羽田空港はどしゃ降りだったのに、千歳空港は、気持ち良い晴れ。
今日から北海道。
ピンネ・たきかわ・新すながわの3農協をら、いっきにまわって打ち合わせをする予定。
圃場視察は時間の無駄なので、今回は省略。
普通だったら、こんな稲刈り時期に農協に行く事はない。
当たり前の事として、迷惑なだけだからだ。
それでも来ているのは、「北海道プロジェクト」の存続問題があるからである。
北海道は出来に関係なく、今年中に失速してしまうだろう。
販売としては何とか成るだろうから、販売量だけなら、問題ではないと言える。
しかし北海道は、量ばかりに頼るのであれば、ブランド化をする前と、なにも変わっていない。
名前が全国区に成っただけである。
実力は、「ゆめぴりか」のクレームが多くなっている事から、誰しもが想像できるだろう。
こんな出来損ないのブランド計画のままで、生き残れる時代は既に無い。
生き残りたいのであれば、最低でも「つや姫」と同じポジションに
いなければならない。
スタート時点では、「ゆめぴりか」の方が強かったのに、あっという間に「つや姫」に追い越されてしまった。
敗因は、ホクレンの計画の甘さ。
そして、生産者の自惚れ。
ただそれだけである。
だから自分としては、完全に失速が始まってしまう前に、もう一度、計画変更が出来るのかを確認したいのだ。
その結果、失速を止められないとなれば、北海道の将来がみえないことから、自分が作った北海道プロジェクトは終演となる。
そして、北海道のポジションを欲しがっている他の産地に、このポジションに着いて貰う準備に入る。
北海道の天気は良い。
だからこそ、気が重い。