nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

嘘つき女さくらちゃんの告白

2017-03-07 21:30:03 | 本・雑誌・ドラマ
青木祐子さんの 嘘つき女さくらちゃんの告白 を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
盗作疑惑が持ち上がる中、美人イラストレーターsacraが失踪した。
彼女の幼馴染みでライターの朝倉は、クラスメイトや恩人、恋人など
sacraに関わってきた人々にインタビューすることで彼女の真実に迫ろうと考える。
盗作、経歴詐称、結婚詐欺など、息をするように繰り返した嘘の果てに姿を消したsacraは今、どこで何をしているのか。
そして、彼女が本当に欲しかったものとはー?

先日読んだ 愚行録 同様、すべてがインタビュー形式の騙りで成り立っているストーリー。
ひと月も置かないうちに、同じような小説を立て続けに読んでしまったわけだけど、この形式の小説って流行っているのかな~?
確かにこれだとネタを小出しにできるし、隠したいことは隠しておけるし
オブラートに包もうが、嘘で塗り固めようが、話は進んでいくので
読者を欺いたり伏線を張るには、都合のよい書き方かもしれませんね。

しかし主人公のさくらの言動は、単なる嘘つきではなく
口から出た瞬間に、単なる出まかせが本人の中で真実になってしまうという、異常性を持ち合わせた女。
性格が悪いというより、思考回路がねじ曲がっているとしか言いようがなく
それでいてめちゃくちゃ美人だということで、世間が次から次に都合よく騙されていき
被害者が逆に加害者のように扱われるという、落としどころのない話の繰り返しに、読んでいてもイライラがMAX!
とにかくどんな形で終わるのか、ひたすらそれを求めて、気分の悪さを我慢しながら読んでしまうのですが
最後までさくらちゃんは偉大でした、ここまでくればあっぱれ!

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