資材の耐用年数を分かりやすく表示するよう「見える化」も提案した。
乾燥機にもみを搬入する際、クレーンにつり下げていたフレコンバッグのひもが切れ、作業していた50代の女性が下敷きになってけがを負った事例を紹介。
作業者がバッグの耐用年数を把握できず、事故につながった。
大浦審査役は「事故原因を本人の不注意としている限り、事故は決してなくならない。
事故を検証する研究機関を設立し、事故原因を科学的に解明する必要がある」と強調する。
というもの。
畦刈り、水田の雑草取り、身体に鞭打つ作業が続いているはず。
生産者の人たちは、くれぐれも注意してほしい。
内容は以下の通り
日本農村医学会は、2012年度に実施した農作業事故の対面調査の結果をまとめた。
また今回は、けがが起こりやすい環境下で農作業を実際に行い、心拍数の変化など体への負荷を分析。
休憩なしで長時間作業を続けると、事故の危険が高まることを、科学的な実証に基づいて指摘した。
265ページに上る報告書は農水省のホームページで公開し、農家に注意を促している。
調査は11年度から同学会を中心に実施している。
12年度は、18道県で起きた158の事故を対象に、本人や遺族に直接聞き取った。
事故に遭った年代は60代が最も多く25%、次いで50代(22%)、70代(21%)と主に中高年が占めた。
最年少は18歳だった。
12年度は草刈り中の事故を防ぐため、斜面での作業がどれだけ体に負荷をかけているかを探ろうと、30度の急傾斜地で草刈りをした時の心拍数の変化を調べた。
60代の男性が作業したところ、作業開始は1分間にほぼ正常の90以内だったが、30分後から作業開始時を上回り、37分後には滑って転倒、45分後は心臓の鼓動がさらに激しくなり、異常を示す130を記録した。
調査に協力したJA富山厚生連の大浦栄次健康管理担当審査役は「斜面での草刈りは、小まめに休憩を取ることが不可欠。危ないから気を付けろと言うだけではなく、実態に基づいた研究が必要だ」と指摘した。
農業資材の耐用年数を分かりやすく表示するよう「見える化」も提案した。
乾燥機にもみを搬入する際、クレーンにつり下げていたフレコンバッグのひもが切れ、作業していた50代の女性が下敷きになってけがを負った事例を紹介。
作業者がバッグの耐用年数を把握できず、事故につながった。
大浦審査役は「事故原因を本人の不注意としている限り、事故は決してなくならない。
事故を検証する研究機関を設立し、事故原因を科学的に解明する必要がある」と強調する。
というもの。
畦刈り、水田の雑草取り、身体に鞭打つ作業が続いているはず。
生産者の人たちは、くれぐれも注意してほしい。