昨日午後、崩れ落ちる事が決まった巨大な山経由で、全国の差別化・こだわり米を販売する米屋に、「特別栽培米 田舎館村 晴天の霹靂」と「特別栽培米 田舎館村 あさゆき」を届けていた、青森県田舎館村の「稲華会」と、今後について話し合っていた。
稲華会は、JA全農青森や地域JAとは距離を置き、独自で販売をしていたのだが、何時までもそのままでいると、後継者も増えないし、地域との仲もよくない事から、「晴天の霹靂」と「あさゆき」の栽培を期に、JAとの関係を修復していた。
なのだが、巨大な山が崩れ落ちる事から、大きく状況が変わり、このままだお米を流通させる事が出来なくなるかもしれないのだ。
「晴天の霹靂」は県庁と全農が管理している事から、昔の個人販売・個人流通に戻すと、扱えない可能性が高い。
しかし、全農が管理している「晴天の霹靂」には、農薬と化学肥料を半部以下の使用に押さえた「特別栽培米」は含まれていない。
つまり、このままだと、消費者が求めている、安心・安全に答えられる「特別栽培米」の「晴天の霹靂」は、流通出来ないという事。
ブランド米というのなら、「特別栽培米」があるのが当たり前というか、ブランド米と言うための最低基準が「特別栽培米」だと思う。
やっと消費者に評価され始めた「晴天の霹靂」。
安心・安全なお米にこだわる消費者を、満足させられるか。
それとも、冷酷に切り捨てるのか。
青森県のブランド戦略が、試されている。