今年の異常気象によって、農作物に甚大な被害が各地で出てしまっている。
大きな産地はニュース等に取り上げられる事もあるが、小さな産地だと、どんなに被害が出ていても、取り上げられる事は、まず無い。
その中、某産地から、「天候不順、豪雨、台風と続き、お米の量が無い上に、品質も期待出来ません。
それでも生産者の生活のためには、少しでも高い価格で販売しなければなりません。
いくら天候が悪かったからという理由があるにしても、品質が期待出来ないお米を、そのまま消費者に販売しても、理解してもらえるとは思われないのです。
そこで考えたのが、2~3つのお米をブレンドする事で、食味と品質を上げる事が出来ないかという事です。
もしもこれが可能だとしたら、新しい地域のお米として、販売したいと考えているのです。
ですが、こんな事ははたして可能な事なのでしょうか。
昔はブレンド米ばかりだったと聞いた事がありましたので、藁おもすがる思いで、ご連絡を致しました」というメールが届いていた。
各産地で、稲刈りが本格的に始まるが、今年は苦しい年になると考えられる。
なので、こういう考え方も、産地としては、有り得るだろう。
しかし、品質が上がらないお米を使って、品質や食味を上げようとする場合、自分としては、ブランドする相手は、他産地を使いたい。
しかし今回は、同じ産地のお米でのブレンド米なのだ。
こうなると、実際にブレンドして、1回1回食べて作って行くしかない。
結果、どうしても時間がかかってしまう。
なのだが、今回は、その時間すら無い。
自分がブランド戦略をしている産地なら、バックデータから比率を見つける事ができるが、今回は初めての産地なので、自分のデータが、1つの参考にしかならない。
自分としても不安であるが、こういう時の為に、本来自分はいるので、全面的に協力する事を約束した。