こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

生き残る可能性

2016年11月16日 17時44分01秒 | Weblog


14時から、山形県農業総合研究センターの訪問があった。
 
研究センターの訪問となれば、もう内容は理解できているだろう。
30年デビューの「山形112号」についてである。
 
この品種は、今までの山形県の品種とは特徴が異なり、強い個性を持っている。
個性だけで言えば、29年デビューの「新之助」を、はるかに超える。
 
「つや姫」の特徴とは、かなり違うと自分は思っている。
弾力が魅力の「はえぬき」とも違う。
品質と食味は「山形95号」よりも上で、良いと思う。
 
どこかの品種と似ているのかと言うと、似ている品種は無いような気がする。
たぶんオンリーワン品種。
 
オンリーワンだから、シッカリとしたブランド化計画が必要だと思う。
消費者に対して、品種が持っている個性の伝え方が、とっても大切となるだろう。
当然、売り場に置いて、黙って売れる品種ではないと思える。
 
食の多様化。
好みの多様化。
時代の変化。
 
それらを産地が理解しているのであれば。
ターゲットを絞り込むことが出来れば。
 
生き残れる可能性はあると思うのだが・・・
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町長さんが訪問

2016年11月16日 17時23分58秒 | Weblog


北海道樺戸郡の生産者と話している時に、見覚えがある人が訪ねてきた。
なんと、北海道北竜町の町長さん。
 
しばらく会っていなかったが、直ぐに解った。
 
しかし、何ともバツが悪い。
なぜなら、「北竜おぼろづき」は、昨晩の「和穀の会」との産地整理の中で、対照品種となってしまっていたからだ。
 
まだまだ決定ではない。
なので、覆すことは出来ると思う。
でも、それについて、自分は協力することができない。
ただ見守るだけ。
結果を待つだけである。
 
「北竜おぼろづき」の生死は、産地とホクレンが、「和穀の会」を納得させることが出来るか、出来ないかで決まる。
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辛い

2016年11月16日 17時08分57秒 | Weblog


アポイントが無いまま、北海道樺戸郡から生産者が訪ねてきた。
名前は知っている生産者である。
頑張っているもの知っている。
 
しかし、農協とは道を断っている。
自分で販路を見つけて、道内で販売している。
 
お米を試食してほしいというので、試食はする。
当然、分け隔てなく評価もする。
 
でも、JAと一緒になって、地域をみんなで活性化してという、自分の考え方とは異なる。
なので、今のままでは助けてあげられない。
助けてしまったら、今までの考え方と矛盾してしまう。
 
残念だが、1匹オオカミで出来る時代ではない。
ましてや、失速が見えている北海道である。
当たり前の考え方や、計画など、全く使い物にならないだろう。
話していると、内地の情報すら入っていないようだ。
 
これでは、色々なところで空ぶっているだろう。
その分、焦りも出てきているのではないだろうか。
 
将来がある生産者なのだ。
助け舟を出すことは出来ないのだろうか。
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復活させます

2016年11月16日 11時44分25秒 | Weblog


お客様からの、「復活のご要望」にお応えして、1997年4月17日から2006年9月14日まで、日本テレビ系列で放送されていた読売テレビ、ハウフルス制作の料理バラエティ番組「どっちの料理ショー」の、「和朝食VS洋朝食」で使用され大反響となった、スズノブの独自精米精米方法「極うまみ精米」を復活させることにいたしました。
 
このスズノブの独自精米「極うまみ精米」は、産地・品種・栽培方法・管理方法から、お米ごとの特徴や違いを把握する事によって、お米ごとに精米レベルを微妙に変えて精米し、産地や品種の特徴を最大限に引き出す精米です。
HPでお米をお求めの際に、ご希望がございましたらお選びください。
ただし、HPの作り変えなどが必要となりますので、全てのお米で買えるようになるのは、月末頃となります。
ご了承ください。
 
このスズノブの独自精米「極うまみ精米」は、品種ごとの特徴が判りやすくなりますし、炊き上がりや食感に違いが出ます。
ただ、1袋作るのに時間がかかってしまう事から、1品種2kg袋でのご購入となります。
精米のみで使用できる技術のため、分搗米には対応しておりません。
 
新品種が増えていること、米粒が大粒化していること、精米機も変更されていること等から、残念ながら、100%以前のままにはできません。
よって、復活させるに当たり、一部の技術を変更いたしました。
 
王道は変わらず、新しく生まれ変わった、スズノブの独自精米「極うまみ精米」を、お楽しみください。
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産地整理の結論

2016年11月16日 11時10分20秒 | Weblog


何度も何度も。
くどいくらいに何度も。
「産地の整理をする」と、投稿していた。
なので、これについては、誰もが承知のことだろうと思う。
 
そして、ついに昨晩。
自分のSPRでブランド化を進めている産地の取引について、仕入れ・管理・販売をしくれている「和穀の会」と、最終的な「産地整理」についての話し合いをしていた。
 
結論から言えば。
・自分だけが販売しているようなブランド米については、和穀の会の負担増になる上に、契約数が少ないために品質が上がらないという現実があることから、大幅に激少させる
・1地域同品種で、栽培だけが違うだけというブランドについては、将来性がある方に集約する
・県が違うだけの同品種については、実力がある方に集約する
・販売努力をしていない地域やブランド米については、29年度までに整理をする
・整理は、全ての取引米が対象となる
・整理の判断は、産地側の今迄の努力など、総合的に判断する
・必要が無いブランド米の売り込みについては、負担が増すばかりなので、拒否をする
・契約産地と契約数量を減らすことを進めていることから、新規ブランド米の取引については、完全凍結をする
・お米屋にとって必要となる低価格・高品質米については、随時考慮していく
など、多岐にわたっている。
 
産地からすると、30年問題で頭を痛めている時に、ダブルパンチである。
しかし、これについては、何度も発信をかけていた。
1年以上にわたって、対応するようにお願いもしていた。
整理対象にならないようにと、方法も教えていた。
 
なので、今回の決断について、意義が出ることは無いと思う。
それに、いまさら泣き付かれても、どうにもならない。
結論は出てしまった。
 
とりあえず、自分がかかわっていたブランドや品種で、整理対象となっているのは以下のとおり。
(消滅・減少・見直しなどがあるが、確定ではない)
・佐賀県・逢地ヒノヒカリ
・佐賀県・逢地夢しずく
・佐賀県・逢地さがびより
・佐賀県・天使の詩
・佐賀県・将躍コシヒカリ
・高知県・白雲の彼方 土佐天空の郷
・石川県・えちゃけなコシヒカリ
・鳥取県・十七夜物語コシヒカリ
・兵庫県・かぐや姫
・新潟県・世界農業遺産(GIAHS)佐渡の郷コシヒカリ
・新潟県・朱鷺と暮らす郷コシヒカリ8割減
・宮城県・東北194号いくよちゃん
・北海道・ピンネきらら397
・北海道・北竜おぼろづき
・北海道・函館ふっくりんこ
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