昨日午後、島の香り隠岐藻塩米ブランドについて、前半は、部会役員及び関係機関と協議し、後半は、藻塩米生産者も加わり、更に協議をしていた。
島の香り隠岐藻塩米ブランド戦略は順調に進んでいて、「コシヒカリ」の食味と品質については、代表産地を脅かすレベルにまで成長している。
「きぬむすめ」も、隠岐の島らしい特徴が出て、差別化販売が出来るレベルになってきたし。
このまま戦略を続けられていたら、新しいブランド米として確立しただろう。
しかし、巨大な山が崩れ落ちた事で、事態は急変してしまった。
なので、急遽、島の香り隠岐藻塩米ブランド戦略の修正をしなければならなくなり、のべ10時間にわたる協議となったのだ。
石見銀山・隠岐・島根おおちのアドバイザーである自分が、隠岐に対して、初めて言った言葉は、「今まで付けていた手かせ足かせを外し、島の香り隠岐藻塩米ブランドの鍵を開ける」である。
これにより
新流通の開拓。
「コシヒカリ」「きぬむすめ」の栽培比率の変更。
流通側の要望に合わせた栽培。
白米流通の開拓。
ふるさと納税での販売。
6次産業への取り組み。
等が可能になる。
当然、ブランド基準の大幅な修正は必要になってしまうし、SPRブランドシートについても、かなりの修正と追加が必要になってしまうが、島の香り隠岐藻塩米ブランドを維持していくためには、今のタイミングを逃したくない。
期限は、最長でも年内一杯。
年を越えたら、ブランド戦略は、多分失敗してしまうだろう。
時間は限りなく無い。
それが判っていながらの挑戦になる。
不安だらけであるが、どうしても実行してもらうしかない。