二度と、こういう場を作る事は出来ないだろうと言い切れる、各産地の差別化ブランド米について説明出来る、最後の産地説明会に出るために、四ッ谷に向かっている。
県が管理している大ブランド米等なら、幕張メッセ等の巨大施設に、全国の産地が一同に集まり、大まかな説明をする事は、これからも出来るだろう。
しかし、小さな産地ブランド米は、そういう場に行って説明する事は出来ない。
そういう、頑張っていながらも、表に出るチャンスを与えてもらえない小さな産地に、説明する場を与え、少しでも多くの米屋で扱ってもらい、産地の取り組みを消費者まで届いてもらうための、説明会が、毎年、この時期に開催されていた。
だが、その説明会も、今日が最後。
今日の説明会が始まると共に、巨大な山が崩れ落ち始まり、想像していなかった、最悪の時代に突入する。
巨大な山は「迷惑をかけないようにする」と言っているし、自分も新システムを作ろとしているが、実現出来る可能性は、まだまだ低い。