昨日14:00-20:30まで、JA秋田おばこと「ゆめおばこ」のブランド化についての話し合いをしていた。
始めに、今年の実績と計画とのズレについて、想像できる問題点を引っ張り出した。
今迄ブランド化を考えていなかったことから、基本的なデータが一切無い。
いきなり28年産で計画を立て、初めてブランド米として栽培した「ゆめおばこ」について、強引に問題点を探し出す。
無理は承知しているが、それでもなんとなく問題点が見えた。
でも、それが正しいかどうかは、経験値などでは判断できない。
やはり、シッカリとしたデータ分析が必要である。
データ分析が出来ていれば、その年の出来の良し悪しが明確になる。
計画が合っているか合っていないかも判断できる。
それが判れば、ブランド化は無理なく進んでいくことが出来る。
変更も修正も、簡単なことである。
次に話し合ったのが、「ゆめおばこ」のリーフレット。
情報量が足りず、何処にでもあるリーフレットと同じ。
これでは、誰ももらってくれないし、読んでもらえない。
・産地情報
・栽培環境
・ブランドの考え方
・栽培技術
・差別化
・品質
・流通
・PR
などを入れ込まなければならないのだが、限られたページ数の中に、全てを入れるのは不可能。
では、リーフレットには、どれを、どこまで入れるのか。
入らなかった内容は、どういう方法で伝えるのか。
SNSで伝えるのか。
HPで伝えるのか。
新しくリーフレットを作るのか。
などを考えなければならなかった。
さらに「拡大・発展・進歩」についても考えなければならない。
・拡大させる規模は何処までか
・いつまでに実行するのか
・拡大による効果は
・1+1を2で止めないようにするには
・JA+地域に発展できるか
・地域の歯車を回せるか
なども、限界が過ぎている農業では、考えなければならない。
実は、これ以外にも、膨大な話をしている。
だから6時間を超えてしまったのだ。
高齢化している産地ばかりの中では、個人ブランドの限界は、既に見えている。
人を呼ぶことが出来る、地域として誇れるものは有るのか。
無ければ、地域は衰退していくだけ。
衰退した地域では、農業は継続できなくなる。
自分たちの地域を、廃村・廃市にしたくないのであれば、何をするべきなのか。
シッカリ考えれば、自然と答えは見えてくる。