今回の北海道の目的は2つ。
1つは、自分が勤めていた財団の50周年の祝賀会への出席。
財団を辞めてから、1度も会っていない先輩も多い事から、本当に久しぶりの再会である。
もう1つは、北海道の巨大農協をも飛び越える、北海道最強ブランドと組織を作るため。
農協改革が始まり、TPPも動き出す。
そうなると、一番ダメージを受けるのは、消費者に知られるようになってから、まだ日の浅い北海道。
売れていると言っても、グレードの高い消費者を獲得出来ず、売り場だけが増え、価格に苦しみ始めた「ゆめびりか」と、安定感だけが売りの「ななつぼし」。
計画の甘さから、5年経っても、10年経っても、強いブランド米には成れていない。
こんな状態には限界がある。
よって、計画通りにいかなかった北海道米プロジェクトを、完全修正しなければ成らなくなった。
そこで、産地は何を考えているのか、どう行動したいかを、確認するためである。