■広瀬川灯ろう流し(2015.8.20)
■広瀬川灯ろう流し(2006.8.20)
8月20日、広瀬川河岸(宮沢橋・広瀬橋)ふれいあい広場で、光と水のコンサートの夕べ『第26回広瀬川灯ろう流し』が開催されました。
主催者側の発表によると来場者が約43000人ということで、広瀬川河川敷は沢山のお客様で賑わっていました。
当日、午後3時から午後7時過ぎまで第一部から第三部と光と水のコンサートが開催され、午後6時には琉灯式の読経が行われ、午後7時45分頃から灯籠流しのメイイベントの花火が打ち上げられ、夏の夜空に大輪の花を咲かせていました。
故人を偲ぶ灯ろう流しは、昔昔、飢餓で亡くなるなど非業の死を遂げて人々を供養するため、広瀬橋のたもとにお寺を開基し、灯ろう流しを始めたと伝えられていて、以来、盂蘭盆7月16日に”川施餓鬼”を修行する慣例に従い、毎年灯ろう流しが続けられてきたという歴史がありました。途中、一時中断され、復活を繰り返しながら現在に至っている灯ろう流しは、今では夏祭りの大きな行事として注目されているようでした。
お客様も年々多くなってきている広瀬川の灯ろう流しですが、今年の肝心の花火大会は、例年よりも打ち上げ花火の本数が少なかったのではと思いました。 毎年、広瀬川にいっぱいに繰り広げられていたナイアガラの滝は、今年、打ち上げ場所が変わったためか行われず、少々、期待はずれの花火大会になりました。 クライマックスの打ち上げ花火も何となく迫力のないものに感じましたが、それでもお客様の来場者数は例年よりも多くお出でになり、夏の夜のまつりを楽しんでいました。
パソコンに保存していたデータの中に、2006年8月20日の広瀬川灯ろう流しの写真を見つけました。 当時は、宮沢橋の上流に広大な中洲がありました。中洲の影響なのか水の流れにも変化があり、灯ろうの流れも蛇行するなど絵になる構図で何とも風情あるものでした。
来年は、広瀬川灯ろう流しをこよなく愛する協賛者が多くなり、更に豪華な打ち上げ花火とナイアガラの滝の復活を期待したいと思いました。