nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

林民夫 糸

2020-05-26 21:06:30 | 本・雑誌・ドラマ
中島みゆきの名曲  をモチーフに制作された映画の、原作という形で書かれた物語。
映画は4月に公開予定で、観に行きたいと思っていたのですが
コロナの状況下で延期となったため、その間にまず原作を読んでみました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
北海道で生まれ育った高橋漣は、花火大会で出会った園田葵に一目惚れ。
彼女が義父から虐待されていることを知るが、まだ中学生の漣には何もできなかった。
それから八年。
漣は地元のチーズ工房で働き、葵は東京にいた。
遠い空の下、互いを思いながらも、すれ違いと別れを繰り返す二人。
それぞれの人生を歩んできた男女が、再び巡り逢うまでの物語。

重たくなりがちなテ―マのストーリーですが、要所要所、実に端的に描かれていて、意外にサクサクと読めます。
読みながらずっと耳元で糸が流れ続け、読み進むにつれ、次第にその速度が増していく感じ。
そして、ラストに近付くにつれ、涙が溢れるのを止めることができませんでした。
これは映画を観たら、絶対に号泣すると思います。
劇場で観られる状況になったら、大きなタオルをもって行ってこようと思います。

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