nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

湊かなえ 花の鎖

2013-10-05 11:20:59 | 本・雑誌・ドラマ
図書館で借りた Nのために と 境遇 を先に読んだので、後回しになっていた 花の鎖 を読み終えました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
両親を亡くし仕事も失った矢先に、祖母がガンで入院した梨花。
職場結婚したが子供ができず悩む美雪。
水彩画の講師をしつつ和菓子屋でバイトする紗月。
花の記憶が3人の女性を繋いだ時、見えてくる衝撃の事実。
そして彼女たちの人生に影を落とす謎の男「K」の正体とは。
驚きのラストが胸を打つ、感動の傑作ミステリ。

梨花、美雪、紗月、3人の女性の物語が、交差するように語られていきます。
アカシア商店街の老舗和菓子屋梅香堂と、山本生花店と、有名な画家香西路夫が、3人の共通のモチーフ。
それぞれがKを巡る運命に翻弄され、過酷な人生を生きていきます。
登場人物が多く(Nのためにと同様、登場人物がKばかり)
誰が誰と絡んでいるのかごっちゃになって、行きつ戻りつしてしまいましたが
途中繋がりの予感が生まれてからは、一気に読めました。
湊作品らしい恨みの物語ではありますが、いつものブラックな暗さはなく
組み立てが巧みでふくらみがあって、珍しく登場人物が明るく前向きで
時折涙をにじませながら、楽しく読むことが出来ました。
読み終えて振り返ると、あちこちに伏線があったことに気づき、何度も読み返してみたくなりました。
そしてそのまま、9月に撮っておいたテレビドラマの録画を観ました。
ドラマもうまくできていたけれど、2時間ではあの深さは表現しきれなかったようで
原作の秀逸さを改めて感じました。

【送料無料】花の鎖 [ 湊かなえ ]

【送料無料】花の鎖 [ 湊かなえ ]価格:620円(税込、送料込)




 ランキングに参加しています
足跡代わりにクリックしていって頂けると嬉しいです

にほんブログ村 主婦日記ブログへ

人気@BlogRanking

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする